月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

年末年始を振り返る。

2013-01-03 | 生活
2013年1月3日夜
既に食傷気味で、さすがの私も今晩はお茶を飲んでいる。
4日間もパソコンに向かうことなく、ただひたすら飲食に溺れていたら、もう昨日の晩くらいから仕事がしたくなってきた。
「もう飽きたな、このぐうたら生活も……」と私。
「そうやなぁ、さすがになぁ」と夫。
そして、二人の間で出した結論は、「娯楽というのは、日々の労働や勉強の中で少しあるから楽しいんだろうな」。
我慢できずに、今日は夕方、1時間半ほど仕事をした。文字に向き合うのが新鮮で頭が冴えて楽しかった。

遡ろう。

12月30日は、ご近所のF夫妻からの極秘ルートで香住の朝獲れカニをびっくりするくらい安く購入させてもらったので、夜はカニ尽くし。
既にこの冬、3回目である。


とにかく新鮮なので、生が最高に旨い。


夫が炭をおこしてくれたので、焼きカニも。


さらに、カニすき鍋。
最後はもちろん、雑炊でしめた。

もう当分はカニはいらない、というくらい満足。
本当にこの極秘ルートは素晴らしい。私の実家にも分けてあげたら、「人生で家で食べたカニで一番うまかった」という父の感想。まさに!という感じだ。

しかし、30日は忙しかった。
結局午後まで原稿を書いていて、夕方、実家にカニを届けてから梅田へ買出しに。
正月用の買い物をする人たちに揉まれて、ちょっと気分が悪くなりながらも、なんとか鰤をゲット。
お年賀用のお菓子も購入。すごい人で、並ばないとこちらも買えない。
フラフラになりながらびりけんへ行き、ローストビーフを購入。(この日は受け取りだけで食事なし)

これがないと正月は迎えられない!


忙しいとは言いつつも、今年は年賀状が終わっていたので、かなり気持ち的にラクだった。
おかげで31日は余裕をもっておせち作りに励んだ。
久しぶりに「料理が好きだなー」と思った。普段はあまり思わないのだけど……。
余裕をもっているとこんなに何でも楽しいのか、と気づく。普段の私は何に関しても余裕がなさすぎるんだよなぁ……。

さらに、なぜか骨盤痛がなくなっていた。
夫に「神経性のものなんちゃう?今ストレスが何もなくなったから……」と言われたが、そうなのかな?
ウソのように痛くなくて、「あー、体に痛みがないというのは、こんなに気持ちが晴れやかなのか!」と実感。それくらい、もう常に「痛い」という感情が当たり前にあったので。
キッチンに10分立つのも辛かったのに、なんとこの日は6時間もおせちを作り続けていた!!
ずーっと立ちっぱなしだったが、まったく痛みがないので、ただ楽しいだけ。
ストーンズやオーティス・ラッシュ、トミー・チャンなどを聴きながら、ノリノリでおせちを仕上げていった。

そして、夜はそれを少しつまみ食いしながら、夫とお酒を酌み交わした。
「今年も一年、二人とも無事に過ごせて、また一緒に年を越せることに感謝しようね」と言いながら。
こういうのは本当にじんとする。
幸せというのはこういうことなんだろうな、と思う。

そして、年が明けた。
近所のお寺から除夜の鐘が鳴るのを聞きながら、水無瀬神宮へ初詣に行った。
いつもは昼間に行くのだが、夜中に行くのもいいなぁ。
結構な人が来ていて、屋台までちらほらと出ていた。なんだか「ザ・お正月!」という感じで盛り上がる。

お参りをして、おみくじを引いたら「中吉」だった。
内容は悪くなかった。
勢いで事を進めずに1つ1つ確認していけ、と。
そして、「多忙な毎日は決して無駄ならず成果あり」と書かれてあった。
今年から加速していこうと決めたばかりだったので、今の私にぴったりのお告げでうれしかった。応援されている気分だ。
必ず成果はあるんだから多忙に暮らしていこうと、改めて心に決めた。

そして、元旦。

わが家のお正月の食卓はこんな感じ。


もう少しアップ


昔ながらのおせちではない。
あくまでも、美味しく食べられる酒のアテ。
これは好みの問題だが、なます、かまぼこ、お煮しめなんて、たいして美味しくないと子供の頃から思っていた。
お煮しめは今では好きだが、夫があまり好きでないので、筑前煮にしている。
これだと食べてくれるし、残ったら衣をつけて天ぷらにするとめっちゃ旨いのだ。

今年の食卓で注目してほしいのは、何と言っても緑の市松模様のお皿である。
ゆうちゃんのお手伝いで手作り市に行ったとき、出店していた陶芸のお店で買った。
他にも何店か陶芸のお店はあるのだが、この作家さんはすごく綺麗な器を造る。釉薬の使い方が上手なんだろうな。
若い作家さんって、わりとぼてっとしたものや、焼き締めでいかにも土っぽい雰囲気を出したものを造る人が多いのだけど、なかなか自分好みの器には出会えていなかった。

自分好みの器とは?
見た瞬間に、盛り付ける料理が浮かぶもの!!

器は、たとえるなら服と同じ。どんなに服が素敵でも、それを着る人に似合わなければ価値がない。
器は料理の着物、という考え方の私にとって、この「盛り付ける料理が浮かぶ」かどうかということは、かなり重要なのだ。

この市松模様のお皿は、見た瞬間にこの盛り付けが浮かんだ。


緑に映えるよう、赤い海老やサツマイモの黄色を。
それに、千両か南天の赤い実を添えて……

思ったとおりの仕上がりになり、もうそれが嬉しくて嬉しくて!
いいお皿だ~
織部みたいな緑の釉薬が綺麗に出ている。美しい。好きな緑だ。
いい器に出会えると、私は本当にテンションが上がる。このお皿をゲットしてからの半月、これを盛り付けるお正月のことばかり考えて過ごしていた。
もちろん、お正月以外にもいろいろと使うつもりでいる。

こうして、元旦はおせちをつまみつつ、お酒を飲んで、だらだらと過ごした。

2日はいつものように夫の実家へ。
お兄さん夫婦に子供が生まれて、子供付きの初めてのお正月。
とりあえず可愛かった。

そして、今日は昼間は家事や仕事をして、夕方からはうちの実家へ。
すき焼きだった。
最高に美味しかった。
でも、誰も話を聞かないのがイヤだ。うちの両親は二人ともしゃべりたいので、話題が全然続かない。すぐ自分のしゃべりたいことに話題を切り替える。
私も話したいことがあるのに!……と、このストレスがハンパない。
もちろん、夫はほぼしゃべる隙なし。
それでもまあ、楽しく過ごした。

帰宅して、また少し残っていた仕事を片付けて、これを書いている。
さすがにお酒も飲んでいない。

食傷気味なこともあるが、もう今はカロリーが怖くて仕方がない。
こんなに飲み食いし続けて、太らないはずがなかろう!!
11月末に沖縄に行ったときに2キロ太って帰って来たが、そのままなんだか勢いがついて食欲が止まらず……
毎日炭水化物をとりまくっていたら元気だし、太っていると体がラクで、眠らなくても疲れないしで、なんとなく「このままでもいいかなー」みたいな気持ちになっていた。
そうしたら……

上乗せ!!

いよいよ合うスカートがなくなったので、おそるおそる体重計に乗ってみたら、目を疑ったよ……
なんと、プラス3キロ!!

さすがに5キロも太ればサイズも変わる。
それに、実は沖縄の前も決してベスト体重ではなく、2、3キロは増えていた状態だったので、合計7、8キロは増えていることになる。

いつも私が太った、痩せたと騒いでいても、友達に会うと「そうか?わからんなぁ」と言われてホッとしていたが、今回のこの上乗せ5キロはごまかしようがない。
夫が今日、私の顔をまじまじと見て、大爆笑。
「顔の形が変わってる~!

自分でも気づいていたのだが、もともと丸い顔が、「やや横長」になっているのだ

太った芸人がオーバーオールを着る気持ちもわかってきた。
とにかくウエストを締める洋服がきつい。
今は仕方がなく、ウエストゴムか、やや腰で履くタイプでサイズが大きめ(昨年は大きすぎて歩いていると自然にぐるぐる回ってしまい、着にくかったスカートだ)しか着ることができない。

これは本当にヤバイ。

というわけで、今年の目下の目標は、お決まりの「ダイエット」となった
とりあえず、正月休みが終わる6日から上乗せ分(5キロ)はなんとか落としたい。
手持ちの服が全部着られるようになるまでがんばるのだ。

イヤやな~
正月からこんな目標って……

あっ
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
こんな私ですが、今年もよろしくお願いします