山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

三ツ石山(花も一級品)

2021-06-11 20:10:29 | 旅行

 6月10日(木)に三ツ石山(1466m)に登りました。9月中旬の綺麗な紅葉が楽しみなこの山、「みついしさん」ではなく「みついしやま」でした。

(岩手県一早い紅葉)を何度か紹介していましたが、春から夏の花も気になっていたので曇りマークが続く来週よりはと出かけました。

9時頃駐車場に到着するとほぼ満車で何とか滑り込みました。

軽トラは山菜採りの方かと思われます。

舗装道路を2.4km50分ほど歩きます。

この先が登山口で左に入ります。ここまで45分ですから良いペース。

先ずは三ツ石山荘まで、分岐から1.1km30分とあります。

日差しが遮られ涼しくなりました。

10分足らずで分岐です。

間もなく視界が開けそうです。

 視界が開けたところから右に烏帽子岳(乳頭山)(1478ⅿ)中央奥の秋田駒ケ岳(1637ⅿ)を見ながら一休み。

こちらは岩手県側、中央の小さな三角形が5月に登った南昌山(848ⅿ)です。

花はまとめて紹介するとして先を急ぎます。

山頂(実は見えません)が見えたので三ツ石山荘は近いです。

勾配は緩く段差も小さいです。

10時45分三ツ石山荘到着、分岐から48分と秋より遅いのは花を撮影したためです。

ここで早めの昼食を食べて20分ほど休みました。

小屋の前の沼です。

山頂に向かって歩き始めるとシラネアオイなどが沢山咲いていました。

標高を上げるにつれ岩手山(2038m)が大きくなります。

登山道の両側の花が賑やかです。

ここは雪の上を歩かずに済みました。

その先2か所は雪渓を登りました。

登り終わって振り返ります。

 

歩きにくいですが雪の上よりは気が楽です。

山頂が見えました。

11時57分山頂に到着です。

花の撮影と雪の上を慎重に歩いたため、コースタイム30分のところ52分かかりました。

 

山頂からの展望は370度くらいありました。

東には大きな岩手山(2038m)

北には八幡平の山なみ(右奥です)左端が茶臼岳(1578m)

南西には大きな雲の下に秋田駒ケ岳と烏帽子岳(乳頭山)

北西に花の百名山森吉山(1454m)

南東に早池峰山(1917m)がかすかに見えましたが雲隠れしました。

山頂で30分ほど過ごして下山を始めたのが12時21分です。

少し休んで登山口に向かいます。

秋田駒ケ岳も見納め

虫に付きまとわれた樹林帯を脱出。

山頂からここまで1時間40分かかりました。コースタイム45分の倍以上です。

路肩の花を写しながらの舗装道路歩きは37分、14時15分無事にゲートに着きました。

残っていたのは我が車一台だけ、山中で出逢ったのは7人くらいなので不思議でしたが、多くは山菜採りの方々の車だったのでしょう。

さて、今日見かけた花を紹介します。

舗装道路で撮影した花からです。

ウスバスミレ(路肩)

キジムシロ(路肩)

アマドコロ(路肩 ガードロープ 支柱が見えます)

ノビネチドリ(路肩 ガードロープが見えます)

タネツケバナ(コンクリート構造物の隙間)

登山口から三ツ石山荘までに撮影した花です。

エンレイソウ

ツバメオモト

キクザキイチゲ

サンカヨウ

ツマトリソウ

ウスバスミレ

ショウジョウバカマ

シラネアオイ

ミズバショウ

オオバキスミレ

次は三ツ石山荘から山頂までです。

ミネザクラ

サンカヨウ

シラネアオイ

オオバタケシマラン

キクザキイチゲ

イワカガミ

ヒメイチゲ

チングルマ

ホソバイワベンケイ(雄花)

イワウメ

ミヤマキンバイ

ミヤマダイコンソウ

キバナノコマノツメ

コメバツガザクラ

ミツバオウレ

ベニバナイチゴ

期待以上の花に出会うことが出来、370度の展望も満喫した良い一日でした。

 

 


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4 コメント

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野草から高山植物まで (shu)
2021-06-12 19:04:23
山歩きさん こんばんは。
三ツ石山への登山、お疲れさまでした。

この山の名前ですが、私も「みついしやま」と読んでいました。
しかしあらためて見てみると、YAMAKEI-ONLINEもヤマレコも、「みついしさん」になっていました。

それはさて置き、素晴らしい花の山ですね。
登山口の標高が1160mほどみたいなので、山頂との標高差は小さいですが、なんと花の種類の多いこと。
キジムシロやタネツケバナのような野草から、イワカガミやチングルマといった高山植物まで、幅が広いですね。
ミヤマキンバイは、昨日登った燧ヶ岳の山頂付近で、たくさん咲いていました。
ミツバオウレンも見かけました。
スミレの仲間は、相変わらずよく分かりません。

それから1500mに満たない山でも登山道に雪が残るのですね。
流石に北東北、まだ寒いのですね。
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こんばんわ (がめりこ)
2021-06-12 19:59:35
懐かしい三ツ石山
盛岡に住んでいた時に、一度だけ登りました。登山口までの舗装道路が結構長くて、登山道入り口で登山靴に履き替えました。勿論荷物になるスニ-カ-をビニ-ルの袋に入れ皆で草原に放り投げて、帰りに拾って履いて帰りました。途中途中の景色にも見覚えがあって、山荘前の沼ではモリアオガエルのたまご等も見る事ができました。雪渓の上を歩いたり、とても楽しかった想い出がよみがえって来ました。本当に有難うございます。
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Unknown (山歩き)
2021-06-12 20:50:54
 Shuさんこんばんは。尾瀬から帰られてお疲れのところ、また沢山のコメントへの返信をしながらご自身の紀行の執筆中と忙しい中、ありがとうございます。

 昨日写真のアップロードが100枚を超えたため今日まで作業を中断しておりました。写真の枚数は254枚で花盛りの早池峰山、秋田駒ケ岳の場合の半分程度ですが、それでも沢山の種類の花を観ることが出来て幸せな気分、広大なお花畑、とは参りませんが紅葉だけでなく花も楽しめる山だと実感しました。
 
 ブロブでは触れていませんでしたが暑かったです。ずっと半袖シャツ一枚で過ごしたため、虫よけのハッカスプレーをかいくぐった虫に食われ、痒いところが一か所あります。
虫よけ、怪我防止の観点から暑くても長袖を着用すべきと言われますが、暑がりのため半袖を愛用しております。
 暑かったのは風がなかったためだと思います、この季節でも日差しがなくて風が吹けば寒さに震えることが予想されます。前回の早池峰では風が強くて、寒さに耐えかねて引き返すことも頭をよぎりました。

 山名の読み方、難しいですね、新・分県登山ガイド 岩手県の山(山と渓谷社)には『みついしやま』でしたが、ヤマレコでも『みついしさん』ですね。

 西日本では大山や氷ノ山のように『さん』ではなく『せん』、私の地元の東根山は長年『あずまねさん』と呼んでいましたが『あずまねやま』でした。
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紅葉もどうぞ (山歩き)
2021-06-12 21:15:08
 がめりこさんこんばんは。コメントありがとうございます。
 盛岡に住んでおられたのなら、雫石町から八幡市(旧松尾村)を結ぶ計画の道路工事が打ち切られ、行き止まりになった事情を御存じかも知れませんね。
 登山口の近くに駐車スペースを設けてあの車道歩きをなくして欲しいと思ったのではないでしょうか。

 スニーカーをその辺に放置して登山靴に履き替えたとは、なんと斬新なアイデアと感心しておりますが、ブログでは紹介しなかった似たようなことを目撃しました。
 山菜採りの老老男女は採った山菜を路肩にまとめて置きながら上に移動し、帰りにそれらを回収するのですが車輪が二つ付いたキャリアに括り付けて転がしながら(ひもでコントロールしながら)移動しており、舗装道路のメリットがこのような形で発揮されていました。

 頂いたコメントを読み始めて、紅葉の時期に登られたかと思いましたが、残雪のある今頃と分かって以外な感じがしました。機会があれば紅葉を観に来て頂ければと思います。
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