山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

傲慢な首相に懸念と拝察し

2021-06-30 09:50:34 | 時事川柳

 東京五輪・パラリンピック開催による新型コロナウイルス感染拡大を天皇陛下が懸念されていると、宮内庁の西村長官が「拝察」していると発言したことに対して、菅首相は「長官本人の見解を述べたと理解している」と記者団に語りましたし、丸川五輪相と加藤官房長官も同様の認識を示しました。

 これに対し立憲民主党の安住国対委員長は、「拝察」したお気持ちを念頭に「無視するような態度で、謙虚さがない。ますます五輪への国民の不安がかき立てられる」と述べ、首相らに苦言を呈しました。

 そこで、陛下の懸念は首相に謙虚さがないことだろうと「拝察」、謙虚の反対語である横柄か傲慢を使うことにし、より強く響くだろうと傲慢にしました。

 26日(土)の拝察問題にかかわる記事を詠んだ句は、昨日一句が掲載されましたので諦めておりましたが、よくぞ今日まで生き延びてくれたと驚きました。

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禁断の果実かじられ廃刊し

2021-06-28 09:24:40 | 時事川柳

 中国に批判的な香港紙「リンゴ日報」を中国が締め付けているというニュースは、テレビやラジオで知っておりましたが「リンゴ日報」とは可愛いネーミングだな、程度でした。

 24日(木)の紙面に24日付けの発行を最後に廃刊することを決定したこと、新聞名の由来が載っておりましたので、詠むために読んでみました。

 創業者の説明によると、聖書に出てくるアダムとイブが食べた禁断の果実が由来で、「2人がリンゴをかじっていなければ世界に罪悪は存在せず、新聞も必要なかった」とのことです。

 香港の立場であれこれ考え、罪悪(中国)にかじられて(締め付けられて)、禁断の果実(リンゴ日報)を廃刊する、に至りました。

 「報道の自由」を「禁断の果実」と捉えたもので、一緒に投句した「禁断の果実由来紙禁断し」「中国にリンゴ日報かじられて」を抑えて選ばれたものです。

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秋田駒ケ岳(花盛り)

2021-06-26 22:18:25 | 旅行

 25日(金)秋田駒ケ岳に登りました。秋田県側の八合目から登ることが多いのですが、今回は岩手県側の国見温泉から頑張りました。

 八合目から最高峰の男女岳(おなめだけ 1637ⅿ)までは、標高差1637-1310=327m 歩行距離3.5km、コースタイム1時間20分であるのに対し、国見温泉からは、標高差1637-850=787m、歩行距離5.5km、コースタイム2時間40分と、難易度が倍くらいのイメージです。

 今回は男岳(おだけ 1623m)以外、略図の赤の点線ほとんどを歩いたので私としては頑張った方です。

国見温泉の建物の横にある登山口を7時15分に出発しました。

さっそく花が迎えてくれ、急登を忘れます。

ウラジロヨウラク

アカモノ

歩き易く整備されていますが、やはりきついです。

ゴゼンタチバナ

タニウツギ

少し楽になりました。

ギンリョウソウ

ツクバネソウ

ヒメイワカガミ

花の色は白で、コイワカガミに比べて小さく葉の鋸歯も少ないです。

対向者が来れば困ります。

サラサドウダン

アカモノ

オオバキスミレ

タカネナナカマド

イワカガミ

小さめですが、鋸歯が多いのでコイワカガミではないと思います。

辛かった急登もお仕舞いです。

横長根分岐(1175m)で小休止し右に進みます。

足取りが軽いです。

ツマトリソウ

チゴユリ

コイワカガミ

 

これは女岳(めだけ 1513ⅿ)です。

ハクサンチドリ

ミヤマハンショウヅル

アカモノ

ミヤマキンバイ

ミヤマカラマツ

後ほど登場するカラマツソウと葉が違います。

田沢湖(水深423mは日本一)が見えます。

ベニバナイチヤクソウ

これから向かう大焼け砂と呼ばれる火山性大砂礫地帯が見えます。

キバナノコマノツメ

タカネスミレと葉が違います。

タカネスミレ

分岐点で左折し通称「ムーミン谷」に向かいます。

期待通りのコマクサ、数は多くありません。

黄色はタカネスミレとミヤマキンバイ、赤色はエゾツツジと思います。

コマクサが目立つようになりました。

砂礫帯を過ぎ外輪山に囲まれた火口原「ムーミン谷」の入り口でチングルマの群生に迎えられました。

先に進まない訳にいかないので歩きます。

ヒナザクラが目立ちません。

チングルマ チングルマ 嗚呼チングルマ

花は一旦途切れます。

昭和45年に噴火した女岳から水蒸気が出ています。

ミヤマキンポウゲが現れました。

カラマツソウです。

チングルマと再会です。

振り返ります。

ヒナザクラもお忘れなく。

急登に備え一休みし登り始めると、シラネアオイが沢山咲いました。

ミヤマスミレも。

辛いですが花に励まされます。

ミヤマキンポウゲ

珍しいナガバツガザクラを見ることが出来ました。

コイワカガミも賑やかです。

ミヤマダイコンソウも沢山咲いています。

ムシトリスミレはスミレ科ではありません、虫を捕らえるのは花ではなく葉です。

女岳が下に見えるようになりました。

もう少しです。

急登すること35分横岳と男岳の鞍部にたどり着いたのは、歩き初めて3時間20分経過した10時35分、休憩するため阿弥陀池避難小屋に向かって下ります。

阿弥陀池周辺の花は後ほど紹介するとして先を急ぎます。

20分ほど休みながらおにぎり二個とバナナ半分を食べて男女岳(おなめだけ 1637m)を目指しました。

岩手山には雲が掛かっています。

歩き易く整備されています。

石の間にタカネスミレ、踏まれたりストックで突かれませんように。

ミヤマキンバイも無防備です。

チングルマは登山道の外です。

見上げればミヤマダイコンソウが。

花壇の中を歩いているようで飽きません。

大家族のイワカガミ。

 

コバイケイソウは今のところ独り身です。

白いハクサンチドリがひっそりと。

こちらは色が濃いです。

右が男岳で隣の台形が女岳です。

阿弥陀池の全景で、左端に避難小屋が見えます。

最高峰にしては質素な標柱です。

男岳の右奥には田沢湖が大きく見えます。

15分ほど滞在して下ります。

登る時写したチングルマかもしれません。

アオノツガザクラは遠かったのでこの程度にしか撮れませんでした。

ホソバイワベンケイ

ムシトリスミレ

これから池の周りを歩きます。

イワイチョウ

ムシトリスミレが沢山咲いており、虫にとっては危険地帯です。

ミヤマウスユキソウ

チングルマ

キバナノコマノツメ

男女岳(右)から下り池を一回りし終え、男岳(左)に登るか迷いましたが、ゆとりを持って下山するため登らないことにし横岳に向かいます。

振り返れば阿弥陀池と男女岳が。

右奥の岩手山、雲が少なくなりました。

左の女岳と田沢湖がこんな風に見えます。移動するたびに風景が変わって飽きません。

左に小岳を従えた女岳です。

ヤマダイコンソウが綺麗に撮れました。

 

横岳はもうすぐです。

ここでまた休憩しお握りを二個食べました。

12時45分岩手山のほぼ全容が見えたところで下山開始です。

ホソバイワベンケイの集団です。

眼下には朝歩いた木道が見えます。

ミヤマキンバイとタカネスミレが共存しています。

タカネスミレに圧倒されます。

見とれてばかりで先に進みません。

 

女王コマクサも現れたのではもう歩けません。

 

何やら白い花がと思えば岩手山と秋田駒ケ岳に咲くイワテハタザオでした。

コマクサは枯れているもの、これから咲きそうなもの様々で、これらはとても綺麗でした。

白いコマクサです。

歩きにくかった砂礫地帯もここまで、コマクサ、タカネスミレともお別れ、歩く速度が上がりそうです。

サラサドウダンで引っかかりました。

チゴユリでも。

横長根分岐まで来ました。

ひたすら下ります。

イワカガミには目もくれず?

コイワカガミも気になるし。

ウゴツクバネウツギ

名前が分からず困っていましたが、たまたま立ち読みした本に載っていました。

またウラジロヨウラクも撮ってしまいました。

15時27分無事下山しました、男岳に登っていれば1時間くらい追加になったと思います、疲れ具合も丁度良かったです。

8時間を超える山行にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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水際を国と自治体譲り合い

2021-06-25 21:31:57 | 時事川柳

23日(水)の次の記事を詠んだものです。

『成田空港の検疫で新型コロナウイルスの陽性者が見つかった東京五輪・ウガンダ代表選手団への対応を巡り、国と自治体の連携にほころびが生じている。

接触者の特定は「自治体が担う」とする国に対し、受け入れる大阪府の吉村洋文知事は「本来は選手団を成田にとどめ置くのが筋だ」と反発。責任の所在は曖昧で、今後の対策にも不安がつきまとう』

 厚労省の担当者は濃厚接触者の調査について「検疫所は接触者に当たるかどうかは調べていない」と言い、調査を委ねられた大阪府の保健所は選手団が泉佐野市に到着してから情報収集に着手し、入国3日後の22日になっようやく「全員が濃厚接触者にあたる」と判断したのでした。

 空港だから水際なので空港を通過すれば、バスの運転手さんやお世話した自治体の職員も濃厚接触者になります、水際を譲り合っている場合ではありません。

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五輪での感染不安まん延し

2021-06-23 09:45:56 | 時事川柳

 共同通信社が19、20日両日に実施した全国電話世論調査の結果を詠んだもので、東京五輪・パラリンピック開催で、新型コロナウイルスの感染が再拡大する不安を聞いた結果は次のとおりでした。

 「ある程度」を含め「不安を感じている」との回答は86・7%に上り、五輪を「無観客で開催するべきだ」が40.3%、「中止するべきだ」は30.8%。

 不安を感じていない方、観客を制限して開催するを選択した方も少なくありませんが、不安がまん延している状況を反映した妥当な結果と思いました。

 専門家の提言を参考にせず、定員の半分(上限は1万人)の観客に加え関係者を入れて開催することにし、飲酒まで認めようとしましたがそれは諦めたようです。

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