月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

ケモ外来 ~骨髄抑制について

2016-05-30 | 癌について
今日は1クール目の1回目ケモ外来だった。

ケモとは「Chemotherapy(ケモセラピー)」のことで、抗がん剤を用いた「化学療法」のこと。
私の使っている抗がん剤は骨髄抑制が起き、白血球、赤血球、血小板などの数が減少してしまうので、投与から投与の間に3回病院へ行き、採血して数の確認を行わなければならない。
特に白血球の減少が著しいのだが、この数が戻らないと次の投与ができないのだ。

朝8時に採血。
そこから1時間半後に検査結果が告げられる。
値はどこも悪くはなく、肝臓、腎臓の機能もきちんと働いているとのこと。よかった。

しかし、やはり白血球の好中球数が減っていて、測定値は1350/μLだった。
一般的な基準値が2000~7500/μLというのだから、これがどれだけ少ない数値なのかわかると思う。
それも、まだ減り始めたところなので、おそらく1000くらいまで減ってしまうのではないかとのこと。
もちろん、時間が経てば、数はまた増えていくのだが。

これは抗がん剤治療をしていれば誰にでも起こることで、特別なことではない。
ただ、気をつけないといけないのが感染症。
好中球は感染症から体を守る働きをしてくれているので、減ってしまうと普段なら絶対かからないような感染症にも簡単にかかってしまうのだ。
また、減りすぎると高熱が出ることがあり、一度熱が上がれば自力で下げることは不可能。
「38度以上の熱が出たときには、夜中でも必ず電話するように」と注意を受けた。
感染症に関しては、マスク・手洗い・うがいの基本的な予防しか方法がない。(あとは人ごみを避けるとか)

実は、歯磨きの時以外に「うがい」というものをしたことがない私・・・
それくらい絶対的に感染症(風邪やインフルエンザなど)にはかからないという自信があったのだ。
でも、去年の冬、人生で最大・唯一といっていいほど長くツライ風邪をひいた。
今思えば、あの頃から免疫力が下っていたのかもしれないなぁ・・・

今はもう数値ではっきり出ているので、根拠のない自信に頼るわけにもいかず、ひたすら予防に努めるのみ。

外来の後、気分を上げるために、久しぶりにジュエ・ボワットへ寄ってパンを買い込んだ。
やっぱり美味しい