今日はクリスマスにもかかわらず,所属する越谷支部の研修です。
内容は成年後見で,主に後見業務を行っている同職の体験談を聞きました。すべて実務に関わることなので,とても参考になります。
話を聞けば,皆さん相当苦労をなさっているようです。というのは,被後見人の親族にとって,我々専門職後見人は,煩わしい存在であると思われていることがほとんどです。
親族後見人の財産管理の不手際や横領等により,現在,裁判所は,報酬支払能力がある被後見人には,専門職を後見人に選任することが多いのです。
一方親族としては,身内の事に部外者から口を挟まれる感覚が抜けきらず,その上,報酬を毎年取られてしまうという思いもあります。
また,仮に,身内が後見人に選ばれたとしても,専門職の後見監督人を手当する例も増えています。
これは,後見申立ての件数が飛躍的に増え,25年度は3万件を超えようとしていることで,既に裁判所の監督が手一杯であることから,裁判所の役割を専門家に委ねていきつつあることを物語っています。
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