かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2010.4.16 不可能としての八ッ場ダム

2010-04-16 01:35:04 | インポート
        

11日に八ッ場現地で行われた八ッ場地質の学習で、「不可能としての八ッ場ダム」、つまり八ッ場ダム建設は非常に困難であることが明らかになった。

       

学習会は、八ッ場あしたの会と私たち八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会の共催で行われ、奥西一夫氏(京都大学名誉教授・国土問題研究会理事長)、中川鮮氏(地域環境研究所理事長・元京大防災研究所)より、川原湯地区、打越代替地、横壁地区白岩沢、林地区勝沼、川原畑地区三平代替地などの地質の安全性について、極めて危険な状態であることが明らかにされました。
      
ダムをつくって湛水(水をためること)すると地滑りを加速させる可能性が大いにあるということです。

     

たとえば、打越代替地のロックヒル部分(国交省は単なる護岸工事といっている)は、緑色凝灰岩が既に溶け始めています。

水が溜まれば、さらにこれらの石は角砂糖のように溶けていきます。打越代替地を支えているロックヒル部分がこんなことで大丈夫なのか。

打越に限らず、湛水後の地質はどうなっていくのか。ダムをつくるか否かに限らず、もう1度、国交省はしっかりと調査する必要があります。

ダムなし生活再建案をつくるにしても、地質の安全性は最も重要なポイントです。地質問題を今後も注視していきます。

昨日は小寺弘之氏とあいさつまわり。吉井八幡宮例大祭あいさつ。夜は前橋で懇談会。