回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

今年もあとわずか

2017-12-31 20:06:06 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム
お正月は子どもたちや親戚がくるので、やはりおせち料理作りは欠かせません。
昨日から作り続けて、さあ準備万端!と安心してピアノ弾き納めなどしていたら、
クワイをまだ煮てなかったことに気が付いた@@;!もう明日にしよう;;。


今年は(今年も)そそっかしいことばかり、せっかち、早とちりを克服して来年は、丁寧に物事にあたるようにいたします。
でも音楽関係でも、旅行でも、山歩き関係でも、日常生活でも楽しいことばかりでした。
年とると「楽しい」の質が変わってくるね。「愉しい」の方がいいかな。
そう云う意味では過ぎ去ってしまうとなんでも楽しさに変わる。家族や友達や、季節の風景、ひとりの時間、思い出・・だいじに噛みしめる様に過ごしていきたいと思います。
今年一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。


大崩水仙郷

2017-12-30 08:31:54 | 山歩き・川歩き・遠足
房総鋸南の大崩(「をくずれ」と読む)に水仙を見に行ってきました。


毎度おなじみ自転車おじさんたちといっしょ。
わたしたちは車で、現地で待ち合わせです。
川崎から木更津までのアクアラインを走りますが、朝は少々風が強く海の真ん中の高速はしっかりハンドル握らないと怖いです。
インターを降りて鋸南町長狭街道に入った途端、道路わきにも空き地にも水仙がいっぱい❤!

まだ早いかな、と思ったら予想以上の7~8咲き!
山道を上ってしばらくすると大崩。車を降りるとふあ~~~んと香りが漂ってきます


畑の作物はチヂミほうれん草みたい。

人もほとんどいなくて風もやみ、穏やかな日差し・・まるで桃源郷。

近くの江月の水仙郷には何度か来ているけれど、ここは自然の山里の営みと水仙がぴったり寄り添っているようで、また違う魅力があります。

八雲神社.注連縄、取り替えないのかな、かなり古びている・。


境内からは遠く伊豆半島(三浦半島?大島?)、そして東京湾をゆく白いフェリーさえ見えます。
小高い丘に続く脇道を歩いたり、


地元の農家が出している水仙の露店を冷やかしたりして、自転車隊を待ちます。


少し降りた道の駅のトイレにはこんな張り紙。なんとトイレの中にもちゃんと水仙が活けられていました(^^)


眠くなるような陽だまり、いい香りがときどき漂ってきて、待っているのもまた楽しい時間。
 

まもなく静かな山里にとどろきわたる雄叫びが聞こえ、小さな黒い点がひとつふたつ・・・。


おお、あそこにみえるのは!!


懐かしの(と、いうよりついこの間会ったばかりの)おじさんたちと無事合流!


さあ、楽しいお昼!

ピクニックシートを広げておにぎり、お味噌汁、


お芋の煮っ転がし、カブの塩もみ、コーヒー・・。


日焼けしそうな強い陽射しになってきました。
みんなで食べると美味しいね。


場所代をきちんと料金箱に入れて(^)v


みんなと別れて帰路に。帰りは海沿いの下の道を延々と走って3時間かかって帰宅。



買ってきた水仙で玄関は素晴らしい香りで満ちています☆
お正月のお花はこれだけでいいかな(^^)

師走のあわただしい中、楽しくすてきな一日でした。

「和モダンの世界・近代の輸出工芸」展

2017-12-27 14:53:18 | 和文化・着物・能・茶・骨董
起きたら空が真っ青だったので、出掛けたくてうずうず☆
押上(業平)にある「たばこと塩の博物館」まで行ってきました。
自宅から博物館まで往復徒歩で行きました。全部で8㎞くらい。

荒川の川面に鉄橋と赤い電車が映ってきれい。


往きは木根川橋を渡ってから曳舟川に向かうように露地に入りながら・・。
こういう神社に出くわすのが何とも楽しい。


スカイツリーも青空にくっきり!


できれば「スカイツリー駅」でなく「業平橋」というむかしながらの駅名を残してほしかった。


到着!


ここは、あまり大きくなくて、わたしの趣味に合った展示をするのでときどき来ます。
マゴッチを連れてきたときは、広々として空いているのでとても面白がっていました。


白洲正子さんの「ものを創る」を先日読了したばかりだったので、今回の展示にはとても興味がありましたし、実際に見てとても懐かしい気分になります。

寄木細工、象嵌、貝細工・・今はもう技術の継承者が少なくなったり、皆無になったりしているらしい。
昔は街道筋を旅する人々の間で盛んに売買されたそうなので、車や電車に取って代わられた今日では流通の仕方がかなりかわってしまったそうです。

幼い頃は、箱根のお土産に寄木細工でできたからくリ箱や、江の島土産の貝細工、祖父だとか祖母だかの遺した螺鈿の菓子器や茶たくなどがあったものでした。
今では殆ど処分してしまい、もっとだいじにしておけばよかったと思うけれど、それらしいものがすこしだけあります。
白洲さんの本の横に写っているのは、義母が遺した小抽斗。

イタリアのアッシジに行ったときにお土産に買ってきた木象嵌。日本のもののが精緻だけどちょっと近い。


帰りは四つめ通りから京島に抜けて木根川橋へ。
大正時代の末までは荒川放水路が原っぱの状態で、今四つ木側にある薬師様(浄光寺)がその原っぱにあったことがこの掲示でもわかる。


下町は平らな道が続くので歩いてもそんなに疲れません。


むしろ、このままどこまででもいけそう・・と思う間に河原に到着。


歩くのは冬に限ります。北風強くて髪の毛が山姥のようになってしまったけれど、くねくね路地道は面白いし、ポカポカになって気持ち良かった(^0^)/
帰宅したら玄関の水仙がちょうど良く開いていい香りを漂わせていました。

クリスマスを境に

2017-12-25 21:33:20 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム
スーパーは一瞬にしてお正月もの売り出しに、いろいろな活動が「今年の最後」を迎えます。

金曜はアンサンブルの今年最後の練習。
三善晃さんの「雪の窓辺で」とで〆、(おまけは「聖しこの夜」

土曜は混声の今年最後の練習。
「カンツォーネ」で〆。

本日は地元合唱団の今年最後の練習。
『嵐』の「ふるさと」を歌って〆めました。



イヴの昨日は友人たちと我が家でクリスマスパーティ☆
歌好きおじさんの音頭で、山の歌からロシア民謡から「別れの一本杉」「喜びも悲しみも行く歳月」「少年ジェット」むかしのテレビドラマ「若者たち」・・・・
殆どわたしと同年代なのに、軍歌がでてきたのにはびっくり。
まあ、よく歌いました。
上手い下手関係なく、歌いたい歌をどんどん歌う、これはとても愉しいことです。
プレゼント交換なども久しぶりにやりました。

出し忘れてしまった里芋の蒸したのや、牛のタタキの半分を今夜の夕飯にさせていただきました(^^)

32年ぶりの開帳

2017-12-22 21:32:38 | 和文化・着物・能・茶・骨董
片づけものをしていたら出てきました大きなインドネシアの壁掛け!



帰国して32年経って初めて包装を開けました!
今まで何度か転居したのによく持って歩いたものだわ。

中には、夫の仕事先のスタッフからのお手紙も入っていました~~。
もう、読解不能。

時効ということでご勘弁(^_^;)

縁と地板は木、独特のワヤンクリットの絵柄が描かれていて、地に張ってあるのは水牛の皮。硬いのですが気持ちの良い肌触り。


どうして未だにこういうものが眠っているのだろう。


ゴマンと持って帰ったバティックの布は処分してしまって後悔しているところなのに。