山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

休暇より党内発言分散し

2020-10-30 09:38:50 | 時事川柳

休暇分散要請に動揺

自民が火消し躍起

解散戦略へ影響懸念

 自民党が、年末年始休暇を来年1月11日まで分散取得するよう求めた西村康稔経済再生担当相発言を巡り、火消しに躍起になっている。

 大きな見出しに続く記事の冒頭部分は以上のとおりで、それぞれの発言は以下のとおりです。

「西村氏から聞いていない。真意がどこにあるのか理解していない。いかなるときでも必要ならば衆院を解散する」(不快感を隠さなかった二階幹事長)

「休みを機械的に1月11日までとせず、分散して取得してほしい。その趣旨が伝わっていなかった」(二階幹事長に対する西村氏の弁明)

「一律の休みではない。通常国会の召集時期は与党とよく相談しなければならない」(西村発言の波紋を広げまいとする加藤官房長官)

「(1月11日まで)何かをしてはいけないということにはならないのではないか」(世耕参院幹事長)

 新型コロナとインフルエンザの同時流行を懸念して、年末年始休暇を分散するように求めておきながら、「国民のために働く内閣」は年明けの解散がらみの政治日程に影響が及ぶことを懸念しています。

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炭次郎乗せた列車が最速に

2020-10-29 09:45:15 | 時事川柳

 

 16日から全国公開中のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の興行収入が25日までに107億円に達したと、配給元の東宝とアニプレックスが26日に発表した。公開10日間での100億円突破は史上初という。

 この記事の概要だけで分かる方は分かるのでしょうが、当方は何がなんだか珍紛漢紛、そう言えば最近「鬼滅の刃」の文字を目にすることがあったなあ、そんな程度でした。

 漫画が原作で、鬼に家族を殺された主人公の竈門炭次郎(かまどたんじろう)が、鬼と化した妹を人間に戻すために壮絶な戦いに挑む物語で、昨年アニメ化されて人気が沸騰していたそうですが、全く知りませんでした。

 映画では「無限列車」に乗り込んだ炭次郎らと鬼との戦いを描いているというので

「鬼滅」最速100憶円

の見出しからの連想で詠んだ句が、ブームに乗り遅れることなく最速で載りました。

 東京での出来事として「5時起きで出勤前に来ました」「ストーリーは知っているけど号泣した」このようなコメントと、公開初日には早朝から学生や会社員が詰めかけ、1日42回という異例のフル回転上映でも満席に近い回が続出したことが紹介されていました。

 県内でも9:20から9:45 10:10・・・・・・・・20:45まで19回上映している映画館がありますが、今のところ観に行くつもりはありません。

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7度目の納期延期はせぬジェット

2020-10-26 09:17:08 | 時事川柳

 

 三菱重工業が国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の開発費や人員を大幅に削減し、事業を事実上凍結する方向であると、23日(金)の第一面に載りました。

 新型コロナウイルスの流行が直撃し、納入先の航空会社の需要回復が当面見込めないと判断したものです。

 官民が巨額の開発費を投じた事業の凍結は、「ものづくり大国」を目指す国の産業政策にとって大きな打撃となりそうだと記されています。

 2008年に事業化が決まったこの事業、13年の初号機納入を目指していましたが、ノウハウ不足で納期を6度延期しており、7度目はないだろうと読んで詠みました。

 スペースジェットに関して1月28日に掲載された句はこちらで、その懸念が現実となりました。

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首相著書黒塗りされず削除され

2020-10-23 09:40:35 | 時事川柳

あまり大きくない囲みに

 公文書の重要性 記述削除 菅首相の著書改定版 

の見出しを見て、胡散臭さが立ち込めてきました。

 菅義偉首相が野党時代の2012年に刊行した単行本「政治家の覚悟」(文芸春秋)を改訂した新書が20日発売されましたが、大切な部分が削除されたというのですから大変。

 旧民主党の政権運営を批判した単行本のうち、削除された第4章では東日本大震災への対応で議事録が残されていなかったことに触れ「議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と指摘し、「歴史的な危機に対処していることへの民主党政権の意識の薄さ、国家を運営しているという責任感のなさが如実に現れています」と記していました。

 菅氏が官房長官時代の安倍政権では、モリ・カケ・サクラ問題を巡って公文書のずさんな管理が批判されていましたので、批判覚悟で改訂せざるを得なくなったのでしょう。

 加藤官房長官は「政治家として出版された著書で、政府の立場でコメントすることは差し控えたい」と述べ、文春新書編集部は「特定の文言の削除を意識したものではなく、全体のバランスを考え、編集部の判断で割愛した」とコメントしておりますが、怪しいと思っております。

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難産でへその緒残る飯豊山

2020-10-21 09:37:49 | 時事川柳

 標高2105mの飯豊山(いいでさん)は日本百名山の一つで、山形県と新潟県の県境に位置していると思っておりましたが、そこに福島県が割り込んでいることを19日(月)の記事で知りました。

 山頂付近と福島県境から山頂までの約9㎞の登山道(狭いところで約90cm)は福島県に属しており、「へその緒」「盲腸」と呼ばれているそうで、この「へその緒」は福島県と新潟県の領土争いの産物で、約20年かって誕生したそうですから難産でした。

 1886年に福島県の県庁を県北の福島市から県央の郡山市に移転すると決めた福島県議会に対し、時の政府は福島市から遠い東蒲原郡を新潟県に編入し県庁移転の動きを抑え込みました。

 それによって、飯豊山の山頂と飯豊山神社が新潟県に組み入れられることになり反発したのが福島県一ノ木村(現喜多方市)で、新潟側との綱引きが続き約20年続いた末に1907年に政府が産婆さんとなって「へその緒」が生まれました。

 新潟県と山形県に挟まれた最小幅約90cm延長約9kmの登山道と、その先の飯豊山山頂は福島県に属しているということですが、分かりにくい説明となり申し訳ありません。

 さて、日頃から私のブログをご覧いただきありがとうございます、「いいね」「応援」「続き希望」「役立った」を下さった皆様にもこの場を借りて感謝申し上げます。

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