《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

旧街道2・京街道3「銭っ払いさらせっ」

2014年12月30日 | Weblog

枚方宿は古くから交通の要所であったのでございます。豊臣秀吉さんが築いた文禄堤を、江戸時代になって京街道として整備されました。この京街道には伏見、淀、枚方、守口の4宿が設けられ、枚方は淀川水運の中継地でございまして、伏見と大阪八軒家を結ぶ三十石船が浜に留まると乱暴な呼び声で「餅食らわんか、酒食らわんか、銭払いさらせっ」等と茶船を漕ぎ寄せ飲食物を売りつけ、それはそれは賑やかな物でございました。本陣、旅籠、船宿などがあり職人、商人の町屋が軒を並べ、民家は約400軒あり多くの人たちが行き来していたのでございます。デジブック・≪河童≫のちょっこっとシリーズ「大阪城」にお立ち寄りください。