ジェームス三木著 徳川家康から数えて八代目の将軍になった吉宗。将軍になるまでの幼少の頃から将軍いなってからの世継ぎの苦労を描いている。徳川の御三家と言った紀州藩のお手付きの子として生まれ藩の家来の家で育てられ母は、農家の出とコンプレックスを持っていた。当然後継ぎではなかったが上の兄たちが相次いで亡くなり紀州藩の城主となる。将軍家の世継ぎもそれぞれ不幸があり御三家の尾張藩も内紛があったりで吉宗に将軍職が回って来た。当然、家臣の尾張藩に対する工作や陰謀もあったと思うが徳川家に対する政治工作が実り将軍になった。将軍になれば商人の経済反乱やや自然災害に悩まされ出来の悪い長男を世継ぎとする苦労を背負い奮闘する姿を描いている。時代小説は、歴史的事実と著者の思いとが小説に反映され如何に臨場感や史実と思わせる表現が求められる。その点では、講談師も顔負けの臨場感で書いている。面白い歴史小説になっています。
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