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怒り

2016年09月23日 | Weblog

 豪華な俳優陣のです。民家での殺人現場から場面は始まり刑事役のピエール瀧が犯人を追い詰めると言いう刑事物ではなく、三つのストリーが同時進行する。ゲイ役の妻夫木聡と綾野剛との出会いや母親との看病へと内容が展開する。同時に風俗で働く娘役の宮崎あおいを救い出す父親役に渡辺謙が扮し、渡辺謙の水産会社に松山ケンイチが過去の履歴が不明な青年役で働き、帰って来た宮崎あおいと恋仲になり同棲を始める話が同時進行で描かれる。それと沖縄の無人島で野宿する謎の旅行者役の森山未来が沖縄に引っ越してきた娘役の広瀬すずと出会う。広瀬すずに恋心を寄せる旅館の息子と那覇に遊びに行ったとき森山と再開しその帰りに広瀬すずが米兵の犯される。その現場にいた旅館の息子は、怖くなり何もできなく罪悪感に苛まれる。その事を信頼する森山に相談するが最後は、裏切られる。三つの筋書きが共通するのは、警察が公表した犯人のモンタージュが綾野剛に似ていることから妻夫木が犯人と疑いゲイのパートナーとしての信頼を損ねた。綾野は、持病で公園の茂みで亡くなり警察から電話で照会されるも殺人犯と疑うことから電話を途中で切ってしまう。後に施設で兄弟同様として育った女性役で高畑充希が真相を妻夫木に伝える。疑って電話を切った妻夫木は、信頼しきれなったことに後悔する。

また、港町で同棲を始めた宮崎と松山であるが渡辺がテレビの公開情報で松山が犯人と似ていることから疑い娘にその事を伝え、娘も疑い始め警察に通報する。結果は、犯人でないことが警察から知らされ親子は、疑った事と松山を失ったことに後悔する。

 沖縄では、旅館の息子が広瀬の事を打ち明けた森山にその場にいた居た事や犯される状況を楽しんで見ていた事に裏切られたことを知り森山を殺害してしまう。最後は、森山が民家での殺人の犯人であることが明かされるがミステリー映画ではなく、人と人との信頼を問うた内容だった。


モンスターマザー

2016年09月23日 | Weblog

 福田ますみ著 丸子実業高校で起きたバレー部員の自殺を取材した著者が何が原因かを追究したのが本書である。自殺したバレー部員がいじめにあって不登校になり自殺したと母親の主張と高校側や県教委がその事実がないとの裁判で争った事件。人権保護を旗印にする弁護士やマスコミ、県議などが絡み事件は、最悪の結果としてバレー部員の自殺となってしまう。母親の異常までの学校側、バレー部への抗議や加害者とされる生徒への追及などが書かれている。その母親の異常性を尽く詳細に描かれているがすべてが取材によることであれば、その場にいたような会話形式の表現は疑問を感じる。結末としては、裁判で母親側の敗訴や弁護士の校長に対する殺人罪としての告訴の敗訴。一人の母親にここまで攻撃されて狼狽える行政側や学校が最後に裁判で勝訴しても時間が掛かり過ぎてマスコミや世間の関心が無くなり当初のいじめによる自殺のみが世間の記憶に残ることの不条理がある。ただ、何事にも片方だけの取材では真相が不明である。