9月4日(日)
代々木果迢会主催の能のレクチュアに行って、来週演じられる、「葵上」についての解説と仕舞を少しみせていただきました。
ここは、都会の真ん中にあるのに、一足屋敷に足を踏み入れると別世界の静けさ。
古い能舞台や中庭の設えだけでも一見の価値あり。
昨年は「自然居士」を見ました。
そのときは事前レクチュアに参加しなかったのでわかりにくかったのですが今回は本番がとても楽しみです。
物語や詞章の説明、装束、能面、シテの声、・・・どれも目からウロコだらけでした。
もちろん、意味がわからなくても、スリ足の妙味、無表情だからこそ表現しうるさまざまな情念、唄や鼓や太鼓とともに高まる緊張感
・・そういった気を感じることは充分できるし、むしろ、そういう感性の方が大事かもしれません。
でも。やっぱり・・源氏物語くらいきちんと読んだ方がいいですね(^^);
実家のお隣の家が御神楽のお稽古場で、小さい時から始終お囃子の音を聴いていました。近くには三味線のおっしょさんもいて、家の中では父がタンゴやシャンソンのレコードをかけていて・・、まわりに和洋折衷の音楽が混在してました(^^);
今でも太鼓や三味線の音が聞こえてくると;心ウキウキ。
きっとナマハゲもお正月の獅子舞もそのうち古典芸能になりますね♪
光源氏を中心に家系がややこしいし。
角川ソフィア文庫 ビギナーズ・クラシックの源氏物語は1冊で読めるようになっています。
とりあえず読了できましたが、やまびこさんには物足りないかも・・・。
「浮船」も能になっていますよね。
一度は見てみたい・・・!
今、同じ角川から出ている「能を読む」と云うのを読んでいます。
さっき文中の
「そういう超常的空間が目前に出現している。そこに、この世のものでない「モノ」があらわれる」
と云う一節を読んだ瞬間、がガタッガタガタ!!と地震。震度3だったようですが、マジに怖かったです(汗)