か ら け ん


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ウソはしきりと絶叫する 47

2018年10月20日 | 韓国

Ⅱ. 韓国現代史における金星社教科書叙述分析

『独立60年の’事実主義’と’教科書をまともに書くこと’運動』時代精神[2005春]通巻28号

韓国近代史叙述において歪曲であるとか誤謬であるとかいう部分は大きく言って4ヶ所だ。最初に建国過程、次に6.25戦争、三番目は朴正煕時代、最後に経済開発に関する部分だ。

最初に建国過程の正統性を大韓民国よりは北朝鮮においていること。

二番目には6.25戦争を’小さい戦争論’の必然的帰結と描写していること。

三番目に李承晩/朴正煕独裁に対する否定的叙述と金日成/金正日独裁に対する中立的叙述が対照的。

四番目には韓国の経済開発に対する否定的叙述と北朝鮮経済の発展の遅れについて好意的叙述が顕著であること。

 

上記の内容を要約すると、次のとおりである。建国過程で大韓民国は親日派を洗いざらい摘発することができないでいた反面、北朝鮮は徹底的に親日派を摘発した。そのことを通して正統性の確立をしたのである。二番目の6.25戦争に関しては、南北間の小さな戦争が6.25という大きな戦争にエスカレートしたに過ぎない。三番目の李承晩と朴正煕の独裁はただ長期執権と’権力への意思’を不問にした独裁であった反面、金日成の独裁は’社会主義建設’のための独裁として大衆の支持を得ていた独裁だ。最後に韓国の経済成長はその成果にもかかわらず対外依存度の増大、財閥などの独占資本の産出など世界経済至上類例を見ない不作用を招いたとするなら、北の経済失敗は社会主義の失敗であるとか計画経済の失敗であるのではなくかどなぐんじひのぞうだいにある。

とくに韓国の’セマウル運動’と北の’チョンリマ運動’’に対する評価は。韓国を言うときには卑下したような記述である反面、北に対しては好意的であり肯定的な評価が圧巻である。’民族伝統性の欠如’’反企業主義’’反米’が韓国近代史の主流をなしているとする一方で、北に対する記述においては’社会主義国家建設’という、いわば’内在的接近’が顕著である。成功した国家であると評価を受ける韓国の政治指導者に対しては否定的評価で一貫しつつも、’失敗国家’という評価を受ける北の指導者に対しては温情的であるという事実も印象的だ。    ©からけん

 

次回用メモ  Ⅲ. 한국현대사의 미완성から  박효종 서울대 교수   【 서울대 교수들의 견해 】 


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