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回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

厩(うまや)橋から裏道めぐりで荒川まで

2016-08-29 10:13:39 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

8月28日(日)曇り時々小雨

 お昼を食べに厩(うまや)橋、

今日も元気でビールが旨いや!

スカイツリー、頭の上は雲の中、屋形船はお客待ち

寿町の裏側の小店をウロウロ冷やかして、

雷門は混んでるもん、と横目で眺めて花川戸、沓履地蔵を通り過ぎ

いざこととわん、みやこどり、曇天にひくく飛ぶのは一羽二羽

渡り終えれば見番通り、むかしの光今いずこひっそりたたずむ芸者町

 

三囲(みめぐり)神社をひとめぐり、

 

首都高の道の下、社の向こうは隅田川。

わたしはここで咲いてます、と恥らいながら小さき秋萩の奥ゆかしきかな。

 

桜橋までもうちょいと、10年ぶりのサ店のカドは道の角

 

レトロレトロと動く時計とラジオの音は、遠き昔をしのばせる、

裏道細道探してはわざわざ迷って路地の尊、

ハトの街そぞろ歩けば雨は小粒の真珠なり、

想いも道も、いつでも「この先行き止まり」、

「わたしのいるとこどこだんべ?」と猫に聞いてもわからにゃあ。

むかし「荒川」今「八広」、くねくねくねくね迷い道

あずま通りに出くわしてようやく馴染の木根川橋よ、

橋から下を見渡せば絶景なるかな大いなる荒川放水路の流れなり~。

いわゆる幹線の道路を使わず約7.5キロの下町歩きでした♪


八ヶ岳山麓~碓氷峠の眼鏡橋~横川・ノスタルジックな明るい旅②

2016-08-17 15:15:42 | 八ヶ岳

8月16日(火)晴れ

夜半に音を立てて雨が降っていたので天気が危ぶまれたけれど、窓から差し込む明るい朝の光!

嬉しくなって飛び起き、さっそく散歩☆

玄関前からの眺め。

果実の成るところはこの世のパラダイス。大好きな風景。

自宅で栽培している方には、もの珍しくもないのだろうけど、土があって花が咲いて実りがある、

ということはやはり豊かさのバロメーターだと思うのです。

美味しい食事をいただいて生まれて初めてトウモロコシをもいで、本日はあてどもなく小海線を北へ遡ろうじゃないか、という話になり、出発。

八千穂の町並みがちょっとおもしろいかも、とペンションのマスターのお薦めでまず八千穂駅まで走らせる。

とにかく今朝は真っ青な空!前日の曇り空では見えなかった赤岳もそれに連なる峰々もくっきり!!

国道141号線から旧道の県道2号に入って千曲川沿いをしばらく行くとこのような奇怪な岩山が現れ、

やがて八千穂の駅。

今回はなかなか小海線の車両に逢わず、残念でした。

駅から少し歩くと酒の資料館。

日本酒「井筒長」の醸造元、黒澤酒造のギャラリーもあり,そこで利き酒をしていい気分になりました(^^)v

この国道2号線は昔の街道の面影が残る道。ぶらぶら歩いてみました。

八千穂には途中に「秩父事件・本陣」と云うような建物もあったので、お店のお姉さんに聞いてみると、かの秩父事件の際、秩父からこの八千穂の集落まで逃げ延びてきた人々がここに宿を取ったのだとか・・、いやはや歩いてみないとわからないモノです。

さて、ここからなんと岩村田~佐久を越え大渋滞の軽井沢を抜け、最終目的の眼鏡橋まで行きます。

まるで中仙道歩きの逆をなぞっているような感じ、昨年祭りでにぎわっていた岩村田の商店街似は懐かしささえ感じます。

 

碓氷峠ってこんなに長っかったのね、と街道歩きのときは山ヒルに追いまくられて全然登った気もしなかったので改めてびっくり。

車で軽井沢から下るとけっこうな勾配です。

そして下っている間にチラチラと木の間に小さな軌道跡があり、眼鏡橋に到着。

これはすごいものでした。この上に横川からの旧信越線が走っていたわけです。

今は遊歩道になっているので回り込んで登ってみました。

回り込み階段の入り口にはこのような標識~(><)!!

 

おそるおそる登りましたが、すぐ上に着き、ラッキーなことに蛭さんには会わずに済んだ・・。

 

さあ!かつてはアプト式で電車がえっちらおっちら登ってくぐったトンネルに入ってみます。

 

ところが、これがなかなか向こうの出口に着かない。

殆ど真っ暗な中、途中で挫折する子どももいて、ちょっと肝試しみたいな感覚。

途中から洞門のように小さな風穴がいくつか空いているので、外光が入るけれど、明治の時代、よくこれだけのものを作ったものです。

第6遂道を出たところ。先にはまだまだ短いトンネルは続きます。

 

トンネルを出て橋梁から万歳するわたし。見えますかね(^^)?

                                          ↓

是非ここは世界遺産にでもしてほしいものだわ、と呟きつつ、どんどん下って坂本宿を過ぎ、

どこかで見たような旅館の前を通り

横川駅に到着。

もう14時になっていたのでお腹がぺこぺこ。

名物、峠の釜飯を心ゆくまで味わいました。

関越を使って18時半に帰宅。多少の渋滞はあったけれど楽しい実り多い旅でした。

 


八ヶ岳山麓~碓氷峠の眼鏡橋~横川・ノスタルジックで明るい旅①

2016-08-17 14:06:25 | 八ヶ岳

8月15日(月)曇り時々雨時々晴れ

まだお盆をふるさとや旅先で過ごす人たちのラッシュが予想されるまっただ中。

明るい山容とそのすそ野に広がる牧場や農場、そして人々の暮らしが見たくて行ってきました。

 

東京を朝6時に出発。中央高速を走ります。

さすがに渋滞には遭わず8時半には甲斐小泉の「三分一湧水」に着く。

このあたりは道端にキキョウやコスモスが咲いて初秋の風景です。

 

三分一湧水」の公園は以前にも来ているのでさっと回った後、

今回は甲斐小泉の駅からぐるりと武田信玄所縁の棒道をゆっくり歩きました。

途中には常夜灯、昔ながらの水車小屋、道祖神さん、古戦場跡があって、車で走ってしまったらうっかり見過ごしてしまいそう。

やっぱり歩くのはいいですね。

峡北地方と云う呼び名も初めて知りました。

湧水で分けられた澄んだ水をくるりくるりとまわしています。

 ここから甲斐大泉へ向かう途中の谷間にある「夢宇」へ。

前回来て、骨董や布や陶器・・その品数の多さに圧倒された廻廊美術館のような店。

一日いても飽きないかも。

 

娘へのお土産に「夕布」と小さい器と木と竹でできた民族食器のようなお皿を購入。

ここを出るころには空が怪しい雲行き。

お昼近いので目当てにしていた山菜とジビエのお店を探して車を走らせるも謎に包まれたように見つからず、野辺山の

小さいお店で山菜蕎麦を食べ、夫が学生時代毎年行っていた合宿場に足を延ばす。

 

野辺山からだと、小海線沿線を北上して40分ほど山に入った南相木村にその合宿場はある。

もう40年以上前なので、すっかり建物は新しくなり面影はほとんどない、と夫は言っていたけれど、形は変わってもその場所にその名前のものが持続してあるというのはいいことです。

ここから公民館を過ぎ川を渡って南相木村資料館(閉まっていた:)や近くの民家の畑をウオッチング。

蕎麦や野菜が植えられた静かな桃源郷のような場所です。、

 

さて、今回の旅の楽しみの一つは、十何年か前に合唱団の交歓会をしたときにお世話をしてくださった歌仲間の方と再会することでした。

合宿所と同じ村のこんな近くにお住まいとは思わなかったので、びっくり!

 

デッキからはなんともぜいたくな田舎の風景が一望。、運悪くちょうど大雨が降ってきたので、おしゃべりはお家の中でしたが

都会を離れ、ご家族三人で手作りドームにのびのびと生活されていることに逞しさと感銘を受けました。

遠い学生時代へのノスタルジックな気分と、とてもすてきな若い生き方への共感が心の中で溶け合って清里の萌木の村まで下りました。

その頃は、もう雨は止んでお日様が・・。

いつも清里に来るときには必ず宿泊する大好きなペンションで、ゆったりした夕食とくつろぎの時間を過ごしました。

 


匂ひ袋

2016-08-14 21:16:23 | 和文化・着物・能・茶・骨董

ドライにしてあったマルバユーカリと玄関先のローズマリー、そして、着物の端切れを使って匂ひ袋を作りました。

不器用なので細かい縫い物や編み物は苦手ですが、自分で使うのなら「ま、いっか!」と云うできばえです(^^)。

オイルではないのであまり匂いは強くなくて、作っているときにほのかに匂う程度。

先日繭から引いた糸もモワモワと丸めて入れてみました。

バッグにポンと入れておこうかな♪。


中禅寺湖(イギリス大使館別荘記念公園)~湯滝~沼田

2016-08-08 13:27:03 | 奥日光

8月7日(日)晴れ

中禅寺湖の水がわたしを呼ぶので行ってきました。

男体山に向かってドライブしていると雲がだんだん出てきましたが、歌ヶ浜に着くと、山と湖のブルーのグラデーションの景色はいつもと変わらず美しい。

いつもはイタリア大使館別荘の方に歩くことが多いのだけど、今回は再建したばかりのイギリス大使館記念公園に寄りました。

 

もう一つ手前に現在でも使用されているらしいフランス大使館がある。

いずれも明治時代から使われた別荘だが、今の時代は大使館がその赴任地に別荘を置くことは少なくなっているのか、一般に公開されることが多くなったようだ。

大好きな湖畔の道を歩いてゆくと昨年来たときはまだ建設中だった建物が見えてくる。

わたしたちと同年代のご夫婦が多い。

 

建物の中はまだ新しくて木の香りも調度品もイマイチ落ち着かないけれど、2階広縁からの眺望は素晴らしい。

ここに座って、眠りから醒める頃の紗のかかった朝のみずうみの姿から、夕陽の沈むあかね雲の下で暮れゆくさざ波の姿を見ていたいものです。

もう少し雲が晴れれば正面には白根山が見えるらしい。

社山の三角頭がひときわ目立ちます。

 

湖面を渡る風は天然氷をそっと頬にあてたようなひんやり感。

数年前までは朽ちて歩行禁止になっていたイタリア大使館の桟橋もリニューアル。

でも、もっと湖にせり出しつくってほしかったなあ、ちょっと味気ない。

カツラの大木が繁茂する道を戻り、お昼を歌ヶ浜の近辺ですませてさらに奥の湯滝まで走る。

夏休みになったからか、戦場ヶ原のあたりはハイカーで賑やか。

奥日光~湯元は数えきれないほど来ているが、湯滝を見たのは小学校の修学旅行以来かしら。

小さい頃の記憶は定かでなくて、こんなに勇壮で落差が大きいとはちょっと驚きでした。

しぶきが気持ちいい!

この湯滝の滝壺の脇から戦場ヶ原まで歩く木道もあって、10年くらい前にまだ元気だった母と一緒に歩いたことがある。

元気といっても母はもう80才近かったので、よく歩いたものだと今さら感心する。

湯滝から湯の湖を経由し、金精峠へ。

途中、自転車おじさんたちが一生懸命坂道を登っているのが見えたので車内からエールを送る(^^)

金精峠のトンネル付近から湯の湖を見下ろす。

 

ここに来るたびにドイツのフュッセンに似ていると思う。

 

沼田のトウモロコシ街道で白いトウモロコシとトマト、山芋を買う。

ビール瓶くらいのズッキーニも3本100円@!

今年は大豊作らしい。
いくら安くても、こんなに大きいの3本は食べきれない、一本10円くらいで売ってくれればいいのに~、と思いながら帰途に着きました。

長い時間をかけて沼田街道を走り、関越~北関越~東北道で帰宅。