山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

鞍掛山(カタクリの花見)

2022-04-29 10:56:02 | 旅行

 兜明神岳の岩登りとクマ目撃で始まった今年の山歩き、体調も天候も良いので28日にはいつもの鞍掛山(くらかけやま 897.1m)に登り、カタクリの群生に満足して帰ってきました。

登山口には桜が咲いていました。

案内板の東側コースを登り西側コースを下りました。

10時に歩き始めました。

登山道に入りましたが緩やかです。

キクザキイチゲです。

フイリミヤマスミレです。

少し急になりましたが苦になりません。

カタクリもちらほら咲いていますが、この先に見どころがあります。

この先が西側コースとの合流地点です。

期待どおりのカタクリです。

カタクリに見送られ山頂を目指すと、木々の間から岩手山(2038.2m)が見えるようになりました。

南東には残雪が少なくなった早池峰山(1917.0m)が見えます。

最初で最後の急登です。

もう一息です。

11時20分、山頂に着きました。

いつ見ても惚れ惚れする岩手山です。

東側の姫神山(1123.8m)は雪が消えたようです。

西側の和賀岳(1440.0m)はまだまだ白いです。

山頂では早めの昼食、お握り3個を食べて11時45分に下山を開始しました。

再びカタクリに癒され分岐を西側コースに向かいます。

案内看板には示されていない、岩手山の登山口につながる新コースとの分岐です。

ここまでくれば緩やかに下るだけ、エンレイソウが増えてきました。

歩行距離6.5km 累積標高差+350m -350m を3時間10分かけてのんびり歩いて13時10分下山しました。

毎年この時期に登っていますが、これほど沢山のカタクリを見たのは初めてでした。

次は姫神山(1123.8m)、五葉山(1341.3m)、秋田駒ケ岳(1637.4m)早池峰山(1917.0m)と沢山の花を狙って標高を上げて行こうかなと思います。

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風前の石炭火力灯火(ともしび)に

2022-04-26 10:04:36 | 時事川柳

 基になった記事は22日(金)のもので

石炭火力発電「30年廃止」 日本は削除要求、孤立も 

の見出しが目に留まりました。

 5月下旬の先進7カ国(G7)気候・環境相会合に向けて議長国ドイツが示した共同声明の原案に「各国内の石炭火力発電を2030年までに段階的に廃止する」と盛り込まれ、二酸化炭素排出削減のため賛同する国が多い中、石炭火力への依存度が高い日本は削除を要求しており、孤立しかねない状況だそうです。

 原案について各国が事前協議をしており、日本の削除要求には欧州連合(EU)、カナダ、フランスなどが反対し、争点になっているこの状況を考えたとき「風前のともしび」が浮かびました。

 「ともしび」「灯」「灯火」どれを使うか考えた結果、「火」を見せたくて「灯火」にしたところ、投句にはなかったルビ付きで掲載されました。

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兜明神岳(冬眠明け)

2022-04-25 11:17:22 | 旅行

 冬眠から目覚めた山歩きは24日に兜明神岳(かぶとみょうじんだけ 1005m)に登るために、登山口の一つである区界(くざかい)ウオーキングセンターに向かいました。

 位置図の左下に位置する自宅から右上に赤の線で囲んであるそこまで約38km小一時間で到着しました。

 

 管理人さんにクマの出没について聞いたところ、「ここのクマは慣れているので心配ないが、目撃情報があるので注意するように」とのことで、「慣れている」とはクマよけの鈴を聞けば逃げることに慣れているという意味でした。

 区界ウオーキングセンター

赤いが スタート地点です。

 9時44分にミズナラなどに囲まれた緩やかな登山道をクマ避けの鈴とラジオを鳴らしながら歩き始めました。

 パンフレットには「砂利を敷いた急斜面の道が続き、雨の日は滑りやすいため注意が必要です」とありますが、

急斜面とは大袈裟かな。

 花は咲き始めで登山口付近に集中していました。

キクザキイチゲ

カタクリ

ネコノメソウ

 40分ほど歩いてかぶと広場に到着しました。

 山頂までは10分くらいですが、とんでもない急斜面が待っています。

 登りと下りが一方通行です。

 岩の割れ目にミヤマスミレが咲いていました。

 この先は両手両足を使って慎重に登ります。

 一息ついて眺めれば岩手山がきれいでした。

 山頂には標柱など建っておらず小さな祠があるだけです。

 立ち上がることのできない山頂で、急斜面に張り付いて撮影しました。

北西に岩手山(2038m)

岩手山の南に秋田駒ケ岳(1637m)

 その南には和賀岳、焼石岳、栗駒山と1500m級の山並みが見えましたが、鮮明な写真を撮ることが出来ませんでした。

南東には早池峰山(1917m)

 展望は申し分ないのですが居心地がよろしくないので5分ほどで下山することにしました。

 山頂を振り返ります。

 怖いです。

 一休みします。

 急斜面を無事下りました。

一方通行を下りました。

小腹が減ったのでかぶと広場で早めの昼食を取って岩神山(1103m)を目指しました。

10分ほど歩いた時、動く黒いものを発見、クマでした。

 100m位離れていたので気持ちに余裕がありましたが、こちらに来なければいいなと思いながら、管理人さんから聞いた「慣れ」を思い出し、クマ避けの鈴を強く振って大きな音を響かせたら驚いた様子で、すたこらさっさと逃げて行きました。

 クマが向かったのは目指す岩神山の方向なので、三十六計逃げるに如かず 登山口に向かいました。

 岩登りで肝を冷やしクマとの遭遇で肝を潰した3時間足らずの山歩き、帰宅してから無事でよかったと振り返っています。

 今回この山に登ったのは、小学5年生の孫が林間学校で登ると聞いた祖母が行ってみたいと言うので、2013年に登ったことがある祖父が案内したという次第です。

 

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太陽の季節の海に還る人

2022-04-20 10:14:42 | 時事川柳

 4月から月曜日も休載となったため、火曜日と水曜日は前週の木曜日以降の投句に入選の可能性がありますので、基になった記事を探すのに時間がかかりましたが、燈台下暗し18日(月)に投句したものと分かりました。

 2月に89歳で死去した元東京都知事で作家の石原慎太郎さんの海上散骨式が17日、神奈川県葉山町の名島沖で行われたことは、テレビでも紹介されていましたが「骨の一部は愛した湘南の海に戻してくれ」という遺言によって執り行われたそうです。

 五七五の十七音には収まり切れない大きな存在でしたので、一緒に投句した二つの句も紹介します。

・散骨式暴走せぬか見守られ

・湘南の海に遺言迎えられ

 

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1号歌碑山に向かいて百星霜

2022-04-15 09:58:36 | 時事川柳

 句の基となった新聞記事を読んでいない方が、石川啄木の歌碑について詠んだものと分かっていただければ嬉しい限りです。

 石川啄木(1886~1912年)の没後10年の1922年4月、盛岡市渋民に建てられた全国1号の啄木歌碑が13日、建立100年の節目を迎えました。

 西に岩手山、東に姫神山を望む渋民公園に建つ歌碑には、望郷の代表歌「やはらかに柳あをめる北上の 岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」が刻まれていますが、「ふるさとの山に向かひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」の方に発想が飛びました。

 全国に約180基ある啄木文学碑の先駆けとして通称「啄木1号歌碑」と呼ばれるこの歌碑、花崗岩の巨石をそりに載せて約2kmを3日かけて引き、啄木の命日の4月13日に建立されたそうです。

 写真は2005年5月4日に撮影したもので、このような使い方をすることになるとは、新型コロナウイルスとロシアのウクライナ侵攻も、考えられないことでした。

 

 

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