一昨日の朝、旦那さまから電話で、退院日の連絡がありました。
半月ほどの退院期間が途中でありましたが、ほぼ四か月に及ぶ入院生活を送ってきた旦那さま。
いよいよの退院とあって、心なしかYさんの声が弾んでいるように、私には感じられました。
これまでの苦労を思い起こし感無量ですが、これが全快間近の退院であれが、どんなに嬉しい事でしょう。
実際は今回の退院も、前回と同様、自宅療養生活であることに変わりありません。
何よりも気がかりなのは、化膿した腹腔の膿抽出のために取り付けられたチューブが未だに取り外されていないこと。
退院の際も、身に携帯したまま、自宅に戻らないといけません。
主治医のK先生のお話しによると、保険のようなもので、慎重を期しての対応との事。
退院後、最初の受診日には取り外せるでしょう、と夫には話されたようです。
人工肛門のストマー袋も付けたままですし。
喜ばしくないお土産持参の帰宅と言えば、よいのかしら。(笑)
笑っている場合ではありませんね~
その処置を今後は、看護師に替わって私がすべて行うことになるのですから。
昨日は自宅でシャワーを浴びる際の前後における、そのチューブの取扱いと処置について指導も受けました。
ノートにしっかりメモしましたが、一回のみの説明で、老化著しい私の頭が呑み込めたのかしら。
何だか不安で自信もありません。
けれど、旦那様は、記憶力抜群の人。
人工肛門のストマー袋の取り付け同様、戸惑った際は、Yさんの指示に従えば、何とかなるでしょう。
食事にも気を配らないといけません。
けれどこの点は、いつも通りの食事で構わないようにも。
私は、特別気を遣って調理しているわけではありませんでしたが、
これまで、診察時の採血結果報告の際、いつも栄養の数値がすこぶるいいらしく、諸先生方がとても褒めて下さいました。。
主婦としては勲章を授与されたような嬉しさで、その後の励みにもなっています。
でもやはり、今後のことを色々考えますと、不安が尽きない私です。
夫の体力が順調に回復しませんと、がん摘出の手術ができませんし、万一無理して手術に臨むと、また前回のようにいろんな問題が生じかねないようです。
旦那さまの自宅療養における、私の責任が重大、といった感じ。
更に肝臓の今後の治療をどうすればよいのでしょう。
C型肝炎の治療は、いつから始めればよいのかしら。
眼の治療もありました。
満身創痍の旦那さまですね~
けれど、日頃、愚痴一つ語らず、いつも淡々と冷静に過ごしているYさん。
そのような悲壮感は全く感じられず、敬服の至りです。
私には、とても真似ができそうにありません。
このように、私達には決めかねる問題が色々あり、戸惑うことがばかりですが・・・・・・
今のところ、旦那様と相談の上、病院は一つに絞る予定でいます。
先生にご相談した上で最終的な結論を出すことになるでしょう。
病を敵にたとえるなら、私は頼りない援護射撃手の心境ですが、やむを得ずながら、付き合わなければならない友と思えば、多少は気が楽になります。
焦らず、仲良く病と付き合いながら、旦那様には療養と治療に専念してもらわなくては。
人工肛門のストマーも最初ほどは嫌ではなく、多少可愛く見えてきたかしら・・・・・・
正に季節も私達の人生も、真冬の時代の中にありますが、冬来たりなば春遠からじですものね~
春の曙が、医師の話からも窺えてくるこの頃。
本格的な春到来の頃には、旦那さまが入院前の元気を取り戻してくれているに違いありません。
そう信じ、草木が萌えいずる春を、例年以上に待ち遠しく感じている私です。
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