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遊佐家の四週間

2015年10月03日 | Weblog

 朝倉かすみ著 父母と姉弟の4人家族に妻の中学時代からの友人が同居することになった。友人は、自宅のマンションのリフォームが終わる4週間の期間限定の同居でしたがそれまでの家族に関わりに徐々に変化が現われる。同居することになったみえ子さんは、小太りで首が短く不細工な顔立です。当然最初家族は、余所余所しいですがみえ子さんと打ち解けるうちに家族も和やかになって行く。体育会系の父親と元アイドルの母親、父親に似た不細工な姉と線の細い母親に似の弟。それぞれのコンプレックスを抱えた姉弟や生い立ちが貧しい母親、レスリングの成績で有名大学に入り一流企業に就職し上司の引きで出世した父親。それぞれの悩みをみえ子さんと話すうちに安らぎを得る。4週間を過ぎて自宅に戻るみえ子さんが残した家族同士の繋がりが強くなって行く。大きな事件も無く落ちも無いみえ子さんの性格に家族が救われる話でした。


STAP細胞に群がった悪いヤツら

2015年10月03日 | Weblog

 小畑峰太郎著 万能細胞として衝撃的に発表されたSTAP細胞だったがマスコミが研究所のユニットリーダーを持ち上げ大騒ぎした。その論文がねつ造されたインチキの論文だった。他の科学者から見れば疑問だらけの論文を作成した小保方ユニットリーダーを始め理化学研究所の上司や共同で論文に名を寄せた研究者たちの野望や関係する会社の株の値上がりで利益を得た者を取り上げている。結論的にSTAP細胞は、再現できないと言う。ねつ造と結論付けられた。研究所の上司は自殺しこの騒動の仕掛けた人間の欲望が多くの混乱をもたらした。予算を配分する官僚、理化学研究所の組織、関係する会社の経営者。悪い奴らが大勢いると結論付けている著者。この騒動で損をした者は、理化学研究所に税金を投入しているとなれば納税者か。