メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

足が多いのは罪でせうか

2006-06-09 06:54:18 | 動物
一応、迷いました。載せるべきか否か。
本当に。

こいつだけはもう当分見たくないッ!
い~や、たっぷり10年分は見た!
それどころじゃない、もう一生ごめん!

と言うであろう友人、最低ひとり、最高で5人くらい思い当たります。

でもさ~、写真撮っちゃったしな。
うちでは、こいつもペットのうちというか、
ゴキブリや、このところ連日私を安眠させてくれない蚊取り線香も効かない蚊よりは
こいつのほうがずっと愛嬌あってかわいいのにな~

とも思ってしまうので、


虫が嫌いなお方は、また明日のお越しをお待ち申し上げます

今日は私のわがままで、こいつを紹介させてください。






と言っても、本当にそんなに大したもんでもないんですが。
数日前、夜トイレに行ったら、ドアを開けたところに、これがいました。
そのときはスルスルッとどこかへ逃げたので、
それきりになったんですが。

今日は、ふと天井に黒っぽいものを見て、
ヤモリかな?と見上げたら、
これでした。
ああ、きっと先日トイレにいた、君ですね?



真ん丸頭に、ちっちゃな黒い瞳がつぶらでしょ。

天井の埃を掃除しながら歩いてます。
まあ天井なら邪魔にならんし、いいか、と思って、
数枚写真を撮って、あと放っておいたら、
1分もしないで、パチリ!と音がしました。

言わんこっちゃない、天井からタイルの床に落っこちたら痛いぞ~。
見たら、やっぱり痛いらしくて、しばらく丸まってました。

それからもそもそ歩き出す。
さっきよりアップの写真が撮れるかな、と私も床に寝転がり、



これなんか、なかなかの出来でございましょ?
まっすぐと黒光りの胴体、
黄色く整列した足。
歩くのも素晴しい見もの。
この足が黄金の波のようにサワサワと流れて行くのです。
ちゃんと拡大して見てくださいね?
まあ……頭には未だに天井の埃をかぶってますが、
それは彼のせいではありません。
掃除しない私が悪いです。

何とか顔のアップが撮れないかと
あれこれやってみたんですが、
私のバカチョンデジカメではダメでした。
こんなのが精一杯だよ。



ちょっと止まってポーズ取ってくれりゃあいいのに

こりゃ、止まれ! と突いたら、
いやぁん、と頭を抱えて丸まっちゃいました。



ちゃんと頭を中にして丸くなるんですねえ。
当然といえば当然なんだけど、何となく感動しました。

山の中で出会うやつなんかは、これの何倍もありますよね。
これは3.7cmしかありませんでした(ちゃんと物差し当てて測りました)。
頭だって私の小指の半分もないです。

さんざんこうして遊んだあとは、つまんで前庭に捨てました。
家の中うろうろされたら、いつ踏んづけるかわからないし
(踏んづけても、これがけっこう頑丈で、そうそう潰れないんですけど、
やっぱりその瞬間ドキッとしますからね)、
犬や猫がおもちゃにしてもかわいそうだし。

天井から落ちたときの音でもわかりますが、
かな~り硬いです。
でかいやつに噛まれると、それなりに痛いので気をつけましょう。

あ、万が一うちへ遊びに来てくれる人が尻込みしては困るので言い添えておきますが
これはそんなにしょっちゅういるもんじゃありませんから!

でもまあ、雨季になると外の地面にいる虫が水に押し上げられるようにして
家の中へ入ってくるようになりますね。
最近、アリも増えてます。
そういうのはある程度しょうがないです。ハイ。


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17 コメント

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はてな? (ぼこしゅう)
2006-06-09 09:45:31
 なんか天然なことを言いそうな予感がしますが……。

 だんご虫ですか?

 私、1㎝未満のしか見たことがないんで、この子を見て王蟲に似てると思いました。
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むかで (忍者)
2006-06-09 10:04:49
スペイン語も英語もむかでは同じですね

漢字の百足はこれを訳したのでしょうか

ドイツ語では何と言ってましたか?

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ムカデとヤスデ ()
2006-06-09 11:38:40
>ぼこしゅうさん

いやあ、天然でも何でも、ぼこしゅうさんのコメントもらえるのは嬉しいですなあ

ダンゴムシはこれよりだいぶん短いですよね。

丸くなると、ミニミニサッカーできるくらいまん丸になりますし(笑。

あれなら、普通に1cm以下でしょう。



でもそうなんですよね。王蟲に似ている。

というより、王蟲のモデルがこれだったんでしょうね~。



で、結局これは何なんだよ!って?

えへへ。忍者さんに先越されました~。



>忍者さん

厳密にはこれはムカデではなくヤスデのようです。

スペイン語でもcienpiésがムカデ(百足)、

milpiésがヤスデと、一応使い分けるようですね(今調べました 笑)。

ドイツ語も同様で、Hundertfüβlerがムカデ、

Tausendfüβlerがヤスデ、

ただ、これは生物学の用語で、一般にはさほど厳密に使い分けてはいないと思います。

日本語でもムカデとヤスデ、区別がつきませんよね、普通は。



ムカデとヤスデ、どこが違うのかと言うと、

ムカデは体節ひとつにつき足が一対。

ヤスデは体節一個につき足が二対、つまりムカデの二倍あるそうで、

それならば、「千足」ではなく「二百足」でなければおかしいのでは、

などと屁理屈こねてみたりして



あと、ヤスデのほうがムカデより非攻撃的でおとなしいらしいです。

ムカデには手を出さないことにしよう……と思いました。
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百足とやすで (忍者)
2006-06-09 13:35:01
同じ物とばかり思ってました 長生きするものです



子供の頃に関西に住んでおり度々噛まれました酷い痛さだったのを憶えてます 関東では大きなのは全く見掛けません



男性ならではの百足を広場に載せました
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やっぱりカルメンは (のり)
2006-06-09 14:11:49
また行くことがあったら十分用心しよう…と思いました。
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美しい! (まる)
2006-06-09 15:10:12
こんなステキなヤスデがいるんですね、メキシコには。

これがヤスデであるはずがない、と図鑑を調べました。

南方にはいるんだそうです、こんなヤスデが。

きれいです!

ここらへんのヤスデはもっと小さくて庭にいっぱいいます。

うっかり触ると臭いので家の中に入ってきたのはうやうやしく外に出てもらいます。



写真だけではホント、ムカデのようですね。

ムカデは丸くならないし、それに、先日素足で踏んづけたんですが、ゴムのようにグニュっとしてました。

とても力強い感触で、これだけの体重をかけてもびくともしなかったんですが、ヤスデはどうなんでしょうか、殻が硬そうでひょっとしたらジャリっと壊れるのかしらね?



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ムカデは痛い ()
2006-06-09 23:23:04
>忍者さん

私もドイツで百足と千足?と疑問に思うまで知りませんでした。

ムカデに噛まれたことは私もあります。

小さいやつでしたが、けっこう痛かったです。

ちょっと触っただけなのに、虫の居所が悪かったのか(シャレのつもり)

と思ってましたが、ムカデは攻撃的なのですね~。

てことを今回初めて知りました。

いや本当に、知らないことはいくらでもあります。



>のりさん

いやだから~~、こういうのはめったにいませんてば!

ホントだよ~~信じてよぅ~~~

しょっちゅういるのはヤモリだけです。

あれならかわいいでしょ?

それとも毛が生えてないからダメ?



>まるさん

はいはい、まるさんは感激してくれると思ってましたよ~

しかし



>これがヤスデであるはずがない



ってのはどういう逆偏見なんですか?

いや、普通に偏見か……?

これって南方にしかいないの?

ドイツの図鑑を見ていたら、Julusという属ととってもよく似ていました。

たぶんその辺で間違いないと思います。



でさ~、私、虫は平気なんだけど、

潰れた虫は苦手なんです!!!!

踏んだらジャリッとかブチッとかグチュッとか、

そんで内臓が……うわああああやめて!!!



でも記事にも書きましたが、足先で踏んだくらいでは

確かこいつはつぶれません。

ギシッという感じがして、ゾゾッと背筋に寒気が走りますが、

痛そうに、それでもそのまま走り去っていったことが。

この話はここまで!!
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こいつだ~ (せにしえんた)
2006-06-10 02:02:35
ひとよんで、とぐろむかで

チアパスに住んでいたときに、たびたび家の中に侵入してきたやつ

初めてみたときは、アンモナイトの化石かと思って

突っついてみたら、動いて長くなったのでアセったやつ

亀さんにかかっちゃ、「つぶらな瞳のカワイイ子」になるんですね。

別に、悪さはしないんですけどね。

足が動くサマが、私にはホラーでした

恐いもの見たさで見てしまいました。

プエブラにはいないので・・・

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Unknown (せにしえんた)
2006-06-10 02:10:59
とぐろやすで なんですね。

ヤスデ。。。

いかん、また、ダジャレの蟲が~

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自然が一杯 (さくらんぼう)
2006-06-10 03:53:21
土いじりをしていると、います、色々。

ナガ~イミミズ、平べったくて真っ黒な生き物、だんごむし、なめくじ、むかで、かみむし、げじげじ、あり、などなど。

時々、カブトムシとかの幼虫も出てきます。

子供の図鑑で調べると、種類も一杯あるし、足が一杯あるものも、いろんな種類があるんですよね。



メキシコ人の家の中でも、生きたさそりや、やもりや、くもに出会いました。



アメリカでも、心配されている、蚊が媒体の熱病、メキシコでも、十分気をつけてくださいね。



私は、蚊に刺されやすいので、夏の水遣り対策は、もう大変です。

虫除けスプレー、長袖、長いズボン、手袋、顔には防虫ネットと帽子、それでも、服の上からも刺すんですよ。
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