山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

秋田駒ケ岳(百花繚乱)その2

2022-07-31 11:25:29 | 旅行

先ずはこの日たくさん咲いていたセリ科です。

オオハナウド

高さ1.5~2mの大型多年草は私の身長と同じくらいでした。

エゾニュウ

高さ2~2.5mの壮大な植物で、花にはアブ類カミキリムシ類など多くの昆虫が集まるとのこと。

シラネニンジン

葉がニンジンの葉に似ているからでしょうか。

ミヤマトウキ

2回3出の複葉で光沢があり、先がとがっていることを確認しました。

これもミヤマトウキのようですが葉に光沢がないため、ハクサンボウフウなのかと悩みます。

これはハクサンボウフウみたいです

葉を確認していないため次も悩ましいのですが一応分類してみました。

トウゲブキ

マルバダケブキ

次は名前が似ていますが全く別物です。

エゾシオガマ

マルバダケブキかトウゲブキに囲まれているヨツバシオガマです。

花が7段~12段のものはキタヨツバシオガマ、20~30段はレブンシオガマだそうです。

黄色い花が続きます。

ミヤマダイコンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマキンポウゲ

ウサギギク

ミヤマコウゾリナとカンチコウゾリナの違いが分かりませんが

ガイドブックにはミヤマコウゾリナが載っていました。

キンコウカは阿弥陀池の畔に咲いていました。

イワオトギリ

ハナニガナとシロバナハナニガナ

次は白や白に近い色の花です。

シロバナハナニガナ

イワイチョウも阿弥陀池の畔に咲いていました。

イワシモツケの葉の鋸歯は先端だけ、あるいは全縁なのに対し、鋸歯が下まであるのでマルバシモツケです。

オニシモツケ

次の3種の花は似ていますが葉が違います。

カラマツソウ

ミヤマカラマツ

モミジカラマツ

これはウメバチソウで一輪だけ見つけました。

ハクサンチドリもこれだけでした。

イワブクロもこの2株だけでした。

ヤマハハコはたくさん見かけました。

ハクサンシャクナゲは枯れているものがほとんどですが、何とか見つけました。

シロバナトウウチソウ

次は青、赤、紫などです。

ミヤマリンドウは小さいですが緑の中で目立っていました。

ムシトリスミレの葉には捕らえられた虫が黒い点となって見えます。

エゾツツジの鮮やかな色も目立っていました。

ミヤマウツボグサかもしれませんが、ガイドブックにはタテヤマウツボグサが載っています。

ハクサンシャジン

ハクサンフウロ

オニアザミ

ウゴアザミ

ウラジロヨウラク

 

ここまで登場していなかった花です。

ミヤマホツツジ

タカネアオヤギソウ

ヤマブキショウマ

次は風景写真です。

7時17分に出発した八合目登山口

8時33分に到着した浄土平で、左に最高峰男女岳(おなめだけ 1637m)右に男岳(おだけ 1623m)がそびえています。

男女岳のすそ野に咲く花の中で、ヨツバシオガマが際立っています。

男岳側はトウゲブキやニッコウキスゲがにぎやかです。

阿弥陀池の周りにはセリ科の白が目立っています。

ここにはキンコウカとイワイチョウが咲いていました。

昭和45年に噴火した女岳(めだけ 1513m)は規制されていませんが、私は登ったことがありません。

大焼砂からムーミン谷を見下ろし、奥には男岳を望みます。

      大焼砂~ムーミン谷~男岳までは、その1をご覧ください。

山頂にいた12時31分から47分までに出会った登山者は数名程度ですが、トンボは数えきれないほど飛んでいました。

阿弥陀池を見ながら下山します。

八合目には14時23分に到着し、14時40分発のバスに乗って駐車場に移動、16時35分に無事帰宅しました。

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秋田駒ケ岳(百花繚乱)その1

2022-07-30 09:44:31 | 旅行

 7月28日(木)に秋田駒ケ岳に登って沢山の花を観てきましたので、先ずはニッコウキスゲとコマクサを紹介します。

 八合目登山口(1310m)から阿弥陀池のある浄土平(1535m)まで緩やかに登ると、ニッコウキスゲの鮮やかな色に目を奪われました。

ここは後回しにしてコマクサの群生地である、大焼砂に向かいます。

枯れ始めた花が多い中から選びました。

左中ほどから右下に見える薄い桃色の帯がコマクサです。

その帯に近づきました。

遠目には綺麗に見えます。

大焼砂を下ってから見えている木道を右に進み男岳に向かいます。

分岐を右折して木道に向かいます。

 

「大焼砂分岐を右に下り、駒池にさしかかると景色は一変。まるでヨーロッパの高山地帯のような風景が広がる。特に、初夏にピークを迎えるチングルマの群生は圧巻だ」

「そのどこか牧歌的な風景は『ムーミン谷』とも呼ばれ、登山客に親しまれている」

以上、ガイドブックから引用しました。

のどかなのはここまで、急登が待ち受けています。

中央の鞍部までが最大の難所です。

息を切らせて登るとニッコウキスゲの群生が見えてきました。

頑張った甲斐がありました。

男岳へ向かいながら振り返ります。

これは反対側の斜面、後回しにした群生を上から撮影したものです。

これは下からです。

ほかの花はその2で紹介します。

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捜査するスーツの袖の下心

2022-07-29 15:23:42 | 時事川柳

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事(78)の会社が、大会スポンサーに選定された紳士服大手AOKIホールディングス(横浜市)側とコンサルタント契約を結び計約4500万円を受領していた問題で、東京地検特捜部は26日、受託収賄容疑で東京都区内の高橋氏宅内などを家宅捜索した。

 AOKI側は2017年9月、高橋氏が代表を務めるコンサルタント会社「シモンズ」(東京)と契約を締結し、月額100万円の提供が始まった。約1年後の18年10月、AOKIはエンブレムの使用権などが与えられるオフィシャルサポーター契約を組織委員会と結んだと発表した。19年夏からエンブレム付きのスーツなどを販売し、3万着以上を売り上げた。

 以上は27日(水)の記事から一部抜き書きしたもので、大会の招致に関わったコンサルタントが多額の委託料を得ていたこと、エンブレムの盗作問題を思い出しながら、賄賂を意味する「袖の下」と悪だくみを意味する「下心」を縫い合わせた句が選ばれました。

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政界の女性うらやむ文学界

2022-07-26 10:33:44 | 時事川柳

 21日(木)に投句したこの句は、「女性」と「うらやむ」の間に、「が」が入るか「を」が入るかで意味が逆になりますが、政界の女性(が)うらやむ文学界です。

高瀬隼子さんの受賞が決まった第167回芥川賞は、約90年の歴史で初めて候補者全員が女性だった。

今回は直木賞候補も男性は1人だけ。両賞とも全て男性だったことは何度もあり、男性優位の文学界で奮闘してきた女性たちの歩みが浮き彫りになった形だ。

 ここまで記事を読んでひらめいたのが「政界」で、最近目にした「我が国の国会議員に占める女性の割合は少なく、世界的には下位にあって北欧諸国が上位を占めている」という内容の記事を思い出しました。

 因みに直木賞の受賞者も女性、窪美澄さんでしたが、昨今のジェンダー論争をみれば、作者の性別を明らかにしない時代が来るかもしれません。

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少子化も副反応と交付金

2022-07-21 10:11:47 | 時事川柳

 政府が新型コロナウイルス対策の名目で全国の自治体に配る「地方創生臨時交付金」を使った事業計画の中に、少子化対策として各自治体が打ち出した結婚・婚活支援策が、少なくとも34自治体で44件あることが分かったそうです。

 各自治体は、コロナ禍での外出制限で出会いが減ったことから、同交付金を充てられると判断したもので、祝い品の贈呈やマッチングシステム改修といった結婚・婚活支援への支出、市内の宿泊施設などでコンベンションや結婚披露宴を行った場合に助成し、関連事業者を支援した事例が紹介されていました。

 使い勝手のいい臨時交付金は税金を原資にするだけに、結婚支援による成婚率の向上など交付金を活用した事業の効果分析は不可欠ですが、そのために多額の委託料でコンサルタントなどに委託するようでは困りますし、正確な分析は極めて難しそうです。

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