か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

ソウル発緊急電  「法不阿貴」 (법불아귀)

2019年10月05日 | 韓国

法不阿貴とは韓国ではどんなバカでも知っている四字熟語だ。「掟」(おきて)というものは銭の誘惑に負けてはならないという意味。

しかし、ここでは最末端の警察官ですら銭次第でどうにでもなる。

 韓国は今、チョグク支持デモがあふれている。朴槿恵の二の舞ではない。

 

クルマを例に、

韓国では、チカッとパッシングをするとそれは、俺が先に行くからお前は動くなという意味で、日本のどうぞお先にという意味とは反対だ。

だから勝つか負けるかの運転をしているので一旦停止の標識などだれも意に介することはない。

当然ぼくも一旦停止などしたことがない。クルマはすべて狼だ。クルマだけを見て運転しないとこの社会では存在できない。

 

そんな中、

日本人ドライバーはいいカモだ。クルマを見れば日本人と分かる。高級車できれいだ。一旦停止の標識の影にKの警官が。

切符を切られても外国だからなかなかシステムが分からない。面倒は嫌だ。

捕まったら仕方がない。免許と同時に5万ウォン札を出す。すぐ免許は返る。切符は切られず警官は笑顔だ。ソウルの常識だ。(今はすこし少なくなった)

 

賄賂はこの社会では潤滑油なのだ。ただし、そんな潤滑油が必要な社会はけっして先進国ではない。

 

ひるがえって日本、

関電のわいろ還流事件は日本を道徳後進国に貶めた。どこの原発もやってるとかいうな。どこでもやったら正当なことになるか。ばか。

ただ、Kの国はJの国と違いそれがすべてなのだ。みんな何らかのコネ(この国ではBACK という)を頼りに生きているから、政権が変わるということは自分の利権のすべてを失うことだ。

 

賢明な方はお分かりのように、新たに政権に復権する側にまつろう者たちは、BACKの復活だ。だから100万200万のデモは当たり前だ。日本では生活が懸かっていない人がデモするが、ここでは生活それ自体なのだ。

 

与野党という双子がお母さんの手にあるお菓子を争っている。だからどうなろうと対日政策に変化はない。

 

ただし、何の特権も持ちえない3流大学の学生をのぞいて、むしろ今後の人生を約束されたソウル大、延世大、梨花女子大の学生が不正に怒るのはなぜか。これは低能で利己的な日本の飼いならされたポン助には永久にわからないだろう。ポン助は私利私欲しか考えることがない。

 

まともな国からしたら、

正義がない国、道徳も良心もない国だ。だからすごいことじゃないか。立ち上がる学生たちの義憤に対し、分かった顔して偉そうにグダグダ理由をつけて海の向こうから韓国を知った気になるな。

 

その絶望社会の中で、そんな国の中で芽生えた「不正に怒る」学生にぼくは敬意を表する。

日本人はどうなるかにだけしか関心がない。問題はどうすべきかなのだ。

 

今回台風が来たので、予定を早めて日本に来た。次回から韓国の様子を伝えます。POLITICALな緊急電は終わります。



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