世界自然遺産に登録された奄美・沖縄4島のうち西表島(沖縄県竹富島)で、観光客の増加により生態系や生活が脅かされる「オーバーツーリズム」の懸念が強まっているそうです。
カヌーやトレッキングの自然体験が人気で、新型コロナウイルス感染拡大前は島の人口(約2400人)の120倍超に当たる年30万人前後が来訪しており、自然と住民にかけている負荷の事例として、固有種イリオモテヤマネコの交通事故被害、水不足や定期船の混雑、人気スポットへの山道で木の根が痛むことなどが紹介されていました。
このため、県は島の観光客数を年33万人、1日1230人とする基準を策定しましたが、実現できるのか効果があるのかは、旅行客と旅行会社などの協力が得られるかが鍵のようです。