柄澤昌幸著 ダムを管理する人々の物語。主人公は、大学で土木工学を学んで会社に入ったがダム管理事務所に配属される。そこは、暇を持て余した人々が集う職場で主人公がエリート意識から空回りする。そこに豪雨で満水になったダムが放流を決めるが下流では中州に取り残された人々がいた。ダムの危険水域が迫りやむなく放水をし中州の人々は、激流に流され命を失う。ダムの構造や機構を詳しく描いているが著者は、土木を専攻していますがダムの管理経験があるのでしょうか。臨場感が伝わってきました。
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