釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月23日 風に負けずに

2020年11月24日 | 日記
北西の風が、強かった。

岸方向からの白波が、波長の短い風ウネリと一緒に、寄せてくる。

釣り難い状況だけど、ここは、我慢の釣りと自分に言い聞かせる。


朝の一投目。

黒木さんに、いきなりのアタリが来た。



ドラグ調整中のアタリに、黒木さんもビックリ。

ゆっくりと、巻き上げていく。





2キロクラスのニベが、上がってきた。

魚探には、良い感じのベイト反応が出ている。

「良い感じのベイトですよ」

魚探の状況を、知らせる。

しかし、その反応に反して、なかなかアタリが出てこない。


海面で、何かが跳ねた。

「シーラが居る」と、塩田さんが確認。

仕掛けを巻き上げ途中に、ヒットしてきた。




海面で、何度もジャンプする。



まずまずのシイラが、上がってきた。

海水温が、まだ高い状態が続いているようだ。


しかし、この頃から、北西の風が強さを増して、釣り辛い状況になってきた。


少しでも風の影響を少なくしたいと、浅場に移動する。

塩田さんに、アタリが来た。




小さいが、真鯛がヒットしてきた。

風の様子を見ながら、移動した先では黒木さんにアタリ。




アヤメカサゴが、ヒットしてきた。


この頃になって、風が弱くなって来た。

風の向きも、北西から真東に変わってきた。

少し深場に移動するか迷ったが、小さな魚礁周りのベイトを攻めてみる。

ジギングで探っていた黒木さんに、アタリが来た。




竿が激しく叩かれるアタリ。

船首では、塩田さんもアタリを捕らえている。




ドラッグ音が鳴り、ラインが何度も引き出される。

「大きいですよ。ゆっくりやりますよ」

同時ヒットに、何が上がってくるか楽しみだ。

「見えました」と、黒木さん。





沖合の魚礁周りに、オジサンが着いていた。

塩田さんの、獲物も姿が見えてきた。

「真鯛ですよ」

その大きな魚体が、海面に浮かび上がった。



72センチ、3.5キロの真鯛。

重量感タップリの、綺麗な真鯛だ。


この直後に、一段と強いアタリが、塩田さんに来た。

いきなり、激しくラインが引き出されたが…。

上手く、針掛かりしなかったようだ。

「続けてきたのに、残念です」

「口惜しいですけど、次に釣り上げましょう」

嬉しさと、悔しさを持って帰港した。