山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

秋田駒ケ岳(タカネスミレを観るために) その②

2024-06-23 19:39:16 | 旅行

その①からの続きです。

【阿弥陀池から横岳・大焼砂経由ムーミン谷まで】

阿弥陀池の左を歩いて横岳に一登り、そこから右へ大焼砂(表示なし)を下りました。

ここ(1,583mの5の辺り)で大きく方向転換し、左下の通称ムーミン谷(阿弥陀池の弥の辺り)を散策しました。

チングルマに見送られ、お花を観ながら8時9分に歩き始めました。

コイワカガミ

カラマツソウ

よく似ているミヤマカラマツ、モミジカラマツとは葉が違います。

エゾイチゲ

開花前なので良く分かりませんが、葉で判断しました。

イチゲにしては花が多いので違うようです(20240625)

ベニバナイチゴ

ほどなく尾根に立つと田沢湖が見えましたが、空も湖面も白っぽいです。

見下ろせばこれから向かうムーミン谷に木道が見えます。

横岳に到着し腰を下ろして休んだ後、ここから大焼砂に向かいました。

無機質な火山砂礫ですが黄色いタカネスミレで彩られているはずです。

早く観たくて急ぎたいのに足止めを食らいました。

コケモモ

ミヤマキンバイ

ホソバイワベンケイ(雌花のようです)の小群落にも捕まりました。

そしてようやくタカネスミレが現れましたが、これはほんの挨拶代わりでした。

立ち止まる人が増えてきました。

これを観たかったのです。

次は咲き始めたコマクサです。

タカネスミレが終われば黄色の斜面が、コマクサのピンク色に変わります。

                                                                 

ムーミン谷への分岐点が見えてきました。

遠目にはコマクサでしたが、ベニバナイチヤクソウです。

ここから男岳の方に向かいます。

この斜面は何年も前から(私が知っているのは10年くらいですが)同じ勾配を維持しております。雨や雪の影響を受けず安定してるのは、水が浸透しやすいため表面の砂礫が流れないためかと思います。

この先に咲いていた花です。

ウラジロヨウラク

ハクサンチドリとムシトリスミレも咲いていました。

そしてチングルマです。

これは花後の綿毛で、そう果についた羽状の花柱だそうです。35個ほどの小さなそう果が集まった集合果とのこと。風に乗って種が運ばれるということでしょう。

さらに進んだ先が通称ムーミン谷で、チングルマの大群落が観られました。

チングルマの凄まじさに圧倒され、控えめに咲いていたのがヒナザクラです。

他に咲いていた花です。

イワテハタザオ

カラマツソウ

白い花の中にあって、黄色のミヤマキンポウゲが輝いていました。

お花見を楽しんだ後は男岳への急登が待ち構えておりますので、腰を下ろして大休止しました。

この時10時16分でしたので阿弥陀池から2時間ほど歩いたことになります。

その③に続く

 


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