山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

飲みやすく提言包むオブラート

2021-06-22 09:55:59 | 時事川柳

 19日(土)の紙面から見出しを拾いました。

五輪「無観客望ましい」

「政府がのめる案」提示か 

これで閃いたのが「オブラート」でした。

 子供の頃苦い粉薬を服用する際、砂糖と一緒に水で溶いて飲まされていましたが、そのうちにオブラートが登場したことを懐かしく思い出しました。

 新型コロナウイルス感染症拡大への強い懸念から、政府の分科会の尾身茂会長らが発表した提言は「無観客が最もリスクが低く望ましい」「人流・接触機会の増大により感染拡大や医療逼迫のリスクがある」というもので、開催を否定するものではありませんでした。

 観客を入れた場合にも言及する内容に「政府や大会組織委員会がギリギリ受け入れられる案を出した」「政府に譲歩したのではないか」「大会中止が常識的な判断だが、無観客なら受け入れてもらえると踏み、戦略的に中止を盛り込まない判断をしたのだろう」 識者の方々はこのような見方を示しています。

 結局、定員の半分、1万人を上限に観客を入れることになりましたが、大会組織委員会の橋本会長は観客を入れて開催する意義を述べる中に、「中止が提言になかった」の文言があり唖然としました。

 心は「本当は中止するべきだが百歩譲って無観客」なのに、親の心子知らずじゃなく、子(分科会)の心親(国)知らず、ですね。

コメント (2)