11月16日、孫娘、さっちゃんちゃのピアノ発表会が終わった翌週のこと。
高校の同学年のミニ同窓会がありました。
この同窓会が開かれたきっかけは、私の高校時代の親友 Iさんが、昨年の今頃、突然亡くなられ事によるものです。
葬儀後、会場に隣接する懐石料理屋で、式に参列した友人達が、彼女を偲びながら昼食を共にしました。
Iさんは、先日、記事に綴った大学時代の親友同様、開業医の奥様でいらっしゃいました。
同窓会でお目にかかると、いつも変わらずの美しさ。
その場に花が咲いたようで、オーラが、とても感じられる人でした。
同窓会場では、私達は肩を並べて、離れられない間柄。
そして、一歩身を引いて、その盛り上がりを眺めているようなところがありました。
話し方の口調、おっとりした振る舞いは共に高校時代と変わらず、似た者同士。
60代前半のころの写真です。
ですから彼女の突然の訃報は、青天の霹靂といった出来事で、信じられず、茫然としてしまった私です。
その悲報から、一年が経過しました。
このたび開かれた同窓会に、彼女がいない寂しさは、私は、たとえようがないほどでした。
それにしては、会の盛り上がりは大層なもので、みんなの心が、社会のしがらみから解き放たれ、学生時代に戻ったかのよう。
世話役の方の挨拶が、彼女を偲ぶ言葉で始まったのはむろんですが。
同窓会には、ほかの集いにはない、独特の雰囲気がありますね。
皆様の会も、そうでいらっしゃいますか?
私の隣席の男性が、
「僕たちの学校は、優秀な人が多かった上に、何かでしっかりと守られた温室の世界だったな~」
と思い出を振り返り、語っていました。
私は小学校からのエスカレーター組でしたから、優秀ではありませんでしたけれどね。(笑)
先輩にあたる旦那さまに、「内部生は眼中になかった」などと大変失礼なことを言われた事があります。
その時は、彼の人格を疑いましたよ。(笑)
内部生にも、数は少ないものの、優秀な人はいましたのに。
確かに、我が母校は進学校ながら、生徒の自主性が重んじられた、実に伸び伸びした校風でした。
私がよくお訪ねするブロガーさんに、エスカレター組の私と違い、高校からの狭き門を突破して入学された後輩がいらっしゃいます。
愛読していた記事による偶然の出逢いでしたが、、人格麗しく敬愛して止まないブロガーさんでしたから、嬉しさがひとしおでした。
Bさんも、私たちの母校は温室だったと思われているのかしら?
さてその同窓会が盛り上がってきた頃、各自が立って、近況を報告することに。
男性陣は、社会で活躍後、第一線を引退した方がほとんどです。
中には、まだ現役で、バリバリ働いていらっしゃる人も。
そのお一人の方の元気溌剌とした言動に、私はびっくり。
夫と同様の病を患われ、人工肛門の暮らしをなさっているのです。
手のしびれや、人工肛門のパウチ取り換えのわずらわしさをジョークを交え、明るい口調で話されます。
しかしながら、まだ現役の設計士さん。
かの有名なリゾートホテル群の建築に携われているようでした。
次回の同窓会は、伊豆のそのホテルで格安の料金で、との案も出ましたが、さてどうなることでしょう。
私が一番苦手とする人前での近況報告の番が、自分に回ってきました。
ところが、自分でわが身の弁舌に驚くほど、上がらず手短に堂々と話ができ、これも年齢の貫録かしら、と思いました。
でも私は、他の女性に比べると、おとなしめの楚々とした奥さんに見えたのでは???
17名の出席者のうち、女性はたったの4名のみでしたが、他の方は、その場に慣れた雰囲気で、皆さん威風堂々としていらっしゃり、
ノリのいい男性の方々に負けていません。
話題も豊富、会話も巧みで、感心してしまいました。
みなさん、貫禄はあっても、実にチャーミングで心豊なお人柄です。
私は、今更そのノリについていこうと頑張るよりも、自分のカラーを大切に、と思うことにしました。
亡くなられたIさんがいらっしゃれば、似た者同士で私達は寄り添い、同窓会をもっともっと愉しめたかもしれませんけれど。
中高の学窓を巣立ち、大学で学んだ方々がほとんどでしょうが、その後の長い人生は、いずれの方々も、山あり谷ありで、いらしたことでしょう。
人生最終章に差し掛かった同窓会ともなると、もろもろの深い思いが交錯して、若い頃のお付き合いとは違い、深く理解しあえるものかもしれません。
いつか、同窓生ならのフランクさで、もっともっと来し方と行く末への思いをしみじみ語り合ってみたいものです。
しばらくお休みして更新したなら、一週間の連続投稿を心がけるつもりでした。
ところが、昨日は朝早くから植木屋さんが入り、午後からは来客予定で、ブログを落ち着いて綴る気分になれませんでした。
ブログ村も、データベースサーバーの新設作業を行うため、一部機能を停止されるとのことでしたので、私も倣って、お休みを取ってしまいました。
お庭はすっきり!ロス在住時代、大変お世話になった夫の同僚の方々が午後から見え、懐かしさがこみ上げ、本当に嬉しいひと時でした。
一番親しかったNさんが、私の事をロス時代と全く変わらない、と幾度も驚いたようにおっしゃり、喜ぶべきかどうか、戸惑いました。(笑)
30代の時と変わらない、のお言葉をどう解釈すればいいのでしょう。
その時から、まるで成長していないのかしら。
言葉通りに理解すると、とても若い、ということのようでした。
素直に、その言葉を受け取って、喜ぶことに致します。
そういえば、同窓会でも、同様のことを言われました。
やはり雰囲気が変わらない、という意味で、成長していないっていうことかも。
そうだとしても、嬉しい言葉でしたので、臆面もなく、ブログで披露してしまいます。
ご覧下さいまして有難うございました。
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