主水さんがさっそく取り上げられ主に800円の水についてのべられていた。僕はもう一つの論点、「お前は貧乏だから分からないのだ」という意味の発言をしたことについて考えてみたい。事の起こりはこうだ。
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川越達也シェフのブログ
騒ぎとなったのは5月19日に公開された雑誌「サイゾー」のインタビュー記事での発言。川越氏はインタビューのなかで、「タツヤ・カワゴエ」が以前に飲食店評価サイト「食べログ」にて、ある一般ユーザーから酷評され、「注文していないのに水代として800円取られた」などと非難されたことについて言及。食べログのような評価サイトについてどう思われるか、との質問に「くだらないです」と即答し、その理由として、年収300万円~400万円の人たちには、高級店がそこまでの店になるまでに費やしてきた企業努力や歴史はわからないと思う、などと持論を展開。800円の水代については、良質の水を提供しているので妥当な料金だとした上で、「1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから『800円取られた』という感覚になるんですよ」と反論した。
RBB TODAY 6月17日(月)12時3分配信
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年収が低い人でもいろいろいる。僕はとうとう人生も終わりかけになっているが一千万を超えることはあまりなかった。ただ無駄なことに使わなかったので仕事をしなくてもそこそこのぜいたくはできた。電灯は10アンペアの契約で基本料のみ払っている。ガスも基本料のみ。水は井戸だ。先日梅の木を切っていて脚立もろとも落下して鼻血が出たが冷やせばそれですんだ。味噌も醤油も自家製だ。コメは株主優待で貰うのでタダだ。
なるべく人に頼まなければカネはかからない。うちの剪定を人に頼んだら膨大なカネになる。車検もしかり。車やバイクをぼったくり車検工場に出したら僕は合計100万以上払うことになる。
人間は、収入を増やすことを考えるよりいかに合理的に使うか、つまり節約するかを考えた方がはるかに結果として金を稼いだことになる。少なくとも僕はそう考える。大きいテレビは要らない。近くで見ればいいじゃないか。
僕は品性や教養におい川越達也に負けていないようだ。収入が少ないのを負けているというなら僕は誇りを持って負けていると言おう。
中にはこそこそイタ飯に群がる貧乏人がいる。たまのぜいたくではマナーの悪さをさらすだけだ。口の中にモノをためて大口をあけて笑う。音を立てて食う。ナイフは切るものだ、スプーンではない。とにかくこぼすな。会話の音量は最低にしろ。と思う僕はこいつらが水が高いと騒ぎだすのが目に浮かぶ。
しかしそれを承知で店を始めたんだろう。貧乏人を泳がせといて失敗するとほら見たことかと卑怯にも直接言わずブログで吠える。
僕はそれら一切がお遊戯に見える。みんなぜいたくごっこをしているだけじゃないか。1万円近い食事ごっこはバブル前夜の異常さを連想する。そうしてたかが高級な食事すらできない貧乏人には、「ほら、言わんこっちゃない。水の値段も知らんぞ。」そういう文句を貧乏人に言うのを待っていたんじゃないか。川越。
ああ。嘘ごとの高級ごっこはいい加減にせんか。メニューにないものを黙って持ってきて価値があるから800円出せという店は世界中どこにもない。
社会のあだ花とはお前のことだ。10年後、20年後、店は廃墟になってゲームセンターかネットカフェに代わっても、年収300万の貧乏人は生きているぞ。苦しくても生きているぞ。