三県にまたがるこの山、岩手県では須川岳(すかわだけ)、宮城県では栗駒山(くりこまやま)、秋田県では大日岳(だいにちだけ)と呼ばれるとガイドブックにありますが、岩手県でも栗駒山が浸透しているようで、登山口の一つ須川高原温泉にはこのような看板があります。
9月29日硫黄臭い湯気が立ち込めるなか歩き始めたのが8時15分、先ずは名残ヶ原と呼ばれる湿原を目指します。
山頂は雲で覆われていますが青空の勢いが強いように感じます。
歩きなれた須川コースは昭和湖付近で有毒ガスが発生しているため通行止め、左の自然観察路から山頂に向かいます。
沢を渡り緩く登ります。
色付きはまだまだです。
今度は三途の川を渡ります。
ここから急登が始まります。
だいぶ登りました。
三ツ石山、秋田駒ケ岳からは小さかった鳥海山が大きいです。
緩やかになって歩き易くなりました。
産沼(ウブヌマ)には9時32分に到着、ほぼコースタイムどおりで順調です。
笊森避難小屋は後ほど登場します。
色付きが濃くなってきましたが、雲も濃くなってきたようです。
一昨年は好天に恵まれ、この先は紅葉の雪崩みたいな感じでした。
賑やかな声が聞こえたと思ったら山頂で、雲の中10時29分に着いてしまいました。
コースタイム2時間10分から遅れることわずか4分、一昨年より10分早かったのは撮影タイムが少なかったためだと思います
お握り2個を食べ、30分以上粘りましたが諦めて下山することにしました。
この標柱の根元、このプレートは前からあったのか、初めてみました。
11時02分下山を始めました。
岩手県側は何とか見えます。
予告していた笊森避難小屋が登場しました。
振り返ります。
さらに下ると中央に産沼、その向こうに鳥海山が見えます。
気になるので時々振り返りますが、上の方には相変わらず雲が。
須川高原温泉がはっきりと見えてきました。
いい色です。
三途の川への急降下、今日一番の難所で、コースタイム40分を25分超過しました。
13時過ぎに名残ヶ原まで戻りましたので後は楽です。
ここで腰を下ろして一休み、お握りを2個食べていると一瞬山頂が見えました。
今日は時間が余ったので、歩いたことの無い賽の磧(さいのかわら)の方に向かいました。
柱には旧噴火口とあり、火山であることを思い出しました。
温泉の建物が見えてきました。
13時50分に到着したのは何時もの登山口から少し離れた初めてのところでした。
そこで出会った昨日登ったという方によれば山頂は雲に覆われていたとのこと、帰宅してから観たテレビのニュース映像の紅葉は山頂以外の部分でしたから今日も雲が取れなかったようです、そう言えばヘリコプターの音が聞こえていました。
平日にもかかわらず駐車場は沢山の車で埋まっており、これからの土日は相当の混雑が予想されます。