遊心逍遙記

読書三昧は楽しいひととき。遊心と知的好奇心で本とネットを逍遥した読後印象記です。一書がさらに関心の波紋を広げていきます。

『Curious George Goes to a Movie』 MARGRET & H.A.REY Houghton Mifflin Compay

2022-08-24 18:28:49 | レビュー
 この本、英語版絵本の電子書籍版。先にご紹介した出版社とはまた異なる。
 冒頭の表紙によれば、本のタイトルは正式には”MARGRET & H.A.REY'S Curious George Goes to a Movie" となるのだろう。この本は共著のようだ。絵本の本文を共著者が書き、絵本の絵そのものは、Illustrated in the style of H.A.Rey by Vipah Interactive と記されているので、Vipah Interactive という集団が著者である H.A.REY の好みのスタイルで描いたということなのだろう。この本は1998年に出版されている。

 数えてはいなのだけれど、『Curious George』シリーズがかなりの冊数出版されている。アメリカでは良く知られた絵本の一つのようだ。ここでジョージ(George)というのはお猿さん、チンパンジーの名前。Curious は「好奇心の強い」という意味だから、『知りたがり屋のジョージ(お猿)』というところか。これが何作目のものか知らないが、私にとっては1冊目。

 内容は、タイトルにある通り、黄色い帽子の友達(大人の男性)と一緒に映画館に行き、そこでちょっとしたハプニングを起こすという内容。幼児が喜びそうなストーリー展開となる。
 映画館に入り、一旦席に着いた後、友達がポップコーンを買いに行く間に、ジョージが引き起こすハプニンが展開する。

 この英語版絵本もまた、「Read-Aloud ebook」であり、絵に添えられた本文のナレーションをリスニングすることができる。本文のどの単語が発音されているか、順次わかるように単語がハイライトされていく。
 本書には、レベル区分がされていないようだ。既にご紹介したもので相対比較すると、本文の難しさは、ライオン・キング> Curious George > シンデレラ という印象を受けた。
 ライオン・キングよりも聞き取りやすい英文である。英文の構文的な面でも平易な範囲で書かれているように思う。

 映写が始まると、映写の光りの出所にジョージは好奇心を抱く。映写室に忍びこみ、映写技師を驚かす。映写はストップ・・・・。観客からは即座にブーイングの声。そのとき、映写室でジョージがやったことは・・・・。
 
 本文26ページの英語絵本。ナレーションを聞きながら、絵を楽しみ、英文を読むのは、非英語圏の大人でも英語に親しむのに役立つ。ささやかに1冊読んだという気にもなる。
 このシリーズ、ランダムに順次楽しんでみようと思う。併せて、童心に戻ろうか・・・・。
 ご一読ありがとうございます。

こちらもお読みいただけるとうれしいです。
「Cinderella」 Retold by Casey Malarcher illustrated bu Necder Yilmaz Compass Publishing
THE LION KING Adapted by Kathryn Collins Disney PRESS



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