山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

バスの維持窮余の一策給与補助

2024-01-31 10:00:58 | 時事川柳

岩手県は、不足しているバスの運転手を確保するため、運行業者に対して新規採用者の試用期間の給料を一部補助する方針を固めました。対象期間は入社から半年間で補助率は経費の3分の1、1人当たりの補助上限は40万円程度で調整しているようです。運転手募集や育成に関連する経緯費、女性運転手用のトイレ整備など職場環境改善のための補助も設ける方向で、高齢化や人材流出が深刻化する現状に歯止めをかけ、「地域の足」の維持に注力するとのことです。

補助事業の対象は、県内で乗り合いバスを運行する、県交通、県北自動車、JRバス東北の3社が想定されており、19年時点で835人いた3社の運転手が23年は640人と195人減少しました。これは高齢化による退職に加え、業界を超えた人材獲得競争の激化と新型コロナウイルス禍を契機とした離職が進んだためです。

県は関連事業費約1700万円を盛り込んだ2024年度一般会計当初予算案を2月14日召集の県議会2月定例会に提案する見通しとのことですが、2024年問題でも人手不足が予想されていましたので、もっと早く予算化すればよかったなと思います。

見出しは 県、バス運転手の給与補助 と給料じゃなかったので窮余を使うことが出来ました。なお、県交通は「岩手県交通株式会社」という民間の会社です。

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身の丈の市庁舎建てる声が立ち

2024-01-30 10:30:22 | 時事川柳

内丸地区の現庁舎

盛岡市は、延べ床面積3万2千平方メートルを見込んでいた新庁舎の施設整備規模を、建築単価の高騰などで事業費が当初想定から50億~60億円上回る250億円を超す見通しとなったことから、財政負担の重さを考慮して縮小する方向としました。

当初見込んでいた3万2千平方メートルの床面積は、内丸地区の現本庁舎(延べ床面積1万5780平方メートル)の約2倍を想定しており、これは数カ所の分庁舎と保健所庁舎を集約したもので、これを前提に整備エリアの選定を進めていたものです。

一方、市を取り巻く将来環境は厳しく、2050年の市推計人口は22万5333人と20年比22.2%の見通しで、税収が減ることは避けられないため、将来世代の負担を考慮しこれまでの内丸、盛岡駅西、盛南の3候補となっている整備エリアの選定作業と合わせて再検討を進めるそうです。

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解禁へ薄氷を踏む岩洞湖

2024-01-23 10:31:44 | 時事川柳

   

今冬の県内は暖冬・少雪傾向となっており、1~3月の気温は平年より高い見通しで、降雪量も少ない状況が続く模様です。

1年で最も寒い時季とされる20日の「大寒」を迎えても今季の営業に踏み切れないスキー場があり、盛岡市・岩洞湖の氷上ワカサギ釣りも解禁の見通しが立たず、関係者をやきもきさせています。

「薄氷を踏む」とは「非常に危険な状況にのぞむことのたとえ」なので、「やきもき」状態には無理があるかなと思いましたが、薄氷が割れずに載ることが出来ました。

「本州一極寒の地」と言われる盛岡市薮川(やぶかわ)にある岩洞湖(がんどうこ)のワカサギ釣りの解禁は氷の厚さ15センチ以上が基準ですが、まだ氷を直接計測できないほどの薄さで見通しは立てられないと、関係者は打ち明けています。24年になり氷点下20度以下を観測する日があっても、湖面を覆う雪で保温されたため、氷が厚くならなかったそうです。

記事は営業できないスキー場についても紹介していましたが割愛し、私が足繫く通う網張温泉スキー場の状況(1月19日時点)をお知らすると暖冬の影響はあります。雪付きの悪い個所と沢を埋める個所のためにもう少し雪が欲しいところですし、寒暖の差が大きいため緩んだ翌日に冷えると固いバーンとなって、年寄りの足腰にはきついです。

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ひさびさV新品ブーツ板に付き

2024-01-18 09:57:46 | 時事川柳

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプの個人第13戦で、小林陵侑選手が通算31勝となる今季初勝利を飾りました。W杯は昨年3月以来、今季13試合目で久しぶりの優勝ですが、年末年始のジャンプ週間は4戦連続2位で総合優勝を果たし、上り調子ですので今後の大飛躍が期待されます。上五は「Vジャンプ」も考えましたが久しぶりを優先しました。

前日まで思い通りの飛躍ができず「このまま試合をやっても同じ」と、この日は新品のブーツで臨んだそうです。慣れない用具は「不安だった」といいながら、飛躍をしながら修正を加え「本当にグッドチョイスだった」と満足そうだったそうです。

「板に付く」は(板は舞台)俳優の芸が経験を積んで舞台にぴったりと調和すること。転じて、任務・職業にまたは服装・態度などがその人にしっくりあうこと。ですから、少しずれているかもしれませんが、スキーの板とブーツを無理やりくっ付けた次第です。

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脱農薬世界に散布岩手から

2024-01-16 10:28:29 | 時事川柳

岩手生物工学研究所(生工研)は、英国のセインズベリー研究所など世界最先端の研究機関と連携し「いもち病」に強い水稲や小麦などの品種育成に、日英7研究機関による国際共同研究として乗り出します。ほかの研究機関は京都大学と奈良先端科学技術大学院大学、ジョンイネスセンター、ケンブリッジ、インペリアルカレッジロンドンです。

品種育成に向けて着目するのが、病原菌への抵抗性を担う植物のタンパク質「NLR」の働きで、病原菌の因子をどのように認識し、いかに抵抗性を誘導するかを分析する。とあり、具体的な手法の説明がありましたが、まとめるのが難し過ぎますので割愛します。

農薬に頼るのではなく、抵抗性遺伝子を用いた品種育成で防除につなげる。とありましたので上五は「脱農薬」としました。

小麦は近年ウクライナ危機も重なり供給が不安定化し、地球温暖化により病害が一層拡大する恐れもあるので、いもち病に強い品種を世界の産地に供給できれば、生産の増強が期待される。とありましたので、中七を「世界に散布」としました。

共同研究は生工研の寺内良平ゲノム育種研究部長(京都大学教授)=八幡平市=が代表を務める。とありましたので下五は「岩手から」としました。

句作りは記事にある言葉を使うことが多いのですが、五七五に収めるのには内容が難し過ぎるため、研究した結果このような句が出来ました。

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