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メキシコの隅っこ
メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます
 



昨日のグアダルーペ寺院の記事をごらんになった
忍者さんから、貴重な写真を見せていただきました。
公開の許可をいただきましたので、
皆さんにもぜひお見せしたいと思います。



1977年撮影だそうです。

どわ~~~~、沈んでる!!!
沈没船のように傾いて、地面にめり込んでるよ~~!

向かって右側、つっかえ棒がしてあるんですけど、
あの、それ、効果あるんですか??

この写真と、昨日の同じ教会の写真とを見比べてください。
どうやったんだか知りませんが、だいぶしっかりと、まっすぐになってます。
いやしかし、こんなスペクタクルな風景、ちょっとこの目で見てみたかったかも。

写真の古さも風情があってステキですね~。
空の辺りに修正を施されたようですが、それがまたゴッホの油絵のようです



もう一枚送っていただいたのは、この写真。



最新バシリカの内部ですが、
建築されたばかりのころ、とのことですので、
ええと、1976年ということでしょうか。

向かって右側のパイプオルガンがまだ見えない他は、
今とほとんど変わりがありませんね。

私が撮ったのとじっくり見比べていて思い出した、
というか気がついたんですが、
ベルトコンベアは祭壇の真下を通る感じに走っていて、
だから、ちゃんと礼拝堂内部から祭壇を見上げると、
さほど高くないところにグアダルーペのマリアの絵が見えています。

この忍者さんの写真で言うと、
真ん中の茶色い柱、下のほうのちょうど光っている部分がそれです。



ついでなのでもう少し関連ある話をしておきますと、
アステカ族には地母神信仰もあって、
トナンツィンと呼ばれる女神がそれに相当します。
グアダルーペのマリアは褐色の肌に黒髪、ということで、
そのトナンツィンと同一視されるらしいです。

日本でもマリア像を観音菩薩に見せかけて拝んだりしたのと
ちょっと似てるでしょうか。

バチカンから公式に「奇蹟」と認定されているグアダルーペのマリアですが、
フアン・ディエゴのマントは400年以上前のものとはとても思えない、
非常によい保存状態で、
絵は当然、浮き出たものではなく誰かの手によって描かれたものではあるのですが、
その材料や画法にはいまだ謎が残っているとか。

バシリカの公式サイト見つけました……
スペイン語しかないようですが、興味ある人はどうぞ。
Estudios のところなど見ると、
マリアの羽織っているマントの星が星座の形に並んでるとか、
いろいろあって面白いですね~。
Peticionesのところでは、グアダルーペの聖母に向けてメッセージを送れるようです。
いやいや、すごいですな~。



忍者さん、本当に貴重な写真を、どうもありがとうございました!!

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