回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

ビバ!栃木!!

2011-12-25 20:03:39 | 奥日光

うふふふ・・今日は起きてから一度もとしちゃんんお顔を見ていないのです。

ろくさんが今年最後に日光にドライブしようというので、ひとりで留守できるかどうか確認したら

今日は高気圧が張り出しているので調子がいいらしく、OKが出ました(OKがでなきゃいけない

というのも悔しい話だが ^^;)

さて、四季折々の顔を見せる中禅寺湖、12月に来たのは初めて。

いつもは濃紺と明るいブルーが混ざり合って穏やかな表情を見せている湖面は、

鉛色に変わり、北風に波頭を浮き立たせている。

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この湖は海抜1000メートル以上の場所にあるのに凍らない。

最近は中禅寺湖に来ると第2の故郷に帰ってきたような気がします。

前世は中禅寺湖に住んでいた魚かなんかだったんじゃないかと思うほど、この湖が好き。

「竜頭の滝」まで行くと粉雪がふわふわと舞い、早くも積もりはじめている。

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5分も外にいたら足がびんびんと冷たくなってくる。お昼にはまだ早いけれど

滝の前の茶店で山菜蕎麦とお雑煮を食べる。

お雑煮は大きな揚げ餅が3個も入っていて熱々で美味しかった!

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いつもはここからさらに上って赤沼バス発着所まで行くのだが、寒いのと道が雪で

スリップしやすいのでやめにして、日光市街地へ出る。

何十年かぶりに神橋の前を通り過ぎ、杉並木に出る。

日光杉並木、今市までの間数キロにわたって保存されている貴重な並木です。

相当に老化した杉の一本一本を企業や個人で出費してこの並木を保存しているそうである。

鬱蒼とした並木の間の道には一里塚跡もあり、日光街道をいつか歩こうと意欲が湧いてくる。

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さてここから鹿沼に向かう。

なぜ鹿沼かと言えば今朝テレビで鹿沼の箒作りを紹介していたから。

カーペットが普及して掃除機に役目を取って代わられたが、畳、フローリングの床では

圧倒的に箒の方が使い勝手が良い。

我が家ももう10年ほどフローリングでは箒を使用している。

鹿沼に着くと観光案内所にあったあった!

テレビで紹介していたこの箒^^。大きいのは10,000円!でもお買い得かも~。

一本買っておけば一生使えそうな手造りのしっかりした箒。

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鹿沼は「日光例幣使街道」のひとつの宿場でもある。

この「例幣使道」はもう少し詳しく調べないとよくわからないが、京都から

中仙道を通り栃木方面から鹿沼を経て江戸から来る日光街道に今市

合流する。

このあたり道路標示も121号、293号、352号の各線が微妙に交錯していて面白い!

こういう道の成り立ちとか、由来を聞くとなんだかゾクゾクワクワクしてくる。

鹿沼を南下して栃木市に向かう。

栃木市は宇都宮と合併する前、明治16年までここが県庁所在地であった。

例幣使街道の恩恵を受け、商家の多かったこの町は蔵も多く、

特に巴波川(うずまがわ)の川の両側には昔日をしのぶ蔵が立ち並ぶ。

(千葉の佐原や埼玉の川越を合わせてひとつの街にしたような感じ)

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偶数年に開催される秋祭りに曳かれる人形山車が引っかからないように

電線を地下に埋め込んでいる。街をあげて街興しにがんばっているのが

よくわかる。

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自動販売機も「蔵」仕様^^。

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さてさて、見て歩いていると時間はどんどん過ぎてもう4時。

急いで帰宅して食事の支度を!と車を走らせて帰ったら義弟夫婦が来ていて

としちゃんに夕食を食べさせてくれていた。感謝☆(1週間くらい置きに来てくれたら

もっと感謝☆★)