山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

飲みやすく提言包むオブラート

2021-06-22 09:55:59 | 時事川柳

 19日(土)の紙面から見出しを拾いました。

五輪「無観客望ましい」

「政府がのめる案」提示か 

これで閃いたのが「オブラート」でした。

 子供の頃苦い粉薬を服用する際、砂糖と一緒に水で溶いて飲まされていましたが、そのうちにオブラートが登場したことを懐かしく思い出しました。

 新型コロナウイルス感染症拡大への強い懸念から、政府の分科会の尾身茂会長らが発表した提言は「無観客が最もリスクが低く望ましい」「人流・接触機会の増大により感染拡大や医療逼迫のリスクがある」というもので、開催を否定するものではありませんでした。

 観客を入れた場合にも言及する内容に「政府や大会組織委員会がギリギリ受け入れられる案を出した」「政府に譲歩したのではないか」「大会中止が常識的な判断だが、無観客なら受け入れてもらえると踏み、戦略的に中止を盛り込まない判断をしたのだろう」 識者の方々はこのような見方を示しています。

 結局、定員の半分、1万人を上限に観客を入れることになりましたが、大会組織委員会の橋本会長は観客を入れて開催する意義を述べる中に、「中止が提言になかった」の文言があり唖然としました。

 心は「本当は中止するべきだが百歩譲って無観客」なのに、親の心子知らずじゃなく、子(分科会)の心親(国)知らず、ですね。

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八幡平(ヒナザクラの花見)

2021-06-19 14:45:24 | 旅行

 18日(金)は天気が良さそうなので、最寄りの駐車場、バス停から30分足らずで1613ⅿの山頂に立つことが出来る、最も登りやすい百名山である八幡平に行きました。

先ずは茶臼岳(1578m)に登りますが、帰りは路線バスで移動して車を回収します。 

茶臼岳は平坦な八幡平にあって、その形で遠くからもよく分かります。

先日登った三ツ石山からです。

バス停の向かいに駐車します。

目指す茶臼岳まで標高差220ⅿほど、ここを頑張ればその先急登はありません。

ガードケーブルの端末支柱の脇から入山すると、早速花が迎えてくれました。

オオバキスミレ

マイヅルソウ

急ですが整備されており歩き易いです。

振り返ると岩手山(2038m)

急登は10分ほどで終わり、花を観ながらのんびり歩きます。

ノウゴウイチゴ

ミネザクラ

ありゃ、まだ急登があった。

オオカメノキ

シラネアオイ

サンカヨウ

ショウジョウバカマ

岩手山、まだ見えています。

50分近く歩き汗もかきましたので茶臼山荘で一休み。

周辺にはハクサンチドリが咲き始めていました。

10分ほど歩き茶臼岳に到着すると、岩手山が見えなくなりそうです。

これから向かう八幡平山頂方面はよく見えます。

花を観ながら黒谷地湿原に向かいます。

ミツバオウレン

ムラサキヤシオ

ミネザクラ

イワナシ

シラネアオイ

黒谷地湿原に近づいたようです。

ヒナザクラです、遠くの方に沢山咲いているようです。

大きな葉はミツガシワだと思います。

黒谷地湿原の展望台が見えました。

池塘です

 

花は咲き始めたばかりのようです。

チングルマ

イワカガミ

ワタスゲの見ごろもこれからです。

次は源太森という小高い展望地に向かいますが、花は少なくなりました。

イワナシ

ウスバスミレ

残雪もあります。

ここはお花畑になるはずですが、蕾も見えません。

源太森(1595m)からの展望です。

茶臼岳(右端の突起)から約3km、1時間50分かけて歩いてきました。

これから向かう八幡沼が見えます。

花を観ながらのんびり歩きます。

ベニバナイチゴ

ツバメオモト

今日のお目当てのヒナザクラ

チングルマ

歩き初めて3時間半、八幡沼の東端にたどり着きました。

12時を過ぎていますが、また歩きます。

ミズバショウがちらほら咲いています。

ワタスゲはまだ黒いものが残っています。

チングルマ

雪解け水が八幡沼に流れ込みます。

その八幡沼を見ながら昼ごはん(アンパンとレーズン入りバターロール)を食べました。

山頂に挨拶するため歩き始めます、花は少なくなりました。

コバイケイソウが楽しみです。

八幡沼を振り返ります。沼の北側(写真の左側)を歩いてきました。

通過してきた源太森

こちらは茶臼岳

山頂まであと5分です。

ガマヌマです。

山頂ですが展望台に上らないと展望が得られません。

上りましたがこのとおりでした。

ついでなのでドラゴンアイも見て下山します。

これはメガネ沼で片方のレンズには雪が残っています。

こちらがドラゴンアイ(鏡沼)です。

あとはバス停のある駐車場に下りるだけですが花が気になります。

シラネアオイ

ミヤマスミレ

ここで見返り峠が気になり、左折して登りました。

石段の真ん中に黄色い花を発見。

タンポポかなと思ったら、なんとミヤマキンポウゲでした。

蹴飛ばされないよう願いながら見返り峠に向かいます。

ハクサンチドリがタクサンとは言えないものの咲いていました。

見返り峠に到着しましたが岩手山は雲の中でした。

バス停のある車道にでる寸前に写したのがこれらです。

ミヤマキンポウゲ

イワカガミ

13時41分、約8kmを5時間歩いて到着しました。

 バスは15時20分発なのでレストハウスでゆっくりと休憩して帰ります、温泉&ビールがあれば丁度いい待ち時間ですがどちらもありませんでした。

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カブトムシ小学生が白日に

2021-06-18 21:11:49 | 時事川柳

 米国の学術誌エコロジーがツイッターで『生態学者になるには若すぎる、なんてことはないと証明してみせた』と賛辞を贈った相手は埼玉県の小学6年生柴田亮君(12)、山口大学の小島渉講師(昆虫生態学)と共同でまとめた論文に対するもので、カブトムシは日没後主にクヌギの樹液に集まって食事し、昼間は別の場所に移動して眠る習性がある。この定説を覆すような発見をしたのがこの小学生です。

 カブトムシに興味を持つ柴田君は4年生だった2019年夏、自宅の庭にある東南アジア原産の木「シマトリネコ」に日中も集まっているのを見て疑問を抱き、観察を続けながらカブトムシに関する本を読み漁り、そのうちの1冊の著者小島さんにメールで質問し、観察方法のアドバイスを受けて調査を続けて論文にまとめたそうです。

 カブトムシの生態に関する新たな発見に加え、研究を重ねて木によっては日中も活動する理由も白日の下にさらされるよう期待されています。

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開幕へ味方にしたいG7

2021-06-16 09:18:55 | 時事川柳

 菅首相が先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、新型コロナウイルス感染が続く中での東京五輪・パラリンピック開催に決意を示したのは、支持を取り付けて日本国内向けの「外圧」として渦巻く反対論に対抗するのが狙いで、五輪の成功を弾みに衆院選を戦いたいとの思惑は見え見えだと思います。

 『世界が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ』と前置きし『難局を乗り越えられることを日本から発信したい』と強調したそうですが、これまでの旗印『新型コロナに打ち勝った証しとして』は言わなかったようです。

 G7は首脳声明で東京五輪開催支持を表明し国際公約になりましたが、声明は『安心、安全な形』での大会開催を求めており、日本側は参加者の安全確保により重い責任を負うことになる。との指摘もありますので手放しで喜んでいられないと思います。

 さて、聖火リレーは今日(16日)から3日間岩手県内で行われますが、最終日のゴールである盛岡市だけは感染者が減らないため公道を走ることを取り止めました。

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三ツ石山(花も一級品)

2021-06-11 20:10:29 | 旅行

 6月10日(木)に三ツ石山(1466m)に登りました。9月中旬の綺麗な紅葉が楽しみなこの山、「みついしさん」ではなく「みついしやま」でした。

(岩手県一早い紅葉)を何度か紹介していましたが、春から夏の花も気になっていたので曇りマークが続く来週よりはと出かけました。

9時頃駐車場に到着するとほぼ満車で何とか滑り込みました。

軽トラは山菜採りの方かと思われます。

舗装道路を2.4km50分ほど歩きます。

この先が登山口で左に入ります。ここまで45分ですから良いペース。

先ずは三ツ石山荘まで、分岐から1.1km30分とあります。

日差しが遮られ涼しくなりました。

10分足らずで分岐です。

間もなく視界が開けそうです。

 視界が開けたところから右に烏帽子岳(乳頭山)(1478ⅿ)中央奥の秋田駒ケ岳(1637ⅿ)を見ながら一休み。

こちらは岩手県側、中央の小さな三角形が5月に登った南昌山(848ⅿ)です。

花はまとめて紹介するとして先を急ぎます。

山頂(実は見えません)が見えたので三ツ石山荘は近いです。

勾配は緩く段差も小さいです。

10時45分三ツ石山荘到着、分岐から48分と秋より遅いのは花を撮影したためです。

ここで早めの昼食を食べて20分ほど休みました。

小屋の前の沼です。

山頂に向かって歩き始めるとシラネアオイなどが沢山咲いていました。

標高を上げるにつれ岩手山(2038m)が大きくなります。

登山道の両側の花が賑やかです。

ここは雪の上を歩かずに済みました。

その先2か所は雪渓を登りました。

登り終わって振り返ります。

 

歩きにくいですが雪の上よりは気が楽です。

山頂が見えました。

11時57分山頂に到着です。

花の撮影と雪の上を慎重に歩いたため、コースタイム30分のところ52分かかりました。

 

山頂からの展望は370度くらいありました。

東には大きな岩手山(2038m)

北には八幡平の山なみ(右奥です)左端が茶臼岳(1578m)

南西には大きな雲の下に秋田駒ケ岳と烏帽子岳(乳頭山)

北西に花の百名山森吉山(1454m)

南東に早池峰山(1917m)がかすかに見えましたが雲隠れしました。

山頂で30分ほど過ごして下山を始めたのが12時21分です。

少し休んで登山口に向かいます。

秋田駒ケ岳も見納め

虫に付きまとわれた樹林帯を脱出。

山頂からここまで1時間40分かかりました。コースタイム45分の倍以上です。

路肩の花を写しながらの舗装道路歩きは37分、14時15分無事にゲートに着きました。

残っていたのは我が車一台だけ、山中で出逢ったのは7人くらいなので不思議でしたが、多くは山菜採りの方々の車だったのでしょう。

さて、今日見かけた花を紹介します。

舗装道路で撮影した花からです。

ウスバスミレ(路肩)

キジムシロ(路肩)

アマドコロ(路肩 ガードロープ 支柱が見えます)

ノビネチドリ(路肩 ガードロープが見えます)

タネツケバナ(コンクリート構造物の隙間)

登山口から三ツ石山荘までに撮影した花です。

エンレイソウ

ツバメオモト

キクザキイチゲ

サンカヨウ

ツマトリソウ

ウスバスミレ

ショウジョウバカマ

シラネアオイ

ミズバショウ

オオバキスミレ

次は三ツ石山荘から山頂までです。

ミネザクラ

サンカヨウ

シラネアオイ

オオバタケシマラン

キクザキイチゲ

イワカガミ

ヒメイチゲ

チングルマ

ホソバイワベンケイ(雄花)

イワウメ

ミヤマキンバイ

ミヤマダイコンソウ

キバナノコマノツメ

コメバツガザクラ

ミツバオウレ

ベニバナイチゴ

期待以上の花に出会うことが出来、370度の展望も満喫した良い一日でした。

 

 

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