山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

秋田駒ケ岳

2017-08-24 21:42:36 | 旅行
6月29日、秋田駒ケ岳を目指して八合目小屋に向かう。この時期はマイカー規制が行われており、山麓のアルパこまくさからは路線バスを利用する。
自宅からアルパこまくさまでは約70km、1時間20分ほどの道のり。

天気予報通り絶好の登山日和、花よりも展望に期待しながらマイカーを走らせ、アルパこまくさの広い駐車場に到着。ここでいきなり、田沢湖と鳥海山が視界に飛び込んできた。


ここには何回か来ているが、田沢湖も鳥海山も初めて見た。山頂からの展望が楽しみだ。

バスで八合目まで登って歩き出し、雪渓を横切りながら40分ほどで片倉展望台にたどり着くと、緩やかな裾野を広げた森吉山が大きく見えた。

森吉山も秋田駒ケ岳に勝るとも劣らない花の山であるが、自宅から登山口まで約132kmと遠いので、気軽には行けない。


登るにつれて岩手山も大きく見えるようになる。


八合目から1時間10分ほどで阿弥陀池到着。ここから男岳(1623m)を往復し昼飯を食べた。

男岳に向かう途中から見た阿弥陀池と男女岳(1637m)     カップヌードルとおにぎり ヤカンとガスコンロは息子からのお上がり


男岳山頂

この日であった花
ノウゴウイチゴヒナザクラ
ハクサンチドリシラネアオイ
ミヤマダイコンソウ
ツマトリソウチングルマ


ミヤマハンショウヅル
ミヤマキンバイ
ミツバオウレン  マイヅルソウ
ホソバイワベンケイ サンカヨウ
タカネスミレ
コマクサ
キバナノコマノツメ  イワテハタザオ  イワカガミ アカモノ  

これらの写真以外の花も含めれば、28種類の花を撮影していたし、撮影を省略した花もあったかもしれない。
手元にある秋田駒ケ岳のガイドブックには55種類の花が載っており、その半分以上を見ることが出来た。

コマクサを見たいと思ってやってきたがまだ早かったようだ、その代わり荒れた土壌に咲くタカネスミレの群生が印象的な一日であった。
山頂からの展望は、岩手山、森吉山、鳥海山のほかに、姫神山、早池峰山、和賀山塊など。
帰宅してから撮影したビデオを再生したら、岩木山と思われる山が写っていた。
晴れていても昼近くには霞んで見えなくなるのて、遠くの山は早い時間がお薦め。

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岩手山(コマクサのお花見)

2017-08-03 17:47:43 | 旅行
一泊二日(7月7日~8日)の日程で、岩手山山頂を目指し『焼走りコース』から入山。今回の目的はコマクサの鑑賞。
自宅から登山口まで1時間10分くらいなので、日帰り圏内なのだが歩行速度が遅いのと、写真撮影(動画・静止画)に時間をかけるので、日帰りは無理。

駐車場から見上げる岩手山。今日明日は下界の最高気温が35℃位と予想されている、暑そうだ。飲み水は2リットル準備したが、中身はポカリスエットを薄めたものに食塩を加えたので、味がおかしかった。

歩き始めは樹林帯の中で日差しが遮られ快適。1時間40分位歩き樹林帯をでると溶岩の噴出孔跡に到着。
見上げれば、はるか彼方に山頂が見える。

ここからお目当てのコマクサの群生が見られる。日本有数のコマクサの大群落と言われるが、近年ほかの植物に押されて規模が縮小しているとのこと。
確かに白い綿毛が目立っており、ヤナギだと教えてもらった。
コマクサヤナギ

登山道は火山砂礫で非常に歩きにくくさらに歩行速度が遅くなるが、山の北側なので直射日光は避けられそこは有難かった。
コマクサ地帯を過ぎると樹林帯に入り、すでに12時を過ぎていたので昼ごはんを食べた。
そこから2時間ほど歩いて平笠不動避難小屋に到着。

見上げれば岩手山、標高差まだ300mくらいか。

相変わらずの火山砂礫を登ると、先ほどの小屋が小さく見える。


後方のなだらかな山は、安比高原スキー場のある前森山。



山頂まで0.2km地点まで来た、あと少し・・・・・・・

15時30分頃山頂。シャッターを押してくれた同年輩の方と息子と同年代と思われる方と3人だけ。

今夜の宿、八合目避難小屋が見える。

16時30分頃山小屋到着

今日見かけた花を紹介します。
ヤマオダマキミヤマハンショウヅルミヤマキンバイミヤマカラマツハナニガナタカネスミレコケモモキバナノコマノツメオオバキスミレウコンウツギイワブクロイワヒゲイワテハタザオイワウメ

 この山小屋、8合目避難小屋は定員100名であるが、避難小屋であることから宿泊希望者を拒むことは出来ないそうで、2年前に利用した時はすし詰め状態で関係者は宿泊スペースから溢れ、通路に寝ておりました。
 予約不要(不可)なので気軽に利用できる側面もあり、大人は1泊1,700の協力金を求められます。また、毛布を1枚500円、3枚1,000円で借りられますし、小屋の前には豊富な湧き水があり(渇水することがないわけではない)、自炊する環境が整ってます。
 前回は、小屋で販売している唯一の食料、カップヌードルと持参したおにぎりを食べて飢えをしのいだが、今回は様々持参しました。

 まずガスコンロとヤカン、これは昨年手に入れたもので、息子からのお下がり(お上がり)、日帰りの時はこれでお湯を沸かしカップヌードルを食べ、コーヒーを飲んでいる。
 主食はアルファ米、水なら1時間熱湯なら15分でご飯になるもの。初めて食べましたが、美味しかったです。副食はレトルトのカレー、これは普段もときどき食べているもの。
 カレーライスを食べる前の晩酌として、缶ビールを持参しようと思ったが小屋についてから冷やす時間があるか不安だったので、焼酎を250CCほど持参し、湧き水で割って飲むことにしたが、夕方の到着だったのでこれが正解でした。湧き水のかけ流しの水槽には、缶ビールが沈められており早くから入れておけば飲み頃になるのだと思います。 
 持参した柿の種などをつまみながらチビチビやってると、隣では山頂で会った同年代らしい方がペットボトルに入った琥珀色の液体を水で割って飲んでいる。『ウイスキーですか?』との質問がきっかけで会話が弾み、つまみを交換したりする。ペットボトルのウイスキーの量が半端じゃない、これを全部飲むんだろうか?こちらの焼酎が切れたころウイスキーを勧められたが、自重し丁重にお断りしカレーライスを食べた。

ウイスキーの方の向こう側には、山頂で会った息子と同年代らしい若者が陣取り、会話に入って来る。初対面でも会話が弾むのが楽しい。聞けば40第前半で息子より少し年上。鳥海山が話題となったので、そこの山小屋は食事の提供を受けられる(素泊まりも出来るかも?)、山頂付近に湧き水がないので、小屋で売っている500㎖500円のペットボトルを買ったこと、ビールは350mℓ缶が800円、生ビールは1,000円だったと教えた。

ビールの値段はどこの山小屋も同じような値段らしいです。缶ビールは1本で我慢してたら、隣に陣取った人が焼酎を勧めてくれたので、水を購入し二人でアレコレ話しなが飲みました。今回の焼酎持参はこの時の経験からです。

さて、岩手山の小屋、その晩はガラガラで宿泊者は10数名、その半分はとあるグループで。なんと、NHKの「にっぽん百名山」の撮影隊でした。聞けば11月に放送されるとのことで今から楽しみです。

20時の消灯後はそちこちの寝息、いびきなどを聞きながら寝たのか寝ないのか分からないまま過ごし、3時頃目覚める。

山頂で御来光を迎える人たちの準備で、ガサガサ、モサモサしている。小屋⇒山頂⇒小屋(朝食)⇒山頂に向かう途中の分岐⇒下山コースでは大変だろうと、小屋の前でカメラを構える。NHKの撮影隊もカメラをセットしている。

雲海ではない雲間から太陽が現れたが、前回ほどの神々しさを感じなかった。太陽が現れる前の雲の輝きも今一だったような気がする。


朝食はアルファ米、フリーズドライのすき焼き丼、インスタント味噌汁、コーヒー。食べ終わって片付けてたら隣のウイスキー氏が、レトルトカレーの小さなチューブをくれた。加熱しなくても美味しいとのこと。森下仁丹製らしい。これはそのあとの八幡平でアルファ米のご飯にかけて食べてみたが、手軽にカレーライスにありつけた。

今日は山頂付近のコマクサも眺めながら下山。昨日の群生地より株が小さく花も少ない。


昨日もみた群生地



下山して見上げる岩手山、あそこまでよく歩いたもんだ。 と、どの山に登ってもそう思います。
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早池峰山(ハヤチネウスユキソウの花見)

2017-08-02 11:57:54 | 旅行
7月20日、今年3回目の早池峰登山。休日は岳駐車場から小田越登山口までシャトルバスが出ており、楽ではあるが大勢の登山者で混雑する。

昨年から河原坊コースが登山道崩落のた利用できないので、小田越コースに集中するのである。

平日は河原坊駐車場から小田越登山口まで、車道を30分~40分歩かなければならないが、天気予報を勘案して平日の今日を選んだ。


6時10分河原坊登山口出発
小田越登山口
1合目で樹林帯を抜けると後は岩だらけ。青空も見えており天気予報通り晴れそうだ。初めてきたという二人連れに、蛇紋岩は滑るので気をつけて下さい、と言って間もなく滑って右足のつま先を岩にぶつけた。
歩くのに支障のない痛みを抱えて下山できたが、山頂で靴下を脱いで確認したら親指が紫色になって少し腫れていた。

3合目あたりで、これがハヤチネウスユキソウですか?と聞かれたが、これはミネウスユキソウでもっと上に咲いているはずと答えた。ミネウスユキソウ

これはこれで綺麗であるが、天下のハヤチネウスユキソウのわき役になってしまう。
ハヤチネウスユキソウ

綿毛が長く、ふかふかしている感じ。開花直後は真っ白で雪みたいだと言われているが、この日はやや黄ばんだものが多く、この写真の花は白い方である。

五合目あたりからは花の種類が増え、ナンブトラノオ、ナンブトウウチソウいずれも早池峰の固有種が見られ、ミヤマオダマキ、ミヤマアズマギクもにぎやかだ。
ナンブトラノオ
ナンブトウウチソウ
ミヤマアズマギク
ミヤマオダマキ

今回初めて見た花は
ミヤマアケボノソウタカネナデシコサマニヨモギ

山頂直下の花畑~山頂には
チングルマヨツバシオガマミヤマシオガマミヤマヤマブキショウマハクサンチドリ
が咲いていた。

このほか今回見かけた花はチシマフウロ、今年6月に行った高緯度、低標高の礼文島では沢山咲いていたしミヤマオダマキも海抜数メートルの民家の庭先に咲いていた。
キンロバイ

山頂にて、展望は予想通り近くの薬師岳、鶏頭山位が見えただけ。5月に来たときは素晴らしかった。

下山したら予想通りの晴天で、早池峰山の全貌がみえた。


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八幡平(黒谷地~茶臼岳~八幡平山頂)

2017-08-01 11:15:22 | 旅行

9時50分ころ、通称八幡平アスピーテラインの黒谷地というバス停の駐車スペースに車を置いて、黒谷地⇒茶臼岳⇒黒谷地⇒八幡平山頂⇒黒谷地と歩くつもりで出発。



試作中 訳がわかない・・・・中断

ニッコウキスゲ、モミジカラマツがあちこちで咲いている。









少しわかってきた。写真を2枚追加できた。
白い花はモミジカラマツ、あちこちで咲いていた。茶臼岳山頂ではトンボの大群が。向かいの岩手山は7合目位から上は雲の中。
モッコ岳など裏岩手連峰は良く見える。

太陽の周りに虹が出ており珍しい気象現象らしく、夕方のニュースでやってた。


また、中断。

この虹の輪は弘前から来たという、若い男女の二人連れが教えてくれたもの。この二人はとても感じが良く、食後のコーヒーを飲んでたらお菓子を分けてくれたり、八幡平山頂から駐車場に向かう途中の窪地にキヌガサソウが咲いている、と教えてくれました。


イワオトギリ

イワイチョウ

ウサギギク

キンコウカ

これらの花を見ながら八幡平山頂を目指すが、大した勾配じゃないのに歩きにくい。

キヌガサソウを見たら車を置いた場所に戻らず、路線バスに乗ろうかと弱気になる。

さらに、車を置いた場所への分岐点ではキヌガサソウ、やめようかなと更に弱気・・・・・

若い二人のことを思い出し歩き続ける。バスの時刻を調べようとするがソフトバンクは圏外が広く繋がらない(茶臼岳山頂では電波あり)、最悪の場合は舗装道路を歩いて車の場所まで行こうと決める。

今朝起きてから、良い天気なので急きょ出かけてきたもので、バスの時刻を調べるなど事前準備不足・・・・・


つづく


八幡平山頂。展望台に上るが展望はあまり良くなく、キヌガサソウへ直行

旬を過ぎて黄ばんでいるが、見事な花だ。来年は純白な姿を見に来よう。

14時40分ころ駐車場に着いたらバスは10分前に出たとこで、50分くらいの待ち時間だが、車道を歩くのが嫌なので待つことにした。

この日見かけた花を紹介します。
ミヤマキンポウゲ
トウゲブキ
イブキゼリ
ミヤマコウゾリナ
シロバナニガナハクサンフウロハクサンシャクナゲ
アカモノ
ハクサンチドリ
シロバナトウウチソウ

誤字を直して何とか試作品完成としよう。

7月26日のことでした。

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