岸信介元首相は言わずと知れた安倍晋三総理の祖父である。違憲の安保法制を成立させた安倍総理と比較することは可哀そうな気がするが、岸信介という政治家は凄い、凄みがある。
そしてズルくて、いやらしくて、思想と戦略のある帝国主義者であったと、この「岸信介証言録」を読んで感じるのである。
そして、このとてつもない怪物であった岸信介が、越えることができなかったのが憲法9条改定であった。それを拒んできたのは戦後民主主義と日本人。平和意識である。
しかし、偉大な祖父であった岸が越えられなかった9条の壁を、解釈改憲で越えてしまった安倍の軽さと反知性ぶりに、心底恐ろしさを感じるのである。
岸の強権政治には思想と理屈があったが、安倍の軽さと反知性という幼児的な政治は、日本をどこに導くのか恐ろしい限りである。
そしてズルくて、いやらしくて、思想と戦略のある帝国主義者であったと、この「岸信介証言録」を読んで感じるのである。
そして、このとてつもない怪物であった岸信介が、越えることができなかったのが憲法9条改定であった。それを拒んできたのは戦後民主主義と日本人。平和意識である。
しかし、偉大な祖父であった岸が越えられなかった9条の壁を、解釈改憲で越えてしまった安倍の軽さと反知性ぶりに、心底恐ろしさを感じるのである。
岸の強権政治には思想と理屈があったが、安倍の軽さと反知性という幼児的な政治は、日本をどこに導くのか恐ろしい限りである。