《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

珍しい狛犬

2016年11月15日 | Weblog

古くは古代オリエントにまで遡り、スフィンクスは狛犬の遠い先祖とも言われている。
地上最強の動物(と思われていた)獅子(ライオン)の力を王に宿らせるという思想。
一対の吠える「阿形」の獅子がインド、中国、を経由して日本にもたらされた。
しかし日本に持ち込まれた後、一対の獅子像はやがて日本独特の「獅子・狛犬」という形式に変わり、
宮中の守り神として置かれた。
これには、「左近の桜 右近の橘」のように、左右非対称配列を好む日本文化特有の気風が関係していたと思われる。
同じ獅子を左右に置くのではなく、片方には別のものを配したいという欲求が、
日本人の美感覚から獅子と釣り合う想像上の生き物として吽形の「狛犬」が誕生した。
狛犬ネット(http://komainu.net/faq.htm)より抜粋。
画像は奈良県橿原市飯高町・子部神社の珍しい「牙」のある狛犬。


赤いポスト

2016年11月14日 | Weblog

細い道が曲がりくねった旧集落内で久しぶりに見る円筒型の赤いポスト。
明治4年に郵便制度が始まった頃は黒い木箱だったが、
夕方になると見えにくくなる理由で赤に変更したイギリスから導入。
日本の郵便法による正式名称は郵便「差出箱」である。
ポストは英語で「柱」を意味するが、同時期に普及し始めた公衆便所との誤解を防ぐ為に、
「郵便柱」を転じ「郵便ポスト」となったらしい。
いま、一番高所の富士山頂から和歌山県すさみ町の赤い現役の「海底ポスト」まで存在する。
かつて奈良中央郵便局前には「黒いポスト」があった。


行基像の兄弟が…

2016年11月11日 | Weblog

奈良・富雄・霊山寺は「この地方は小野家の領有でした。
右大臣小野富人(遣隋使・小野妹子の息子と伝わる)は壬申の乱に関与したため、
弘文元年(672)官を辞し、登美山に閑居しました。
…行基さんや弘法大師が来寺され、登美山に力の強い龍神様がおられると感得された」とある。
僧坊21ケ寺という所説もあるほど栄えた寺だが、境内裏山には朽ちた南大門土塀跡と言われるものが辛うじてある。
近鉄・奈良駅噴水に立つ行基像は当初3体作られるたがその1体がこの境内にある。
ついでながら残り1体は壊れてしまったそうです。


明日の天気は…

2016年11月10日 | Weblog

日の出時に太陽が地平線下6°位に近づく頃に、青色など波長の短い光が拡散され赤い色が雲に当たり雲が赤く輝く。
夕焼けは太陽の位置が西にあるだけで原因は朝焼けと同じだそうな。
夕焼けすると「明日は晴れ」と言われるが、この確率は高く、逆に朝焼けは「下り坂」はあまり信用できないそうだ。


さぶ~

2016年11月09日 | Weblog

日の出時間がどんどん遅くなっている。11月7日の奈良の日の出時間は6時20分、日の入りが16時59分。
日照時間は短くなるし、夜明けの気温は4.4℃となった。古民家に隙間風が吹き込む「木枯らし」到来。