回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

秋の美味しい色

2014-10-27 23:04:58 | 食・レシピ

先月拾ったギンナン。

ペンチと親指の爪で大格闘の末、ようやく殻が剥けました。封筒に入れて電子レンジでチンする方法もあったのに、それを思い出したのが剥けた後だった・・++。

夜は、このギンナンをおつまみにして、サンマ塩焼、

クリより旨い十三里。

たっぷりのミョウガとショウガをかけた秋ナスの煮びたし。

久しぶりにちゃんとしたおかずを作りました(~~)

親指の爪はちょっと削れちゃったけど、美味しかった☆

 

 


印旛の里山サイクリング

2014-10-20 22:22:29 | 山歩き・川歩き・遠足

10月19日(日)晴れ

自転車仲間に誘われて北総線の千葉ニュータウン駅から印旛日本医大駅にいたる約35kmくらいのサイクリング(ポタリング)に行ってきました。

 

ママチャリではけっこう遠くまで足を延ばしていましたが、小径車(ダホン)で遠出するのは初めて。ということでベテラン自転車仲間Gさんが初心者でも(比較的)楽に走れて里山の風景を楽しめるコースを案内してくださいました。

いやあ、空はみごとなまでに青く、風も穏やか、湿度が低いので日陰に入るとすっと涼しくなるのがありがたい。

自宅から高砂駅まで約4㎞は自走。これは慣れているので普通に買い物に行くような感じ。

駅に着いてダホンを折り畳み、輪行袋に入れる。

これも何日か前から練習していたので難なくクリア。

待ち合わせした4人と千葉ニュータウンまで電車。

千葉ニューの駅にはもう何人か集まっていました。本日のメンバーは14名。

わーー壮観!!、いろいろな自転車があるわあ。

 

せっかくなのにそれらの自転車を撮るのを忘れた@!

(初ポタなのでなんだかドキドキして自分のチャリを広げることに躍起で他のことをする余裕がない++;それなのにお土産のお団子は2本も食べた^^);

さあて、本日のリーダーGさんから今日の予定が発表されます。

かなりゆったりな行程を設定してくださっているようで嬉しいのだが、いったい坂はどれくらいあるのだろう、と内心不安。ドキドキマギマギ・・。

やさしいおじさまたちにいろいろ手伝っていただいて

さて、出発!

リーダーのすぐ後ろにくっついて走る。

まっすぐな道では隊列がきれいに見える。なんだかワクワクします。

 

先ず着いたのが結縁寺。

 

ここの住職さんが自ら造られたという池やコスモス畑。

まだ刈り入れのすまない緑の田圃、畑、鳥の声・・。

印旛方面はときどき車で通るのだが、こんな農道や風景は自転車か歩きでもない限り味わうことができません。

10年ほど前、5月のお祭りがあるというので千葉ニューに住む友人に徒歩で案内してもらったことはある。そのときもこの自然に光景に惹きつけられたものです。

次は永福寺。大変古いお寺です。

おびんづるさま、もう顔がわからない~。

さて、走りっぷりはというと、ギアの使い方はわからないし、車輪に枝が挟まるし、車道横断で出遅れるし、坂は登れないし、肩と腕にすごく力が入るし・・やはりビギナーズは焦る焦る~。

日本医大のドクターヘリも見ることができました。

全行程の3分の2ほど走ってようやくお昼!

14名の人数なので貸切です。

わたしが食べたのは煮魚(かさご)&牡蠣フライ定食。

フライもご飯のボリュームたっぷり!

緊張がほぐれかけ、食べている間に眠くなってきます~~。

さて、先ほど走った道を逆に回るような感じで素晴らしい景色にぶつかる。

一本の大きくくねった木。それに分けられた様にまわりこむ二股の道。

ヨーロッパの誰かの絵に似ているなあ。モネかな~?

皆でしばし撮影タイム。

また走って、次は松虫寺。(もう坂はひたすら押して登る!)

皇女、松虫姫の伝説があるお寺。サザンカの花びらがどなたかのお墓とおぼしき手前に舞い散っていました。

カマキリとスズメバチのバトル。カマキリ勝利です。

さて、まもなく初ポタも終盤。

日本医大駅(別名松虫姫)そばのコンビニでアイスコーヒーを飲みながら休憩、そして自転車をたたんで白井駅まで輪行。

反省会と称する飲み会で初ポタの無事帰還を祝って乾杯!

どーんとブリカマ焼き!

 

道を踏みしめながら歩くこと、車で遠くまで旅すること、鉄道で車窓からの眺めをお供にして旅すること、自転車で風を感じながら走ること。

どれも動いているということは楽しい。

今度はもう少し自転車への理解を深めて、来春になったら再挑戦してみようかな(^^)

季節が止まっているのか、松虫寺にアジサイの咲き残り。

 

 


中禅寺湖・歌ヶ浜~千手ヶ浜ハイク②

2014-10-13 17:24:06 | 奥日光

10月13日(月)

曇りのち雨

前の夜は疲れて9時就寝だったので夜中に何度も目が醒める。

6時半には本格的に起床して、ひとりでホテルの庭や牧場の周りを散歩。

 

曇ってはいるが明るい。

山は紅葉というより黄葉が多い。

この黄色が緑と赤の間をとりもってなんともいい味を出している。

 

食事はしっかり和食で、珍しい山菜のお漬物もあってご飯がすすむくん!

ニュースではずっと台風情報。

昨日よりはだいぶよくなったみたいだが、ろくさんの膝の具合も考えると、今日はもう帰るしかない。

9:30ホテル出発。

ふふふ、超久しぶりにホテルから日光市道まで出るまっすぐな道だけわたしが運転っ(^0^)!!

 

「えーと、ブレーキは右だっけ?左だっけ?ドアミラーはどうやって開くのだっけ???え!ここはアクセル踏むの!?」

ほんとはもっと運転してもよかったのだけど、ろくさんから「NO」が出ました↷。

ずっと運転していると膝に悪いようなので気を利かせたつもりなんですけどね。

とにかく日光宇都宮道路から東北道にあるPAのたびに休憩をとることにして家路へ。

日光口、大谷、(都賀西方のPAは除いて)、佐野、羽生、蓮田。

いつも帰路のときはあまりPAやSAに寄らないのでけっこう面白かったです。

↓ 日光口PAからの眺め。

↓ 大谷PA,トイレと外のテーブル台が大谷石でできている。

家に近いインターに降りたのが12:00

なぜか、家に着いたらろくさんの膝はかなり回復しておりました(^^)v

なかなかスリリングな今回の奥日光でした。教訓 「侮るなかれ中禅寺湖!」

 

 

 


中禅寺湖・歌ヶ浜~千手ヶ浜ハイク①

2014-10-13 16:00:56 | 奥日光

10月12日(日) 晴れ

台風19号は進路速度が遅く、この日はまだ関東のお天気はなんとかもつらしい。

予約していた宿をキャンセルするのももったいないし、いちかばちかでかけてみました。

5:50 家を出発

台風で出控えた人も多いのか、時間が早かったのか、紅葉渋滞はなくスムーズに車は走る。

8:00 中禅寺湖畔・歌ヶ浜駐車場着。気温が低いのでジャケットを重ね着したり軍手をはめたり装備も充分して出発。

コースはここから千手ヶ浜まで約13㎞の湖周遊コースです。

春に千手ヶ浜から菖蒲ヶ浜を歩いているので残った部分を歩く予定。

お天気はどんどんよくなって大好きな中禅寺湖ブルーが秋の冷たい空気の中で、いつもにもまして色鮮やかに見える。

飽きもせず、ここに来るのはこの色に惹かれるからなのよね。

開けた平地に来ると風に落ち葉が、ハラハラなんて生易しいものではなくバサバサバタンバタンと音をさせて降り積もっていきます。

八丁出島とチビ出島(やまびこ命名^^)を越えて阿世潟。

しかし、美しい。

うっとりとシャッターを押して道に上がろうとしたらちょいと道に迷う。

すると、やはり奥日光ファンであられるひとり旅のおじさまと出会って、この赤い杭をたどっていけば大丈夫ですよ、と教えていただく。

↓ 赤い杭

思えばここからが今回の旅の暗雲の兆候であった。

阿世潟まではハイキングしているグループは何組かいたけれど、ここでこのおじさまと出会った以外は梵字岩まで誰にも会わなかった、

ということはここはそれほど知られた道ではないということか。

うーむ、なるほど、殆ど道というものがない。

人が通れるような道になっていないし、命綱のような赤い杭も地面に埋まっていたり、紅い落ち葉と見分けがたかったりする。

おまけに、行く手を阻む巨岩の数々、木々の根っこ、飽くことないアップダウン・・。

時折り見える断崖の下の水は美しいのだけど・・。

白岩展望台は岩に登らないとあまり良い眺めではないのだが、ここを登る気力は無くスルー。

 

 

 

右手は湖への断崖。左手は熊の出そうな山の中。これってほんとにハイキングコース?

いわゆる「ハイキング」という言葉の持つ軽さに惑わされて(だれもハイキングコースなんて言ってなかったけど^^)侮っていた。

まあ、晴れたからいいようなものの、これが少しでも雨が降っていたり霧が出たりしていたら遭難していたかもしれない。

↓ ここはまさに修験の道である~。

千手ヶ浜から菖蒲ヶ浜の間も険しかったが、手すりやロープなど、もう少し整備されていたように記憶している。

さらに、標識に「○○まであと○○㎞」と書かれた距離がなかなか縮まらない。絶対数百メートル歩いたはずなのに全く同じ残り距離数の表示

だったりしている。

↓ こんな巨岩の間を岩にひっつくようにして回り込みます。(梵字岩手前あたり)

そしてそして、最悪の事態!連れ合いのろくさんの左膝がおかしくなってきて、速度が極端に落ちる。

自分も木の根っこにつまづいてうつぶせ状態で転んだり^^;;。

もはや景色どころではなくなってきた。

もうお昼に近いが空腹を感じる余裕もなくなってきた。

もうカメラはリュックに入れて写真はあきらめる~。

数か所、柵があったり、ロープがなければ水にまっさかさま、という道を通り抜け、

ようやくようやく千手観音堂跡が見えてきた。

 

ここまで来れば、何度か来た道。千手ヶ浜はすぐそこである。

お~、前が開けて美しい白砂の浜が見えてきた。

千手ヶ浜~!

すでに13:30。

13km歩くのに5時間半@@?!これは登山並みだわ。

とにかく目的地に着いたのでお弁当を広げようとしたら、相当に冷たい東風。

赤沼小屋までのバス乗り場のそばのベンチでやっとお昼☆

折よく食べ終わった頃に14:10発臨時バスがやってきて乗り込む。

小田代の、まだ残っている草紅葉を車窓から楽しみながら赤沼に着く。

赤沼15:04発のバスに乗り換えて立木観音入口まで。

乗り物はありがたいね~、なんて、おじいちゃんおばあちゃんの会話のように、しみじみ話しながら。

実は車の置いてある歌ヶ浜まで船を使うという手もあったのだが、この時季は千寿ヶ浜からの船は運航休止であった。

中禅寺湖一周するには、バスまたは観光船の時季と時刻ともっと克明に確かめておくべきである。←教訓!

15:30頃立木観音入口着。

まー!今回の盛り沢山なハプニングにはびっくりひゃっくり!

なんとあたり一面霧の海なのでした。

ここから歌ヶ浜までは普通の足なら10分くらいで歩いてしまうのだが、とにかくにもろくさんの膝が利かないので、まるでロボコップのようなぐ

くしゃくした歩き方の連れ合いに手を貸して久しぶり(初めてくらいかな~^^)に腕を組んで歩いた。

霧の中のデートはまあそれなりにロマンチックではあるが、はっきり言って介護状態であり、行く手は霧で真っ白でありながらお先真っ暗な状態であった。

やっと歌ヶ浜に着いたのが16:00過ぎ。

ここからまた今バスで来た赤沼に戻り、さらに越えて上の光徳牧場そばのホテルまで上っていくのだ。

 

果たしてろくさんのこんな足で運転できるのだろうかと、不安たっぷりだったので「わたしが運転してみようか?」と意を決して言ってみるが

「それくらいなら足が折れても自分が運転した方がまし!」と即座に却下(><)!

エンジンを入れて走りだした。なんとか運転はできるらしい。

湯の湖のあたりは紅葉がきれいらしい、と情報を得てホテルへの道を越えて車を走らせる。なるほどきれいだった。

湯の湖からまた下ってホテル着

 

17:00であった。

車から降りるときのろくさんは両足が完全にロボコップ状態であった。

硫黄の匂いたっぷりな温泉に浸かって明日回復するのを祈る。

↓ 夕食のメイン。栃木牛の陶板焼き

 

 

 


ぎんなん

2014-10-03 10:31:54 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

先日、拾ってきたギンナン、試行錯誤の末、しばらく土の入ったボールに埋めて様子をみながら約2週間。

 

 

半分腐りかけるまで待ったので、ふにゃふにゃの梅干みたいな外皮はするりと剥けます。

 

ビニール手袋をして土の中から出して洗ったらこんな感じになりました。

 

水でゆすいでも全然臭くない。

土が臭みを吸い取ってくれるみたい。

ふつうはもっと丸っこいような気がしますが、これは先がとがってスマート。

乾くと丸くなるのかな?

乾いたら殻を割って、割ったら薄皮を剥いで、ようやくエメラルド色の実が出てくるわけです。

幾層もの固いガード・・自分の実(身)を守るために、よくぞここまでという感じですね。