山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

盛岡を冠し関心つなぐお湯

2023-03-30 10:17:08 | 時事川柳

 千年近い歴史を誇る盛岡市のつなぎ温泉は4月1日「盛岡つなぎ温泉」に名称を変更することになりました。ニューヨーク・タイムズ「2023年に行くべき52カ所」で、盛岡がロンドンに次ぎ2番目に選出され、車で西側に行けば「世界有数の温泉が多数ある」と紹介されたことで、盛岡を冠してつなぎ温泉をアピールする好機と判断したそうです。

 大阪から訪れた観光客が「盛岡は都会のイメージがあったので、市内に温泉があるとは知らなかった」「あらかじめ分かっていれば旅行の日程に組み込みやすくなって良い」と名称変更を歓迎していることが紹介されました。「関心」がなかなか出てこなくて苦労しましたが、明鏡国語辞典に「目先を変えて子供の関心をつなぐ」を見つけて安心しました。

 平安末期の前九年合戦(1051~63)で朝廷から派遣された武将源義家が、愛馬を石につないで入浴したいう由来から「つなぎ温泉」と名乗っていましたが、2023年からは「盛岡つなぎ温泉」です。

 今シーズン足しげく通った「網張温泉スキー場」に隣接する網張温泉(あみはりおんせん)は、和銅年間の開湯で山岳信仰の対象とされ、江戸時代には勝手に入浴出来ないように温泉に網を張ったことに由来しているそうです。今シーズンのスキー納めとして3月19日から21日まで蔵王温泉スキー場に出かけました。樹氷は落ちており雪質も今一でしたが2歳下の実弟の都合に合わせたため、この時期となった次第です。

黄色いウエアは来シーズンを見つめる私で、朝日連峰が鮮やか見えました。

赤いウエアは実弟で、右側の白い山並みは飯豊連峰です。

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最後まで平和求めて置いたペン

2023-03-16 09:49:09 | 時事川柳

 戦後の日本を代表する文学者で、戦後民主主義を足場に平和、護憲、反核を訴えたノーベル文学賞作家の大江健三郎さんが、3日午前3時過ぎに88歳で亡くなられました。

 大江さんの評伝について紙面の多くを割いておりましたが、その中で着目したのが「悲劇や暴力に覆われた世界にうむことなく言葉を紡げば、やがて地平が開ける―。そんな願いを込めて、晩年まで執筆と行動を続けたのではないか。大江さんの闘いは現代への問いかけとなって残された」です。

 さらに「文学活動と並行して大江さんが力を入れたのが、『9条の会』などで平和を訴える活動だ。故安倍晋三元首相らが掲げた憲法改正や『戦後レジームからの脱却』に対して警鐘を鳴らし続けた」とありましたので、「ペンは剣よりも強し」をイメージしながら詠んだものです。

 大江さんの作品では「遅れてきた青年」を読んだ記憶はありますが内容は覚えておりませんし、他の作品は読んでおらず評伝についてもほとんど知らなかった私は、「遅れてきた老人です」

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黄金のごとし剛腕いずる國

2023-03-07 10:38:00 | 時事川柳

 WBC日本代表の大谷翔平選手と佐々木朗希選手を輩出した岩手県民の誇らしい気持ちを詠みました。

岩手県のホームページに次のような説明があります。

黄金は、豊かさの象徴。そして 変わらぬ価値、信頼の象徴。

イメージコピー「黄金の國、いわて。」は、平泉をはじめとした岩手の誇る歴史や文化、すばらしい自然、高品質で安全・安心な農林水産物、各地で伝承される伝統芸能や伝統工芸、実直で勤勉な人材など、岩手全体の豊かさと信頼を表現したもので、サブコピーは「マルコ・ポーロや西行法師、松尾芭蕉が憧れた理想郷。」です。

 マルコ・ポーロがジパングを「日出ずる国」と呼んだものと勘違いからの下五ですが、中国の歴史書「随書」の「日出ずるところの国」が由来のようです。

 投句した5日(土)の紙面には、中日との壮行試合に先発した佐々木朗希投手が165キロをマークし、大谷翔平投手の日本選手最速に並んだことと、アメリカからチャーター機で帰国した大谷翔平選手の練習の様子が載り、その後打者大谷翔平選手は打撃練習で柵越えを連発し、6日の阪神との試合では2本のホームランを放ちました。

 2人の変わらぬ価値、信頼の象徴としての、黄金のごとし剛腕に期待は膨らむばかりです。

 さて、昨日は絶好のスキー日和でいつもの網張温泉スキー場に出かけ、最後にてっぺんから滑り降りる前に、第三リフトの上の展望台まで歩いてみました。

写真中央の秋田駒ケ岳を挟んで右が烏帽子岳、左の小さな三角形が鳥海山です。

写真中央の鳥海山を挟んで右が秋田駒ケ岳、左が和賀岳などの山塊です。

写真中央奥のやや右が早池峰山です。

写真中央奥が岩手山の山頂部です。

八幡平方面の山並みはここまで来なければ見られません。

 営業終了の3月26日までまだ滑る機会はありそうですが、これらの山を見たら山歩きが出来る雪解けも待ち遠しくなりました。

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マスクにも卒業証書授与される

2023-03-02 10:07:33 | 時事川柳

 県内公立高校は3月1日に卒業式のピークを迎えるにあたり、「マスク不要」との文科省通知を受け、各校は証書授与や写真撮影など、場面に応じて生徒や教職員にマスク着用を求めない方針だ、との2月28日の記事を読んで「マスクにも卒業証書授けよう」と考えて詠みました。

 ところが、昨日3月1日のテレビニュースで紹介された高校では、ほぼ全員がマスク着用でしたので、卒業延期かなと心配していたところ、今日の紙面を見て安心しました。

 入学以来、マスク着用の学校生活を余儀なくされた生徒たちは、文科省の通知で多くがノーマスクで出席。お互いの晴れやかな表情を確かめ合い、思い出の学び舎を巣立った。とあり「今日初めて顔を見た人も多くいる。我慢の3年間は失ったものだけでなく強さも得た。この経験を胸に新たな一歩を踏み出す」と述べた卒業生の決意も紹介されていました。

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朗希からあいさつ代わり160キロ

2023-03-01 09:44:14 | 時事川柳

 入選句と次の2句からお分かりのとおり、「令和の怪物」佐々木朗希投手の活躍を詠んだもので、捻りのない直球がストライク、変化させた2球はボールとなりました。

・若侍見事初陣160キロ  ・初陣で160キロで撫で斬りし

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は25日、宮崎市でソフトバンクと壮行試合を行いました。

 先発の佐々木朗希投手は160キロ台の直球と140キロ台後半のフォークボールで、2回を1安打無失点3奪三振とソフトバンク打線を寄せ付けませんでした。

 先発が有力視されている3月11日の1次リーグの第3戦チェコ戦での活躍が楽しみですし、大谷翔平投手と山川穂高選手にも期待が高まる岩手県民です。

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