山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

喜久盛喜び一杯乾杯へ

2023-10-26 10:05:59 | 時事川柳

2011年の東日本大震災と21年、22年の福島沖地震で施設が壊れ、花巻市に製造拠点を移している北上市の喜久盛(きくざかり)酒造は来年2月、被災した本社醸造所を復活させます。

来年創業130年の節目を迎える北上市唯一の造り酒屋の社長さんは「何があっても再建し、創業の地に製造拠点を戻そう」と従業員に語り掛けているそうです。

同社の代表銘柄は「鬼剣舞」「百姓おどり」といった郷土芸能に因んだ銘柄のほか、「純米原酒タクシードライバー」も人気だそうですが、新設の酒蔵は5度の低温に保てるため、全国でも珍しい「四季醸造」を始めるとのことで、年中新酒を味わうことが出来る新銘柄も楽しみです。

県内には22の酒蔵があり、震災で全壊した大槌町の赤武酒造は盛岡市で再建し、陸前高田市の酔仙酒造は隣接する大船渡市に新工場を建て、それぞれ復興の道を進みます。

余談ですが私の地元紫波町には22のうち4つの酒蔵があり、県内最多でしたが赤武の移転で1つ増えた盛岡市が並び、3つの一関市が続きます。

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温暖化あかんあかんとマリモ痩せ

2023-10-25 09:48:30 | 時事川柳

阿寒湖のマリモが地球温暖化の影響で表層が薄くなった可能性がある、という話題を詠んだ句が秀逸をいただきました。

マリモは細い藻が球状に集まったもので、大きくなると中心に空洞を形成し、表層の厚みは4~5センチとなります。研究チームは、マリモを暗所に置いて水温と藻の密度を観測し、人間が脂肪を燃焼させるように、マリモは光合成が出来ないと栄養を生み出すために分解するが、その速度は水温が上がるほど速まることを発見したそうです。

そのデータと、MRI解析で算出したマリモの光合成による成長速度を合わせると、88年の水温では約4.7センチだった厚さが、近年の水温では約3.7センチとの試算がでたもので、「痩せた」と導き出しました。今後も水温が上昇すればマリモが壊れやすくなるとのことです。

阿寒湖の遊覧船はマリモを観察できる施設がある島に立ち寄ります。何度か訪れたことがありますが、壊れたマリモも展示されていたことを思い出しました。壊れる原因に水温の影響があるのかどうか、そのような説明があったのか覚えていません。

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機が熟すイワテワインのブランド化

2023-10-18 17:28:56 | 時事川柳

岩手県内でワイナリーが増えています。現在は10年前に比べて4倍以上となり、製成数量は全国5位まで伸びたそうです。県のサポートもあって6次産業化や新規参入が広がり、新たに滝沢市など3市町で醸造所が誕生する見込みとのこと。

事業者や自治体が輸出を見据えてスクラムを組む動きもあり、「イワテ」産の果実酒を国内外に発信する態勢が整ってきているそうです。新規参入者の取り組みを詳しく紹介した内容に続き、取り組みを後押しする事例がいくつか紹介されていましたが、特に着目したのが次の内容です。

17年度に発足して6次産業化や新規参入者の拡大につながった「いわてワインヒルズ推進協議会」を発展させる形で、「いわてワイン」のブランド化を図る「いわてワイン振興協議会」を設立し、連携して地理的表示(GI)保護制度への登録を目指すほか、本格的な輸出を見据えた産地の振興に取り組んでいる。

記事を尊重すれば「いわてワイン」ですが、「イワテ」産との記述もあったので「イワテワイン」としました。

エーデルワインは早池峰山の麓、岩手県花巻市大迫町(いわてけん はなましき おおはさまちょう)に、1962年に設立された県内最古のワイナリーです。

商品名の由来は早池峰山の固有種であるハヤチネウスユキソウとアルプスのエーデルワイス(セイヨウウスユキソウ)が姉妹花ということに因んでつけられました。

イワテワインについて、こんな話題もありました。

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出来秋に早苗岸田に頭垂れず

2023-10-17 10:10:40 | 時事川柳

14日の紙面に 高市氏 首相発言に不快感 の見出し、逆じゃないのか?何事かと読んでみました。

高市早苗経済安全保障担当相は、自身のXへの11日付投稿に、岸田首相が高市氏の対中姿勢への不安を口にしたとする一部報道を引用し「ショック」だと書き込んでいました。

任命権者である首相への不快感を示したと受け取れる内容で、13日の記者会見でも、首相発言に関し「かなり戸惑った」と指摘したとのこと。

首相の不安とは、9月下旬の国際原子力機構(IAEA)総会で中国の代表が処理水を「核汚染水」と呼んで日本を批判したのに対し、高市氏が反論したことで「中国を再び刺激しないか」というものです。

来年の自民党総裁選への再挑戦に意欲を見せる高市氏が、存在感をアピールすることが狙いではないかとみる向きがあるそうです。

逆ではありませんでした。ショックを受け戸惑ったのは不快感を示されたのは首相の方で、支持率も低迷する中頭を垂れているのではないでしょうか。

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栗駒山(紅葉)

2023-10-13 11:04:39 | 旅行

10月12日(木)に栗駒山(くりこまやま 1627m)で紅葉を堪能してきました。

「猛暑の影響で紅葉する前に枯れた木が多い」これは他の山に関する情報ですが、もっと鮮やかな色彩美を期待していましたので、同じことが起こっていたのかもしれません。

この日は宮城県側のいわかがみ平(1113m)からの中央コース、標高差514mで歩行距離2.9km、コースタイムは2時間(ガイドブックによっては1時間30分)を歩きました。これは9本の中で最も易しいコースで、他のコースは2時間30分から4時間、6時間までとバラエティーに富んでいます。

いわかがみ平から東栗駒コースを登り中央コースを下りたことがありますが、大きな段差、徒渉、泥濘など歩きにくいので中央コースを往復しました。

いわかがみ平駐車場の混雑を避けるために、この時期は3.5km手前の駐車場からシャトルバスが運行されていますので利用しました。

普通車540台、大型バス15台収容の駐車場が、7時半前なのに沢山の車で埋まっていました。

青空に期待。

いわかがみ平には普通車100台、大型バス10台収容可能ですが、許可車以外は利用できません。

7時50分に歩き始めました。初めは20cm程度の石を並べてコンクリートで固めた歩きやすい登山道で、普通の運動靴、運動靴ではない靴で歩く人もいました。

山頂で泥だらけの登山靴を見れば東栗駒コースを登った人、きれいな登山靴を見れば中央コースを登った人とはっきり分かりました。

25分ほど歩いたところで、目指す栗駒山が見えてきました。

これは綺麗だ。

歩き始めて1時間、山頂がはっきりと見えます。もっと赤が強ければ良いのになあと思いましたが贅沢かもしれません、これはこれで綺麗です。

振り返れば紅葉の中を歩いてきたことが分かります。

岩手県側の北の空は灰色の雲で覆われてしまいました。

南側はこの通り。

9時47分に山頂に着くと沢山の登山者で、座る場所の確保に苦労するほどでした。

雲が多くて360度の大展望は期待外れに終わりました。

雲が無ければこの方向に鳥海山と月山が見えるはずです。

こちらはお隣の焼石岳ですが、その先の岩手山は雲の中です。

山頂ではお握りを食べて30分ほど休憩し、スマホから「超速報」を投稿しました。

雲がなくなり一気に展望が開けることは期待できないので10時50分に下山を開始しました。

自宅を出発したのが5時50分ですので、こんなに早く下山することを不思議に感じたのは、最短コースのおかげです。

 

下山中も立ち止まっては紅葉に見とれました。同じような写真が出てくると思います。

時々振り返ります。

11時48分にいわかがみ平に到着しました。

左が栗駒山で右が東栗駒山だと思います。

帰りは経費節約のため高速道路は使わずに一般道を走りましたが、15時前に自宅に着いてしましました。遠くて時間がかかると思っていた栗駒山(岩手県では須川岳と呼ぶ)ですが、印象が変わった一日でした。

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