山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

秋田駒ケ岳(曇天ながら紅葉を満喫)

2019-09-29 13:30:08 | 旅行

自宅から八合目まで

9月28日5時半、秋田駒ケ岳八合目行きのバス乗り場「アルパこまくさ」に向けて出発、カーナビが示す到着予定時刻7:07はバス発車時刻だが、経験上数分前に到着し乗車できるはずだ。

 岩手山とこれから向かう駒ケ岳が澄んだ空気のもと、石ころ一つも識別出来ると勘違いする程程鮮やかに見えるので、気が急いて踏み込み過ぎるアクセルを抑えながら仙岩トンネルを抜け秋田入り、途中で乗車予定のバスを追い越し6:55到着すると、青空ではないが田沢湖と鳥海山が見えるのでほっとした。

バスは曲がりくねった狭い道を登って7:32八合目に到着。

八合目の駐車場を俯瞰する。

八合目から阿弥陀池まで

歩き始めたのは7:42雨の心配はないが薄曇りで紅葉の鮮やかさが見えない。

紅葉を眺めながら整備された歩き易い登山道を進む。

次第に急な個所も現れるが再び緩やかになるので初心者も大丈夫だろう。

登るほどに周辺の見え方が変化するので飽きないで歩くことが出来る。

早池峰山が見えた。

岩手山も見えてきた。

ここを乗り越えれば見晴らしのいい片倉岳展望台がある。

そこから秋田駒ケ岳の最高峰である男女岳(おなめだけ)(1637m)を仰ぎ見る。

中央に赤く染まっている烏帽子岳(乳頭山)先日登った三ツ石山が右端に見える。

三石山山頂に立つ人々がかすかに見える。

風がないので穏やかな田沢湖の水面、空が青ければもっと綺麗なはずだ。

この先も歩き易い登山道が紅葉の海の中に続くが、もっと光が欲しい・・・・

先ほどまでいた展望台が小さくなり、岩手山が大きく見える。

別の角度からの男女岳。

阿弥陀池が近くなり男岳(1623m)が見えてきたのだが、紅葉する樹木は少ないようだ。

阿弥陀池にはほぼコースタイムどおり8:53に到着、相変わらず青空が見えない。

 

阿弥陀池から男岳~馬の背~横岳まで

ここから男女岳に向かうか男岳に向かうか迷ったが、ムーミン谷の様子が気になるので男岳に向かう。

登り始めてまず驚いたのが女岳(1513m)、ここまで見てきた鮮やかな紅葉とは違う荒々しさを伴う美しさを感じた。

女岳の左には小岳(1409m)と夏にはコマクサの群生で桃色に染まる大焼砂が見える。

気になっていたムーミン谷全景、白い木道が紅葉の中に光っている。

ここまでは序の口だが・・・・・・

ここからは両手両足を使って岩場を登る。

振り返ると男女岳と歩いてきた木道が見えるがこちら側の斜面は紅葉していない。

男岳山頂には9:18に到着したが昼ごはんには早すぎるのでゆっくりと眺めることにした。

女岳が昭和45年に噴火した時の溶岩が見え、右上には田沢湖の一部が見える。

溶岩流の先端。

田沢湖スキー場のゲレンデが見える。

山頂からは、遠くは岩木山、鳥海山、八甲田連峰まで確認できたが写真は割愛する。

男女岳に登っても登る時見てきた紅葉の斜面は見えないし、ムーミン谷は上から堪能したので、馬の背を通過し横岳(1583m)経由で下山することにした。

これから向かう馬の背、中央のピークを越える尾根道は初めてで心配もあるが、今日は風が無いので決行を決め、9:36下山開始。

先ずは男岳から分岐まで慎重に下る。

ここから馬の背に向かうと今まで見てきたものを、違う角度から見ることになり新鮮だ。

小岳

これを乗り越える

女岳

岩手山

歩いてきた馬の背を振り返る。

男女岳

ムーミン谷

 横岳に向かって快適な尾根歩き。

横岳の先にある丸い焼森が見える。

ムーミン谷の対岸は凄まじい赤。

横岳(1583m)には10:35に到着し小腹が空いたのでおにぎり2個を食べ15分ほど小休止。

横岳からの烏帽子岳

 

横岳から八合目まで

焼森に向かって降下する。

焼森から阿弥陀池と避難小屋を眺める、後ろの山は男岳だ。

横岳を振り返る。

あとは見えてきた八合目まで下るだけだが紅葉が気になり歩みが遅い。

この辺りは黄色も鮮やかだ。

八合目までもうすこし。

急な所は足元注意要注意、紅葉に見とれていると転ぶ。

狭くて足元が見えないところも歩くので躓かぬよう要注意。

最後まで絶景を楽しみながら無事下山したのは11:55。

 ここで遅い昼食を食べてバスでアルパこまくさまで移動、温泉で汗を流し一休みして無事に帰宅したのは17時少し前で、アイルランドに追加点を許すことなく逆転勝ちを収めた試合の後半を堪能することが出来た。

 写真を332枚写しその一部を紹介したが、十分に伝えきれないので是非とも自分の目でご覧願いたい。

 

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ラグビーのついでに視察復興相

2019-09-28 14:05:58 | 時事川柳

 またまたラグビーワールドカップの話題です。

 釜石会場で行われたウルグアイ対フィジーの試合が世界中の観客を集めて開催されました。

 新日鉄釜石で活躍した松尾雄治氏と宮城出身のお笑い芸人、サンドウィッチマンも釜石を訪れて対談した事が大きく報じられた一方、復興大臣も観戦して釜石市内の被災状況と復興状況を視察したことが、小さく報じられました。

 「あれ、まだ来てなかったの。来たのは小泉環境相か。」といった気分です。

 ラグビーの観戦も仕事の一環なのでしょうが、関係者は説明資料を作るのが大変なのです。

 復興相の名前は記憶にないのですが、今日も山から下りて温泉に入りノンアルコールビールを飲みながら書いてますので、新聞が手元に無いのですぐに分かりません。

 スマホで調べろよ!と言われそうですが、印象の薄い復興大臣です。

 前回は日本と戦った相手をカナダとしてしまいましたが、ロシアの間違いでしたので、訂正しました。

 何を勘違いしたのやら、ノンアルコールビールに酔ったのでしょうか。

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三ツ石山(岩手県一早い紅葉)

2019-09-26 17:24:31 | 旅行

 例年9月中旬には紅葉が始まるこの山、今年はいつ頃かなと情報を探っていると9月19日時点の写真とともに「今週末あたりが見頃かも知れません!」のコメントを発見し、かなり色付いているから早くいかなくてはと気がせくが、21日は孫の運動会応援で秋田に行くことを優先し紅葉は翌週に決めた。

 その後天気予報を勘案し25日に決め更に情報を仕入れたところ、登山口の駐車スペースが工事のため例年より大幅に減っていることが分かったので、出発は5時30分に決定。

 目論み通り一時間強で到着し身支度を整えたのが6時間45分だが、この時間に20台ほどの駐車スペースはほぼ埋まっており、後から来た方は路上駐車か1km以上離れた駐車スペースの利用を余儀なくされる。

登山口に最も近い場所は既に満車。

我が車はその手前にある駐車スペースに滑り込んだが、その先に路上駐車も見える。

ここが登山口なら良いのだが舗装道路を50分ほど歩くのが面倒で、実際6:47に歩き初めて7:32に登山口に着いた。

途中にはこんな区間もある。

 

勾配はきつくないので辛くはないが歩くことに飽きる。

視界が開けた場所で右に烏帽子岳(乳頭山)と左に雲を乗せた秋田駒ケ岳を見ながら一休み。

ここからクマに注意して歩き始める。

勾配は緩く段差もさほどではない。

 

高度を上げると烏帽子岳と雲が取れた秋田駒ケ岳の男女岳も小さく見えてきた。

 更に進むと目指す三ツ石山(1466ⅿ)が見えるようになり、山頂付近の紅葉も確認出来る。

 そこから少し歩き避難小屋である「三ツ石山荘」に到着したのが8:08、コースタイムの50分より10分ほど早かったのは、花を写す機会が無かったからと早く絶景を見たいと張り切ったためで下山中に膝が痛み出したのはこのせいだろう。

 出発が早かったため食欲がなくおにぎり一個でここまで来たが、腰を据えて本格的な朝飯をとサンドウィッチで空腹を満たし、出発しようとしていたら話しかける方がいて様々な情報を頂いた。

 その方は先週21日に下見に来たが紅葉の見ごろには早かったので今日は丁度いいかもしれないと言い、三ツ石山から小畚山(こもっこさん)まで足を延ばすことを勧めてくれたので、今日は一番楽なコースの往復で帰りのバスやリフトの運転終了時刻を気にする必要がないので、往復2時間の小畚山まで行ってみることにした。

 目の前の三ツ石山山頂には写真撮影に余念のない人たちが見えるので、ここからは見えない紅葉に期待を膨らませて歩き始めると、話しかけてくれた方ともう一方と3人の即席パーティーとなった。

小屋周辺の湿原や岩手山を眺めながら30分ほど歩いた所で、白いエゾオヤマリンドウを発見したので近づいたところでスリップして転倒。そこで態勢を整えるのに時間を要したため件の二人には先に行ってもらうことにした。

岩手山

その花は登山道の直ぐ脇に咲いていた。

こちらは普通のエゾオヤマリンドウで、綺麗な状態のものは少ない。

狭い山頂が見える場所に到着したのは9:16でコースタイム30分の倍くらい要したのは、転倒のためと前半のハイペースのせいだろう。

周辺は紅葉の海となっていた。

三石山山頂

後方の岩手山山頂は雲が掛かったり取れたり目まぐるしく、紅葉の海も太陽が当たったり陰ったり。

秋田駒ケ岳方面

八幡平方面

太陽が顔を出すまで留まりたいが風が冷たいのと、次の目的地小畚山も気になるので三ツ石山滞在は15分ほどで切り上げた。

小畚山に向かう登山道が見える。

ガイドブックでは『爽快な稜線漫歩』と簡単に書かれているが未知の往復2時間に少し不安を感じながら9:32に歩き始めた。

歩いてみると確かに爽快で、遠くに見える目標にどんどん近づく

 振り返れば先ほどまでいた三ツ石山が小さくなった。

最初の目標は直ぐそこだ。

 そこに有ったプレートに 三ツ石 覘標ノ台 とあるから測量に使ったのだろう。

振り返れば歩いてきた道のりと三ツ石山が見える。

目指す小畚山は中央の丸い部分でまだ遠い。

歩くほどに着実に近くなる。

振り返れば先ほどまでいた覘標の台と三ツ石山が遠くに見える。

 その左には山頂の雲がいなくなった岩手山がすっきりと見える。

 小畚山に到着したのが10:53だからコースタイムの1時間を20分超えていたが、転倒した時別れた二人が待っていてくれたのは嬉しかった。

三石山山頂から風が冷たくなり、毛糸の帽子、ライトダウン、厚手の手袋が離せなくなりこんな格好。

 山頂から良く見えた山はこの4座。

岩手山

秋田駒ケ岳と手前の烏帽子岳

森吉山

他に早池峰山、鳥海山の裾野、八甲田連峰と思われる山なみも見えたが写真は割愛。

 件の二人が一足先に引き返した後しばらく眺めていたが寒いので11:00に下山開始すると、左の膝の外側に痛みを感じるようになったのでいつも以上にゆっくり歩くことにした。

覘標ノ台と三ツ石山が近くなった。

小畚山を振り返る。

貼標が更に近くなった。

貼標を通過し三石山が大きくなった。

 12:15に山頂直下の広場に着いたが沢山の人がいるので、昼食は山荘に下りて食べることにして山頂には寄らないで下山開始、13時頃には昼飯にありつけるだろう。

賑わう三ツ石山頂を素通りする。

紅葉の海の見納めだ。

 ここからは本格的な下山となりいよいよ痛む左ひざをかばいながらゆっくりと歩き、今朝転んだ白い花の場所で自分のスリップ痕を確認し更に慎重に歩くと小屋場見えてきて13:10分ごろ到着した。

 ここではお湯を沸かしている間にお握りを一個食べてからカップヌードル、そして締めはコーヒーと私のフルコース。

 後片づけをして立ち上がろうとした時ふと目が合った方と様々話をしているうちに一緒に下山することになったが、自分は歩くのが遅く今日は膝が痛いのでお先にどうぞと申し上げたが仕上げの舗装歩きまでお付き合いいただいた。

 朝方小畚山を教えてくれた方といい、同じ目的の人たちとは前からの知り合いのようにお話が出来ることが喜ばしいことだと思う。

 15時頃駐車スペースに到着し網張温泉の日帰り温泉館で汗を流したあと、ノンアルコールビールで練習して帰宅、わが家のビールの間で本番を迎えたことは言うまでもない。

 一夜明けた今日、温泉が効いたのかビールが効いたのか左ひざの痛みは嘘のように消えており、諦めかけた明日の秋田駒ケ岳だが行こうかと思い始めている。

 きわめてローカルな山歩きで分かりにくかったと思われるが、「鳥観図で楽しむ日本百名山」の41ページの片隅に「三ツ石山」と「小畚岳(山)」が載っていることを記しておきたい。

 

 

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キックオフ当面茶の間はビールの間

2019-09-25 16:39:54 | 時事川柳

 ラグビーのワールドカップが始まりましたが、だいぶ前からビールが不足するのではないか?などと、ラグビー観戦に付きもののビールのことが取り上げられていました。

 日本代表がロシアに勝った翌日、21日は六時前に出かけるため(山ではありません)、考える時間がないので一句だけ出したのですが、今日25日に入選となりました。

 今日は釜石会場で試合が行われますので、それに合わせてくれたのでしょうか? 

 それなのにテレビ桟敷で観戦することなく、今日は山に登り🍁紅葉見物し、下山後網張温泉で汗を流したあと、休憩室でノンアルコールビールを飲んで、ゴロゴロしながらブログを書いてます。  

 帰ってから我が家のビールの間で、スポーツニュースを観ながら本当のビール飲みます。🍺失礼しました。

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安達太良山(ほんとの空を求めて)

2019-09-17 17:44:49 | 旅行

安達太良連峰は福島市から郡山市まで南北に連なり、北から鬼面山(1482m)、箕輪山(1728m)、鉄山(1709m)、安達太良山(1700m)、和尚山(1602m)と続く複合火山で、7つの登山口のうち奥岳登山口からスキー場のゴンドラを利用する最も楽なコースを選び、標高1700mの安達太良山山頂に向かった。

前日14日の八幡平でのハイキングの後ザックの中身を詰め替えるなどの準備を整え早く寝て、15日は4時半に起床5時に出発し天気予報通り南下する程晴れ間が広がるなか8時30分頃ゴンドラ乗り場に到着。

これがほんとの空だろうか?

すぐにゴンドラ乗り場に向かったが10数名の列が出来ており、紅葉のころは3時間ぐらいのゴンドラ待ちがあるという噂は本当みたいだ。

山頂駅から9時に歩き始めてすぐに安達太良山の全貌を見ることが出来る薬師岳パノラマパークに立ち寄ったが、観光客も大勢足を運んでおり中には犬を連れた人も居て興ざめした。

ここからは勾配も緩くて整備された登山道が続くが、狭いので時期によっては大渋滞が発生しそうだと考えながら歩くと犬の鳴き声が聞こえる、まさか山頂まで連れて行くのだろうか?

花は沢山のオヤマリンドウが綺麗に咲いているほか、アキノキリンソウ、シラタマノキが散見される程度。

オヤマリンドウは好天に誘われ良く開いている。

アキノキリンソウ ミヤマを冠するのかどうか微妙だ。 

シラタマノキは艶のある葉も印象的だ。

振り返ればゴンドラの山頂駅が見える。

五葉松やハクサンシャクナゲの葉に囲まれて日差しが遮られているが、汗の出方が昨日の八幡平とは比べ物にならず、こまめに水分補給しながらほぼ中間点の広場で小休止。

再び歩き始めると勾配が急になり日差しも遮る灌木も無くなり、立ち止まる回数を増やしながら歩き続けるが、同行者から(根子岳のC)「昨日の疲れが出ているようだ」と言われた。

山頂の溶岩ドームが見えてきたが乳首山の異名に説得力がある。

山頂直下の広場までのガレ場を登る。

山頂付近に花は咲いていないと思っていたが、イワカガミが頑張って咲いていた。

大勢の登山者で賑わっている。

10時55分山頂に立つ。

 

山頂から見れば。

狭い山頂では記念写真の順番待ち。

山頂から飯豊連峰、蔵王連峰、吾妻連峰などの遠望は無理だったが、近くの山は良く見えた。

磐梯山(1819m) しばらく粘ったが山頂の雲が取れなかった。

麓の猪苗代湖と思われる。

和尚山(1602m) 安達太良連峰の南端。

鉄山(1709m)  中央の平らな部分でこの下に温泉付き山小屋「くろがね小屋」がある。

箕輪山(1718m) 右側奥の平らな部分で安達太良連峰の最高峰 中央の平らな部分は鉄山。

山頂からの絶景を堪能してから次に向かったのは沼の平と呼ばれる噴火口で、直径1.4㎞の荒涼とした風景をあるテレビ番組で月の世界みたいだと紹介していたことを思い出した。

その奥に裏磐梯の湖沼群の一角、秋元湖と檜原湖が確認できたことは予想外のことだったし、山頂からは猪苗代湖の一部も見えていた。

12時50分に下山を開始したから、約2時間ほんとの空の下に滞在したことになるがこの間も、下山するまでも名物と言われる強風は吹くことがなく穏やかな山行を終えることが出来た。

下りのゴンドラ

山麓駅 無事下山

当初は14日の八幡平の後、ゆっくり寝て15日は移動日とし泊まるだけにして16日に登る計画だったが、16日は雨の予報に変わったので急遽5時に出発して来たことが大正解だった。(実際に16日は雨降り)

なお、この日も同行者(イヌではなくヒト)を伴った山行となったが、イヌの山歩きには違和感があるので調べたら、ゴンドラの料金に「ペット」という区分があったことに、高村智恵子さんはどう思うのだろう。

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