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走狗

2017年10月17日 | Weblog

 伊東潤著 薩摩藩の下士として生まれ明治政府の警察長官になった川路利良を主人公に明治維新、戊辰戦争と西南戦争を題材にした時代小説。薩摩藩の下級武士として維新後は警察組織を立ち上げその長として権力の一部を担った。戊辰戦争の時は、西郷の密偵を担い裏工作も行う地位にあったが明治政府発足後は、大久保の密偵となり西郷を追い詰め、大久保が暗殺されると長州藩の伊藤の計略によって毒を盛られ死を迎える。

 明治政府発足後の藩閥の争いや同じ薩摩藩での西郷と大久保との公家衆を巻き込んだ権力闘争を描いている。暗殺あり騙し討ちありで権力欲の非情を表現している。



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