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山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

軽口に聞こえる「重く受け止める」

2019-02-27 15:16:25 | 時事川柳

米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る県民投票の結果、辺野古沿岸部の埋め立てに「反対」が投票の7割超となりましたが、投票結果に法的拘束力はなく、政府は埋め立てを進める方針を変えないようです。

25日の朝に慌ただしく記事を読んだ限りでは、首相が『重く受けとめる』と述べたことは確認できませんでしたが、テレビで政府関係者がそう述べたとのニュースを見た記憶を頼りに、閃いた『軽口』と組み合わせるため強行しました。

25日の朝が慌ただしかったのは蔵王温泉スキー場に出発するためで、出発前にはまとめ切れずに6時30分に見切り発車したものの、諦めが悪いのか運転しながら浮かんだ句をパーキングエリアから送信したところ入選しました。

蔵王には2013年以降毎年3月の中旬に出かけていましたが、暖冬で雪が無くなるかもしれないと前倒ししましたところ、案の定、樹氷は雪が落ちて骨組みだけのものが多く、ゲレンデも地肌が出ていたり標高の低い場所では春の雪みたいで2月末とは思えない状況でしたが、前倒ししたのに転倒なしで2日間堪能し無事帰還。

蔵王に行く前の19日、22日は地元の網張温泉スキー場に行きましたが、岩手県のスキー場も同じような傾向で、今年は雪解け後の山初めが早くなりそうです。


窓口がみどりのうちに廃止する

2019-02-22 17:36:20 | 時事川柳

JR西日本は京阪神エリアのみどりの窓口設置駅を2030年ごろまでに、現在の180駅から約30駅に減らすと発表しました。

またJR西日本管内全域で22年度までに、駅で勤務する従業員を1割減らす方針も示したそうです。

駅係員は対面で訪日客や体の不自由な方の対応などに注力させ、切符の販売は券売機で対応する方針で、コールセンターのオペレーターと通話でき、みどりの窓口と同機能を持つ「みどりの券売機プラス」の設置駅を現在の約70駅から100駅程度にまで拡大するそうです。

なじみの薄いJR西日本の京阪神エリアの話題に食いついたのは鉄道が好きだからですが、いずれはJR東日本でも同じような方針が示されるのではないかと案じ、車内販売が多くの路線で廃止されたり、弁当など販売される商品が減ることも発表され、少し寂しさを感じております。

JR西日本の説明は、社員の3割以上が50歳を超えていることから、少子高齢化による労働人口の減少で、今後の人材確保が難しくなるなどの経営環境の変化を鑑みての見直しというもので、そこからみどりの窓口にシルバー世代の職員が座っている光景が浮かび、緑もいずれは枯れる、と発想が飛んでこのような句が出来上がりました。

 


オガルよう動物公園三セクに

2019-02-16 10:11:43 | 時事川柳

老朽化した盛岡市動物公園が、市の第三セクターとして再出発するという記事です。

1989年4月に開園し今年30周年を迎える同園は、老朽化が進み来場者も同年の26万4千人をピークに減少し、近年は15万~18万人台で横ばいが続いています。

公民連携改修事業の代理人となっている紫波町のオガールが提出した事業計画案に基づき、公民連携で改修に当たるそうです。

オガルは成長するという意味の方言ですが、旭川の旭山動物園みたいに大きく育って欲しいものです。

オガールではこのような話題もありました⇒https://blog.goo.ne.jp/k0i8y2o1/e/bc808498098de89444555ace81ad5266

 


手は挙げず李下で携帯操作する

2019-02-06 17:00:29 | 時事川柳

携帯電話の料金値下げを議論する総務省の審議会トップや委員の少なくとも8人が過去に、携帯大手NTTドコモやKDDI側から研究寄付金を受け取っていたことが分かりました。

記事は微に入り細にわたって解説しており第2面の6割ぐらいを占めるほどでしたが、その中で8人のうち取材に答えた2人のコメントに目を付けました。

1人は、2社を有利に扱ったことはないとし「審議にあたっては中立、公平を信条としている」と回答、もう1人は「行動に影響したり企業が有利になるよう取り計らったことはない」と答えています。

そこで閃いたのが「李下に冠を正さず」で、何とかこれを使えないかとあれこれ考えた挙句、冠を直す時のように手を挙げて携帯電話を操作する様子をイメージしましたが不自然です。

携帯電話やスマホは胸ぐらいの高さに構え、うつむき加減で操作しますので手を挙げるのは止めて、苦し紛れに上五を「手は挙げず」とやったところ、選者の心に繋がりました。

「操作」も胡散臭い様子を描くのに一役買ってくれたのかな?と今にして思いますがどうでしょうか。


江戸前が元祖を前に磯ラーメン

2019-02-01 10:14:43 | 時事川柳

「磯ラーメン」困惑 

この大きな見出しの記事は,東京の企業が特許庁に「磯ラーメン」の商標登録を出願したことで、「磯ラーメン」発祥の地をうたう岩手県大槌町(おおつちちょう)に困惑が広がっている、というものです。

磯ラーメンと言えば、塩味の澄んだスープに浸った細麺に、海藻や貝、蟹、海老などがトッピングされているイメージで、沿岸各地で味わうことが出来ますが、1969年に同町吉里吉里(きりきり)で営業していたドライブインが「元祖」だとは知りませんでした。

登録が認められれば「磯ラーメン」と名乗れなくなる可能性があるため、同町は対抗策として「磯ラーメン発祥の地」をうたう販売店ガイドや新聞記事をまとめ、同庁に資料提供したそうです。

東北人としては江戸前(東京湾)の水質がどうなのかな?と色眼鏡で見がちですが、江戸前寿司や浅草海苔として親しまれ、潮干狩りも行われているようなので、問題がないのでしょう。

もし登録が認められたとしても、それを逆手に取ってアピールすることも出来るような気がします。