回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

鯖江のミニメ

2008-10-22 14:48:24 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

このちっこいメガネブローチはろくさんが以前に福井県へ出張の折りに買ってきたもの。

メガネが顔の一部となっているわたしとしてはこの可愛らしさに一目惚れ~

はじめはひとつしか家に持って帰らなかったけれど、わたしがすっかり気に入って「もっと欲しい!」と騒ぐので仕事場の机の中からかき集めてきたのだそう。

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福井の鯖江市は全国一のメガネフレームの製造数を誇る。

このミニメガネのフレームも実際のメガネフレームの切り落とし?から作られるもので地元でないと買えないからちょっとしたレアもの。

欲を言えばガラスでもいいから中身もメガネ仕様にしてほしいな。


日本橋川~亀島川

2008-10-11 22:21:41 | 山歩き・川歩き・遠足

永代橋を渡って隅田川が河口に出る手前、中央区新川へ行き、この日本橋川と亀島川に囲まれた四角い島の川っぷちを一周する。

ここから見渡す佃島~月島はウオーターフロントの名前よろしくにょきにょきにょきにょき、よくもこんなに建てたものだと驚くほどたくさんの高層マンションやビルが林立している。

つい6年程前だったか築地からの練習の帰りにここまで歩いて迷子になりかけたときは、まだこんな超近代的な街が出現しようとは思ってもいなかった。

新川地区の中も永代橋の際には近代的ビルが立ち並び空が少なくなった。

人間は海も川も埋め立てていったいどこまで開拓していくのだろう?

豊海橋、霊厳橋、新亀島橋、亀島橋、高橋(たかばし)、南高橋(みなみたかばし)、・・水路に架けられた橋を行きつ戻りつして江戸時代のこのあたりの風景を描いた図絵を見ながら当時の海運水運の輝かしい時代に想いをいたす。

高橋の上でまだ若いお父さんが連れていた小さい子どもに

「あのフェンスの向こうもお父さんが小さい時には川がずっと続いていたよ」

と八丁堀の桜川跡あたりを指さして話していた。

あの子が成長するとき東京の川はどんな風に様変わりするのだろう。

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カメラを忘れたので詳細はこちらで。

http://mediaport.on.coocan.jp/kandagawa/bridges/reiganbashi.htm


中川っぷち

2008-10-09 15:55:55 | 山歩き・川歩き・遠足

相変わらずくねくね曲がる旧中川(以下中川と呼ぶ)がおもしろい。

晴れたのでチャリで木根川橋を渡り、荒川土手を南下、平井水門、水上バスの発着する平井乗船場を越え、平井大橋の下の蔵前橋通りを走り、江東新橋を渡り橋詰から右折。

ここからは曲線を描く中川に北十間川が流れ込んでいるのがよく見える。

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007 画面中央奥が北十間川。

北十間川は江戸時代に掘られた水路で隅田川とこの中川を結ぶ。

葛飾側の中川とは趣がちがい、橋がたくさんあり、川幅もせまく、その曲線的な流れは女性的ななめらかさを持っている。護岸はある程度美化されているが、元々が自然河川なので親水公園や放水路のようにまっすぐではないのが魅力。

新小原橋を渡って北十間川の方に入ってみると小さな踏切発見☆

この線路は曳舟から亀戸まで走る東武亀戸線である。

川と線路と踏切、わたしの大好物であるこの3つが揃っては橋からうっとりと眺めてしまうのも無理はない。

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ここから再び荒川に向かって中川の川っぷちを行く。回りには高層マンション、工場が立ち並び、お昼休みの時間をつぶす人、釣りをする人、まったりとただ流れを眺める人たちがちらほら。

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ゆりのき橋の近くにはコスモスも咲いて秋風にゆらりゆらり。

このあたりから数十メートルかは暗渠になり平井水門で再び姿を現し、しっかり「中川」と称し荒川と並行して葛西の河口に行く流れと、葛飾側の水門をくぐって蛇行を続け埼玉の三郷方面に遡る流れに分かれる。

木根川橋にもどってくると荒川は可笑しいほどまっすぐで大きい。

「秋の川 ひねもす のたりのたりかな」

といった風景でありました。

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