山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

岩手山(途中まで)

2021-06-01 13:43:05 | 旅行

 5月31日(月)に岩手山の御神坂(おみさか)登山口から山頂を目指さない山歩きをしました、目指したのはユキワリコザクラ咲く標高1500mほどの笠締(かさじめ)と呼ばれる地点です。

 このコースは信仰登山にも利用されていた古くからのコースで、岩手山の登山ルートの中では最も登りがきついと言われる健脚者向けのコース、このため及び腰だったのですがユキワリコザクラ観るなら今だろうと決行しました。

8時50分登山開始です。

緩やかな、ほぼ平坦な登山道です。

マイヅルソウが沢山咲いており、沢山の写真を撮りましたがこれが良く撮れていました。

ツクバネソウは数が少なかったです。

ウスバスミレも沢山咲いていますが、何しろ草丈が低く花も小さくて(1cm未満に見えました)写すのに苦労します。比較的よく写ったので後は写しませんでした。

タチツボスミレと違い地上茎がないのでミヤマスミレだと思います。

一旦林道に出ます。

岩手山の一部です、目指す笠締は何処なのか?

再び登山道ですが、まだ緩やかで歩き易いです。

チゴユリも沢山咲いていますが殆どが下を向いており、ようやく写すことが出来ました。

エンレイソウもこちらを向いているものは少なかったですが、立派な花に出会いました。

50分ほど歩きましたがまだ歩き易い登山道です。

この花は名前が分かりません、教えて頂ければ幸いです。

オオバキスミレが賑やかに咲いています。

 イワカガミが観られるようになりました、丈が小さいのでコイワカガミかと思いましたが、葉で区別できるような記憶がありましたので、鏡のような葉にも注目しました。

 帰宅して『山渓ハンディ図鑑 高山に咲く花』で確認するとコイワカガミは『鋸歯が両側に8個、葉脈は上向きに湾曲する』とあり、イワカガミは『鋸歯は両側に10数個、最下の2個の葉脈と2次側脈が基部に集まる』と図鑑にありました。

これはイワカガミかと思われます。

 

これはコイワカガミかと思いましたが、鋸歯が多いようです。

 

下ばかり見てないでふと視線を上げると、咲き始めたムラサキヤシオです。

 

 10時17分標高1000mほどの草鞋脱ぎ場に到着です、標高差約400m、距離2.3km歩きました。

 昔の人はここで草鞋を脱いで何に履き替えたのかと考えましたが、新しい草鞋に履き替えたのでしょう。

 少し休んで歩き始めるとオオカメノキが撮影しやすい高さに咲いています。

勾配が登山道らしくなってきました。

シラネアオイは下でも咲いていましたが、この辺りから綺麗な状態です。

視界が開け、雫石スキー場(高倉山と小高倉山)が見えますが、秋田駒ケ岳には雲が掛かっています。

10時58分に大滝展望台に到着、山頂を目指す場合はほぼ中間点、標高約1200mです。

ここで昼食のおにぎりを食べ、たまたま一緒になった方と一定の距離を保って会話しました。

名前とは裏腹に水量が少ない大滝です。

この先は足場が悪くなり、崩落した岩場やガレ場が続きます。

カタクリとショウジョウバカマです、ここは早春なのでしょう。

ミネザクラも咲いています。

滑りやすい急斜面、トラロープが頼りです。

鳥居が埋まっているように見えます。

ガレ場です、岩手山らしくなりました。

ミヤマキンバイが咲き始めていました。

ミヤマクロスゲかと思いますが自信がありません。

ユキワリコザクラにようやく出会いました。

 12時27分、目指していた笠締に到着しました。この先の急登に備え笠を締め直した場所です。標高約1500mのここから2038mの山頂まで約2km、コースタイム1時間40分ほどですが予定通り引き返します。

もう一度ユキワリコザクラを見つめます。

ほとんどが咲き終わり残り少ないツバメオモトも撮ることが出来ました。

シラネアオイも撮りました。

キクザキイチゲがぽつんと一輪、まさに一華です。

滑らないように、躓かないようにゆっくり歩きながら振り返れば。

一度尻もちをつき、もう一度バランスを崩しながらも無事に登山口にたどり着いたのが15時24分でした。(この案内板は途中で撮影)

 登山口から家路を急ぎながら停車して撮影した岩手山、朝方よりは雲が取れたようですが、笠締が何処にあるのか分かりません。

 

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