山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

カブトムシ小学生が白日に

2021-06-18 21:11:49 | 時事川柳

 米国の学術誌エコロジーがツイッターで『生態学者になるには若すぎる、なんてことはないと証明してみせた』と賛辞を贈った相手は埼玉県の小学6年生柴田亮君(12)、山口大学の小島渉講師(昆虫生態学)と共同でまとめた論文に対するもので、カブトムシは日没後主にクヌギの樹液に集まって食事し、昼間は別の場所に移動して眠る習性がある。この定説を覆すような発見をしたのがこの小学生です。

 カブトムシに興味を持つ柴田君は4年生だった2019年夏、自宅の庭にある東南アジア原産の木「シマトリネコ」に日中も集まっているのを見て疑問を抱き、観察を続けながらカブトムシに関する本を読み漁り、そのうちの1冊の著者小島さんにメールで質問し、観察方法のアドバイスを受けて調査を続けて論文にまとめたそうです。

 カブトムシの生態に関する新たな発見に加え、研究を重ねて木によっては日中も活動する理由も白日の下にさらされるよう期待されています。

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