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2017年12月04日 | Weblog

 中島京子著 東北南部の三戸から八戸と遠野地方に勢力のあった南部藩の八戸と三戸の一族の確執とその姫に見いだされたカモシカが語る物語。八戸の幼き姫にかわいがられたカモシカが死んで角だけが残りその角にカモシカの魂が宿り姫の一生を語る。父と夫を三戸の城主に殺され遠野に国替えを強いられその理不尽に立ち向かう姿を角からみた言葉で表している。

 河童が出てきたりペリカンが出てきたり現実離れではあるけれど国を守る方策に苦労する姿が話の主題である。痛快さはないけれど当時の弱小藩の状態を表していて面白い。



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