goo blog サービス終了のお知らせ 
不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています
メキシコの隅っこ
メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます
 



こないだコメント欄で話題にも挙がったことなので、
今日はクロコンドル zopilote を紹介~。
と言っても以前よそで写真をお見せした人も多いと思いますが、
重複はご容赦ください。

まずは、もう一度ちゃんと調べてみました、コンドルとハゲワシの関係。
ま、一応生物学を修めた私としてはきちんと知っておきたいところですが、
どっちでもいい人は飛ばしてください。

コンドル condor
タカ目コンドル科Cathartidaeの鳥の総称,またはそのうちの 1 種を指す。
この科の鳥は,南北アメリカの特産で,大型の腐肉食性の猛禽である。
形態と生態は,旧世界に分布するハゲワシ類に似ているが,
ハゲワシはタカ科に属し,コンドルとは科が異なる。
ただし,英語ではカリフォルニアコンドルとコンドルの 2 種のみをcondorと呼び,
他の 5 種とハゲワシ類をともにvultureと呼ぶ。
日本では condor,vulture をともにハゲタカと訳すことがあるが,
ハゲタカは鳥学上の用語ではない。

コンドル科には 5 属 7 種があり,いずれも体は大きく,
いちばん小さなクロコンドルでも全長 55cm,翼の開張が 140cmある。
最大のコンドルとカリフォルニアコンドルは全長 130cm,開張 300cmに達し,
タカ目の中では最大。(以下略)

竹下 信雄



キャッシュしか残ってないサイトからの引用なので、URLは省略します。
また、別サイトでは、DNA検査からコンドルはタカよりもコウノトリに近いという学説も出ているようで、
コウノトリ科に分類しているところもありました。

さて、うちの近くには場があって、その隣の木はいつもこやつらでいっぱいです。



ああ、
食事中のかた、ゴミとかあまり見栄えのよくない動物が苦手のかたはご注意ください!
今日は遠慮なく見苦しい写真を載せていきます!


都会でも割と見る風景じゃないかと思いますが、
空を旋回していることが多いです。
下から見るとこんなふうに。



翼の先端が白いのが特徴です。
一番手前の大きいのは、カーブを切っているところでしょう、尾羽が広がってますが、
普通まっすぐに飛んでいると、尾羽はもっと細く見えます。

で、場からそう遠くないところに空き地があって、
そこにときおりゴミの山ができます。
そうすると、もうあっという間にそれがクロコンドルの山と化します。



一度じっくり観察したいと思って、カメラを持って近付いてみました。
近くから見ると、こんな顔してます。



空を飛ぶ雄姿の割には、素顔はしょぼいですかね。

はじめ、車を止めて歩いて近付いたら、どわ~~~っと飛び散って逃げられてしまいました。
どうやら車のまま近付くほうが怖がられない様子です。
ゴミ捨てトラック&回収トラックが出入りするので慣れているのでしょう。

車の窓からだとけっこう至近距離で写真が撮れました。



どう? オレ、ちょっとカッコいい?



コイツにはわっさわっさと逃げられてしまいました。
翼の先端、上から見ても白いんだねえ。



ゴミの山に整列して、やや緊張した皆さん。



さりげなく犬が混じってたり。



さりげなくシラサギが混じってたり。

シラサギって、詐欺じゃないですか!? いや、シャレじゃなく。
なんかね、メキシコにくるまでは私のシラサギのイメージって、
ひっそりと水辺にたたずむ貴婦人だったわけですよ。
ほのかにピンクの睡蓮が咲いてたりするとなおよろしい。
ところがメヒコじゃシラサギは
ぶんぶん車が通る道端で、黒いゴミ袋を破ってゴミを漁るという、
もうまるきりカラスと変わらん所業に及んでいる!
いやはや、もう勘弁してくださいな光景です。

野良犬たちが元気に混じってゴミ漁りしてるのは、
じゃあいいのか? と言われると……
まあシラサギよりは許せる気がする。



ま、シラサギにしてみればそんなのは勝手な人間のエゴで、
こっちだって食ってかなきゃなんないのよ!てなもんでしょうが。

というより、これ、ホントにシラサギでしょうか?
実はちゃんと調べてないので、別種の可能性はあります、スイマセン。

で、一緒にゴミ漁りしている犬たちも、車に撥ねられて死んでしまうと、
コンドルたちが掃除してくれるわけで。

写真、本文では小さめに掲載しておきます。
犬の死骸がイヤな人はクリックしないでください。



なぜかこんな風景にも特に嫌悪感を感じなくなってしまった私は、
すっかりメヒコ人化してますか?
でも、誰だっていつかは死ぬもんなあ。
私も死んだらコンドルに食われて綺麗に骨にしてほしいかも。
鳥葬って、無理でしょうかね~~?

コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )



« 内緒話 オアハカ特産... »
 
コメント
 
 
 
「ろて」 (NORI)
2006-01-16 15:48:25
「~ロテ」って鳥のことなんですね。って本題からずれた所で感心しちゃいました。

うちのあたりの白鷺さんは湖や池のほとりにしら~っと立ってますよ。夏場だけですが

鳥葬してもらいたいならジャイナ教ですよね。ジャイナ教の人はお金持ちが多いらしく、ものすごく豪勢なお寺とかあるらしいです。死体を放置する場所は外からじゃぁ見えないそうですが…
 
 
 
あはは、のりさんも ()
2006-01-17 00:15:34
もしやけっこうダジャレ好き? なんちって。



そうそう、テコロテとグアホロテをごっちゃにしたのも「ろて」のせいでしたね~。

他に「ろて」のつくのあるかな~、と考えてみたんですが、ちょっと思いつかない。

もしかして、大きな鳥限定なのかな、と思ったので検証してみたかったんですが。

のりさんがヒンディ語やるなら、私はマヤ語かナワトル語? うーむ……



ジャイナ教か~~。

お金持ちじゃないからダメかも……。

チベットでも鳥葬ってありませんでしたっけ。



でもメヒコのクロコンドルはコンドル科では一番小さいらしいし、犬もやや食い残し気味だったので、人までは食べてくれるかどうか……。

汚なく残るのはやっぱ、イヤだなあ、というか、傍迷惑ですよね(笑。

うーむ……(まじめに悩むな
 
 
 
naruhodo (cenicienta)
2006-01-17 00:49:36
yomizurai roma ji de siturei simasu

mainichi coment tukeru syuukan ga dekitesimatte tuitui roma ji de mo syasyari dete kite simaimasu

yomu nowa nihongo ok nanode kako rogu yomasete moraimasu



 
 
 
あれま ()
2006-01-17 01:18:41
せにしえんたさん、パソが不調ですか?

私もときどき日本語書けなくなることありますが、ブラウザを起動し直すとたいてい戻りますが。

ローマ字でも全然かまいませんよ~。

読むほうは大丈夫とのことなので、こちらは日本文字で書いておきますが。

でもやっぱり不便だから、早く直るといいですね
 
 
 
PC kaemasita (cenicienta)
2006-01-17 01:37:49
donataka XP nihongo henkan install sittetara osieteeeeee

yorosiku!
 
 
 
お騒がせしました (せにしえんた)
2006-01-17 02:56:01
やりました。。さすが、XP

今までのウィンドウズ98とは違うぜ~

おお、記号もいろいろとそろってますな。

実は、7年ぶりに、パソコン買い替えました。キヨブタの決断でした。13回ローンです。

どうやって払うかは、後で考えます。

というわけで、黒コンドル君が今度の主役なんですね。亀さんちのそばには堵殺場があるんですか、黒コンドル君達が活躍ですね。

鳥葬、私も彼らを見ていると、ついつい、そちらの方面に考えがいってしまいます。メヒコの黒コンドル君達には、ニンゲンはちとデアすぎるのか~。。

なるほど、いろいろと考えさせられます。

 
 
 
ろて (せにしえんた)
2006-01-17 03:26:38
えろて、ろてりあ。。。

まったく関係ない・・・



あ、そろそろお昼ゴハンの用意しなくては

じゃ、今日はこのへんで~

ろて、宿題、考えておきまーす



 
 
 
コンドルゥウウウ! (mayu)
2006-01-17 03:39:06
コンドルと聞くとかっこいいー!と思いますが

ハゲタカと聞くとどーもイメージが下がります。



日本はカラスがゴミ荒らしをしてます。

カラスが異常に多くて対策に困ってる地域が

たくさんあるんですよ。

運の悪い人は上空から頭を蹴られたりして。



それにしても大量のクロコンドルですね。

この状態を撮影する亀さんがすごい!

私ならちょっと腰が引けそうです・・・





 
 
 
うはは ()
2006-01-17 10:56:52
せにしえんたさん、おニューのパソコンおめでとう~です



98から一気にXPですか~。

私も一年前そのキヨブタやりました!

日本語環境がぐんとよくなりますよね!

その一方で期待したようには行かない部分もあるんですが……。

ローマ字メールをちまちまやり取りした時代に比べれば、なんという進歩!

と感慨にふけることあります。

まずはいろいろ慣れるところからですね!



で、え? えろて? ろてりあ?

にゃ、にゃるほど……



いやあとから思いついたんですが、そもそも-oteってのが増大詞ですから、大きな鳥になるのは必然?

TecolとかGuajolとかってのが本来のマヤ語(ナワトル語?)なのかなあ、と思ってみたり。

難しいですね。

せにしえんたさん、他にも思いついたら書き込みお願いします。



mayuさん、あはは、確かに、

コンドルはカッコいいですが、ハゲタカ、ハゲワシはどうも……ですね。

日本のカラスが怖いって話はネットで見たことあって、

そんなアホな、知恵があって道具を使えるはずの人間様が、と思ったんですが、

カラスは賢いし、人をよく知っていると手強い相手なのでしょうかね。



その点メヒコの野生動物は、野良犬をはじめ、遠慮ってものを知ってますよね(?)。

確かにこのコンドルの群に襲われたら怖いかもですが、

みんな控えめないい奴(?)ばっかりですよ~。
 
 
 
葬られ方 (Nori)
2006-01-17 14:05:25
メヒコの国旗のあの鳥も「~ろて」ですか?あれも大きい鳥ですよね。

「白鷺がしら~」は狙った訳じゃぁありません言われるまで気がつかなかったです(大苦笑)。…それって天然ぼけってことかな?(自己ツッコミ)

チベットの方にあるとおっしゃっている鳥葬のところがジャイナ教です。別に裕福じゃぁなくてもなれると思いますけど、裕福な人が多いんだそうです。あっさり跡形もなく~というのであれば、ヒンドゥの火葬から灰を川に投げるっていうのもあっさりしてますよね。ちなみに全部の灰を投げる訳じゃぁないそうですが…。
 
 
 
あぎろて ()
2006-01-18 01:35:47
なんちゃって。



なんだ~、シラサギがしら~、は天然ボケでしたか~(笑。



チベットのがジャイナ教でした? そうなのか~。私が読んだ本にはチベット仏教、とかしか書いてなかったような。

火葬して灰をガンジスに、ってのも綺麗でなかなかステキですが、あっさりしすぎかな~(いろいろ我がまま。

やっぱり鳥のお腹に収まってしばらく空を飛んで、糞になってそこらにばら撒かれるのがいいな~、などと夢想(笑。

でも、食べた鳥がお腹壊して死んだりしたら台無し、というかショック(笑。
 
 
 
もう一つボケぶちかましました (のり)
2006-01-18 15:10:22
ジャイナ教と言っていた鳥葬はゾロアスターでした。謹んで訂正させていただきます。 で、ジャイナ教なんですが、虫けらひとつも殺さない完全菜食主義者なんだそうです。 亀さんだけのうちわ受けネタですが思、「パヘリ』でキショラル(旦那さん)が商売に行かされる場所にジャイナ教の人が沢山住んでいるんだそうです。(ってこんなこと誰も聞いてないって…)
 
 
 
あああ! ()
2006-01-18 22:10:21
ゾロアスター教!

そうだそうだ、それでやっとイメージがつながりました!

な~んかぴんと来ないなあとは思ってたんですよ~

あ~すっきりしました。のりさん



で、虫けらひとつ殺さない、かぁ~。

んじゃ、お金持ち関係なく私にはどうせ無理ですね~。

虫、バンバン殺してますから。



『パヘリ』の旦那さん、って本物のほうですね。

そうなのかぁ。だから、ベリーをばりばり食べてたのかしらん? って、それは関係ない?

あの、手紙を届けて戻ってきた男が「あ~あんたもキショラル、あいつもキショラル、おいらだってキショラル、こいつもこいつもこいつもみ~んなキショラル!」って叫ぶシーンが好きです(笑。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。