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回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

台風から晴天へ、美しき八ヶ岳②

2017-10-31 21:55:54 | 八ヶ岳
30日(月)6時に起きてひとりで一時間ほど散歩。

空は紺色から明るい藍色に代わり、登り始めた陽の光が雲にサーモンピンクの色を写しだす。



ペンションから牧場に沿ってたどる散歩道。
絵のようだよね。
・・・ちがうね、本モノがあって絵があるのよね。


誰にも教えたくないマイナスイオンのスポットを過ぎると巨木の間から滝が見える。

昨日の大雨のおかげか、今朝は崖の下に眺める滝がドウドウと音を立てて満量の水を落としている。


ペンションに戻る頃は空もすっかりはっきり美しい朝!



八ケ岳山麓はどこもかしこも美しいのでついつい写真ばかりになります。

9時過ぎ、朝食をすませて出発。

懐かしい「美し森」へ。



高校になって山岳部(とは名ばかりのハイキングクラブ)に入って初めて上ったのが牛首山でこの美し森がその登山道入り口だった。
下山して清泉寮に着き、一泊して翌日は飯盛山に登った記憶がある。


あの頃(約50年も前!)は清泉寮も清里駅近辺も静かで現在のようなソフトクリーム屋もなく、
登山の恰好をした山男山女だけが静かに憩っていた場所であった。
長く生きるとはこういう時の経過を見ることで、それはそれで楽しいこと・・かな。


登山道の入り口に額縁を象った写真撮影用のスポットがありました。
おもしろいのでパチリ☆




山裾には落葉松の黄色がずっと並んでいて美しかった。
遠くに富士山も見えます。



ここからまた清里の下へ降り、いつも通り、大好きな黒井健さんのギャラリーへ。



ゆったりと時間が過ぎて、八千穂に向かいます。

本来なら休業の古民具屋の「創」に予約をしておいたので(今まで2回来て2回とも休業中にぶつかっていたので予約)、わたしたちだけのためにお店を開けてくれることになっています。ありがたや。

もうお昼近く、ちょうどよくドライブインを見つけ入ってみるとレストランは休業;;。

しかしよく見ると店の前でマツタケご飯を売っています!。サービスでキノコ汁がついてなんと200円@@!

露天で美味しくいただきました(^^)v


八千穂の駅を過ぎ、古民具屋さんでいろいろ物色してから近くの黒澤ギャラリーで一服。
この店の前に続く道、旧佐久甲州街道の昔の時代に想いをはせながらひとしきり歩いてみる。



いい旅でした。

台風から晴天へ、美しき八ヶ岳①

2017-10-31 21:03:59 | 八ヶ岳
今年も清里へゆったり一泊旅行でした。今回は娘もいっしょ。

29日(日)は台風22号とガッチンコ!

8時半、出発。台風が刺激している秋雨前線の真っただ中、中央道を突っ走る。

ワイパー君、ご苦労様!

長坂インターで降り、11時頃「夢宇谷」に到着。



雨の日はここに来れば、楽しく時間も潰せるというもの。



古いものから新しい作家さんの作品まで布から食器から箪笥まで一日いても飽きないほど興味の対象がそろっています。





お昼にお蕎麦を食べ、そのあと三分の一湧水を越えて小淵沢に戻るような感じで古民家カフェ「和蔵」へ。

ここはコーヒーも最中もなかなか美味しかった。次回また来よう。



3時近くになり雨が強くなってきたので、いつものペンションへ。

しかし、いくらなんでも夕食まではまだ間があるので荷物を置いて天女の湯へゆくことに。

鍵を「どこに」つけてお帰りいただくのか、場所をはっきりさせないと腕につけていってしまうぞ(^^);



久しぶりに娘と卓球(ピンポン)をしました。

玉を打つより拾ってる時間のが多い(^^);

いい具合にお腹が空いてきました☆

ペンションに戻って夕食。


うーん、ここは本当にほっとします。


外は激しい風雨なのに、美味しい食事に暖炉。


家にいたらしなければならないことも、ここではなにもない。

そして素晴らしかったのは10時頃に雨が上がって見上げた夜空の美しさ。

カシオペア座があんなにはっきり見えるなんて感激でほろりと来ました。


台風とぶつかるのでよほどキャンセルしようとしましたが、決行してよかった。

初冬の八ヶ岳山麓:小海線の旅②

2016-12-05 15:48:44 | 八ヶ岳

2日目も晴れ。

太陽が昇る前にベッドから起き出し外へ。

このあたりの寒さは相当なもののはずですが、昨日今日ととても暖かく手袋なくてもどうにかなりました。

何でしょうか、この空は・・。自然はどんな絵具をもってしてもかなわない。

 

宿の近くもかなり明るくなり。今日もいいことありそうな予感がたっぷり。

ゆ~~っくりと朝食をいただき、前回来たときには休みだった小海線沿線、八千穂の駅からほど近い黒澤酒造の古民具屋「創」へ行ってみました。

かなり面白いものがあると聞いていたのでリベンジ気分満々!

ところが~~~+@なんと12月1日からは冬季休業でした↷

しかたなくまたまた前回と同じくギャラリーで日本酒を試飲(^^)

ついでに併設のカフェでティータイム。

日本酒が少し香るケーキと土地の方が特別にブレンドしたコーヒー、がとても美味しかった。

このテーブルは元は酒樽の蓋だったそうです。

そんなこんなでまたまた八千穂の駅から今度は岩村田へ。

車窓からは浅間山がくっきり☆

本当は佐久平でおりてランチと思いましたが、岩村田で降りたのは、中仙道歩きをしたときの懐かしさにつれられて

ぶらぶらと佐久平まで歩き、お目当てのイタリアンに電話で予約しようとしましたが、あいにく日曜は休業+;

おおきなお蕎麦屋さんでクルミ蕎麦をいただきました。もちろん最初に土地の日本酒。

わたしはクルミ蕎麦を注文。ペースト状になったくるみとそばつゆと新蕎麦の香りが絶妙なハーモ二ー♪。

夏の観光シーズンと違って、どこに行っても空いていて甲州信州の山々の景色と小海線、そして土地の味を存分に楽しめた旅でした。

 

 


初冬の八ヶ岳山麓:小海線の旅①

2016-12-05 15:11:04 | 八ヶ岳

12月3~4日の一泊で清里方面へ。

空は青く澄み渡り、絶好の行楽日。

いつも春か夏に訪れることが多い八ヶ岳、一度このシーズンに来てみたかったのです。

もしかしたら雪が降るかも、と思っていたので今回は車でなく、中央線~小海線~新幹線、という鉄道ルート。

特に、白州のウイスキー工場にも寄ったので、毎回ハンドルキーパーの札をぶら下げてわたしが試飲するのを羨ましそうに眺めている

ろくさんに思う存分好きなウヰスキーを飲んでいただくためでもあります(やさしいわたしだ^^);;

試飲で少しづつとは言え、よく呑んだものだ。(この前に電車の中でビールと小淵沢のうなぎ屋で日本酒をのんでいます・・)

白州から小淵沢駅に戻り、小海線で清里まで。車内は温かいし、空いていて席は自由だし、昼寝するにもちょうどいい。

 

駅を降りて振り返ると赤岳(だと思う)がくっきり!!

途中の萌木の村ではサンタさんとトナカイが並んでいました。♪

 

 ひと気の少ない広場のメリーゴーランドが、相変わらず時の流れのように,夢のようにまわっています。

そろそろ陽の落ちるのも間近。

すっかりリピーターになってしまったお気に入りのカントリーイン。

素晴らしい食事と暖炉のマシュマロ焼き、初めてお会いした方々との語らい・・それだけで楽しくあっという間に夜は更け、星空を見上げたのはもう10時を過ぎていました。

 

 


八ヶ岳山麓~碓氷峠の眼鏡橋~横川・ノスタルジックな明るい旅②

2016-08-17 15:15:42 | 八ヶ岳

8月16日(火)晴れ

夜半に音を立てて雨が降っていたので天気が危ぶまれたけれど、窓から差し込む明るい朝の光!

嬉しくなって飛び起き、さっそく散歩☆

玄関前からの眺め。

果実の成るところはこの世のパラダイス。大好きな風景。

自宅で栽培している方には、もの珍しくもないのだろうけど、土があって花が咲いて実りがある、

ということはやはり豊かさのバロメーターだと思うのです。

美味しい食事をいただいて生まれて初めてトウモロコシをもいで、本日はあてどもなく小海線を北へ遡ろうじゃないか、という話になり、出発。

八千穂の町並みがちょっとおもしろいかも、とペンションのマスターのお薦めでまず八千穂駅まで走らせる。

とにかく今朝は真っ青な空!前日の曇り空では見えなかった赤岳もそれに連なる峰々もくっきり!!

国道141号線から旧道の県道2号に入って千曲川沿いをしばらく行くとこのような奇怪な岩山が現れ、

やがて八千穂の駅。

今回はなかなか小海線の車両に逢わず、残念でした。

駅から少し歩くと酒の資料館。

日本酒「井筒長」の醸造元、黒澤酒造のギャラリーもあり,そこで利き酒をしていい気分になりました(^^)v

この国道2号線は昔の街道の面影が残る道。ぶらぶら歩いてみました。

八千穂には途中に「秩父事件・本陣」と云うような建物もあったので、お店のお姉さんに聞いてみると、かの秩父事件の際、秩父からこの八千穂の集落まで逃げ延びてきた人々がここに宿を取ったのだとか・・、いやはや歩いてみないとわからないモノです。

さて、ここからなんと岩村田~佐久を越え大渋滞の軽井沢を抜け、最終目的の眼鏡橋まで行きます。

まるで中仙道歩きの逆をなぞっているような感じ、昨年祭りでにぎわっていた岩村田の商店街似は懐かしささえ感じます。

 

碓氷峠ってこんなに長っかったのね、と街道歩きのときは山ヒルに追いまくられて全然登った気もしなかったので改めてびっくり。

車で軽井沢から下るとけっこうな勾配です。

そして下っている間にチラチラと木の間に小さな軌道跡があり、眼鏡橋に到着。

これはすごいものでした。この上に横川からの旧信越線が走っていたわけです。

今は遊歩道になっているので回り込んで登ってみました。

回り込み階段の入り口にはこのような標識~(><)!!

 

おそるおそる登りましたが、すぐ上に着き、ラッキーなことに蛭さんには会わずに済んだ・・。

 

さあ!かつてはアプト式で電車がえっちらおっちら登ってくぐったトンネルに入ってみます。

 

ところが、これがなかなか向こうの出口に着かない。

殆ど真っ暗な中、途中で挫折する子どももいて、ちょっと肝試しみたいな感覚。

途中から洞門のように小さな風穴がいくつか空いているので、外光が入るけれど、明治の時代、よくこれだけのものを作ったものです。

第6遂道を出たところ。先にはまだまだ短いトンネルは続きます。

 

トンネルを出て橋梁から万歳するわたし。見えますかね(^^)?

                                          ↓

是非ここは世界遺産にでもしてほしいものだわ、と呟きつつ、どんどん下って坂本宿を過ぎ、

どこかで見たような旅館の前を通り

横川駅に到着。

もう14時になっていたのでお腹がぺこぺこ。

名物、峠の釜飯を心ゆくまで味わいました。

関越を使って18時半に帰宅。多少の渋滞はあったけれど楽しい実り多い旅でした。