月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

かおり亭、1日オープン

2013-01-07 | 生活
年末年始もちょいちょい仕事をしていたけれど、今日から本格的に始動する。
お正月気分はもうおしまい。
幸いにして、今年は年始からいくつか仕事が入っている。
仕事始めが充実していると、なんだかいい感じで1年を過ごせそうな気がするな。

年始の話をもう少し書くと、5日はわが家で「かおり亭、開いています!」という企画をやった。
身近な友人に年賀状でお知らせし、特に出欠もとらず、「いきなり誰が来るんだろう?」というもの。
年末にあやたちと話していたとき出てきた話で、あやのところは前日の4日に開催した。
もちろん、「最悪誰も来なかった場合の保険」はうちとあやのところの行き来で、その場合は4人で飲めばいいよね、と話していた。

そんなわけで4日はあやのところにお邪魔したのだが、また新しい出会いがあり、とても幸せな時間を過ごせた。
ワインもたくさん飲ませてもらったし、美味しい料理もいただいた。
「もう誰も来ないかな」という頃になって、サプライズで訪ねてくれた人もいて、一気に盛り上がった。(この企画の醍醐味)
何より、ここに集まる人は皆、気さくで話しやすい。特にとしくんの妹さんとは意気投合。(調子に乗って「明日はうちにおいでよー」と誘うと、本当に来てくれた!)
3時半頃に行き、「明日の準備があるから、9時くらいには帰ろうね」と夫と話していたのだが、楽しくて、ほぼ終電まで居座ってしまった。

そして、5日。
土曜日という日もよかったのだと思うが、昼の12時半から夜中2時頃まで(一人は終電を逃して泊まった)盛り上がり、子供も含めると18人もの人が訪ねて来てくれた。
昼の2、3時間で帰った人もいれば、夜になって来てくれた人も。
中野は仕事帰りに寄ってくれて、「本当は一緒に飲みたかったんだけど、風邪引いてるからごめんね」と差し入れのイチゴだけ置いて帰っていった。家が近いということもあるが、わざわざ立ち寄ってくれたことに感動した。

最初から「行くわ」とメールをくれていた人もいたが、やはりうちでもサプライズが2組。
1組は高校の同級生O君とその奥さん。年に1、2回、プチ同窓会的に会う仲間の一人だ。
それから床床さん。
ダメもとで年賀状で声をかけていたら、夜になって、赤ちゃんを連れてダンナさんの車で来てくれた。
赤ちゃんがいるから一人では来られないし、ダンナさんは毎日仕事が遅いと聞いていたので、絶対無理だと思っていたのだが。
たまたま早く帰ってきたからと言って、たくさんお土産を持って登場。顔を見たらちょっと泣きそうになった。なんやろう、彼女にはそういう人をじんとさせるあったかさみたいなものがある。

ゆうちゃんもダンナさんと子供を連れて来てくれた。(子供が可愛くてめろめろになった)
こういう会だと子供連れでも来やすいのがいいなと思った。それに、日本酒の会だとお酒が飲めない人は誘えないが、この日はお酒はもちろんたくさん出したけれど、飲まない人(運転、アルコール弱い)も結構いたのに気にならなかった。

反省点を言えば、料理を出すのにバタバタしてしまい、皆にきちんとしたおもてなしができなかったこと。
特に夜の部からは料理も少なくて、私もほろ酔いだし、ろくに対応ができなかった。
でも、いつもなら反省してあれこれ考え込んでしまう私も、なんだか「別にいいや」と思える。
そんな反省など意味がないほど楽しい時間だったからだろうか。お正月だから自分に甘いのだろうか。
たぶん、翌日メールをくれた人の何人かが、「楽しかった」ではなく、「幸せな時間だった」と書いてくれていたからかもしれない。
なんだかわからないけれど、私がいつも人との集まりで「幸せ」を感じるように、「幸せ」な時間がその人にも流れたんだなぁと思ったら、私も嬉しかったのだ。

10年くらい前、まだ結婚する前のこと。
一人暮らしをしていた家で、24時間飲み続けホームパーティーというのをしたことがあった。
同じようにいつ来て、いつ帰ってもよくて、私の友人をたくさん呼んだ。
あの時、直前にびりけんに行ったとき、「こんな会をやるんだ」と話したら、マスターに「なんでそんなことやるんや?」と厳しいことを言われた。
「自分が人にどれだけ愛されているか確かめたいからやないんか?そうやって人を集めて安心したいからやろ?」と。
怒りはしなかったけれど、なんでそんなこと言うのかな、と思ったし、モヤモヤした気持ちが残った。
でも、「自分が誰を好きかとか、誰が自分を好きかとか、そんなこと関係ないんやで。自分で自分を好きになったら、幸せの連鎖が始まるから」という言葉は心に残った。

今はたぶん、「お正月にこんな会をやったよ」と話しても、マスターは私に「楽しそうやん~」か「面倒なことようやるな」と苦笑するか、どちらかだと思う。
あの頃、意識はしていなかったけれど、今思えば私はマスターの言う通り、自分の回りに人を置いて安心したかっただけなんだと思う。
今回のような幸せな時間は、あの頃の自分には作れなかった。

4日・5日とたくさんの人と会って、お酒を飲んで、しゃべって。
とてもいい1年の幕開け。
今年も昨年のように、いい出会いがいっぱいあるといいな。
私は自分自身のブレをなくして、少しでもなりたい自分(とその生活)に近づけるよう頑張っていこうと思う。
昨年のように1年の終わりに「ダメな1年だった」と反省しないよう、努力と変化の年にしたい。