山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

味噌汁の臭いと味で今朝は無事

2020-03-30 09:28:45 | 時事川柳

 パンデミック エビデンス クラスター オーバーシュート ロックダウン・・・訳の分からないカタカナが蔓延し、見えない敵の不気味さを煽っているようにも感じる今日この頃、テレビで『中学校で習わない英語で説明されても分からない』と、インタビュウに答える声も聞きましたし、日本語も『不要不急の外出は控えるように』と解釈がむずかしいですね。

 芸能界や野球界の著名人の感染者も公表されるなか、発熱や咳などの症状が無いもののコーヒーの臭いや味を感じなくなり検査を受けたら、新型コロナウイルスの感染が判明したと言う事例が報道されました。

 このような事例は海外でも報告されており、感染を疑う指標として有効だと聞きましたので、朝食時の味噌汁で無事を確認したいと思い詠んだ句です。

さて、資料回顧の続きです。

平成16年には投稿規程について問い合わせがあり、次のような回答が掲載されました。

・はがき1枚に5句まで記載し郵送すること、ペンネームの使用は可能だが実名を明記し住所と電話番号は必須、差し支えなければ年齢と職業も記載されたい。(投函して郵便局に任せるより新聞社に持参した方が早いのですが差し控えましたし、ペンネーム、年齢、職業を記載したことはありません)

・編集局には毎日50通前後のはがき(百数十句)が届いています。掲載句のうち『秀逸』には薄謝として図書カードを贈っています。(2,000円分が届きます、以前は届くまで1カ月以上でしたが、最近は10日ほどで届きます。待ちきれなくて投句の葉書の片隅に遠慮がちに催促したことがありますが間もなく届きました)

 この後は採用率についての問い合わせが無いのか、このような数字が示されたことがありません。気になるところですが問い合わせる勇気が無いので、誰かが問い合わせてくれるのを待ち続けております。

 投稿された句に対する評価や句作りの基本については、何度か掲載れたことがありますので、次の機会に紹介します。

~続く~

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トーチからランタンにリレーする聖火 

2020-03-26 12:00:35 | 時事川柳

一昨日24日(火)の第一面の大きな見出し 

東京五輪 延期の公算 

と一回り小さな 

聖火リレー一般不参加 ランタン車両巡回 

テレビでも大きく取り上げられましたので、ご承知のことと思います。

 大会組織委員会は福島県から26日にスタートする聖火リレーについて、一般ランナーの参加を取りやめるなど大幅に規模を縮小方向で調整に入り、聖火はランタンに入れて車両で運ぶ案などが検討されている、と言うのです。

 一カ月程度の措置としその後は状況を踏まえて検討すると言う考え方、沿道に人が集まることを防ぐために聖火を人目から遠ざけて運ぶことに意味があるのだろうか、一カ月程度で完全な形での聖火リレー実施の判断が出来るのだろうか、と考えながら詠みましたが、昨日25日(水)にはランタンに灯りかけた聖火が消えてしまい、当面は福島で燃え続けることになりました。

 さて、採用率についての質問と回答です。

平成14年には「どのくらいの割合で採用されていますか」という問い合わせに、次のような回答が掲載されました。

・昨年、紙面に句が掲載された人は78人で、毎日投句する常連は約20人、残りの人は週に1~3回だったり、月に1~2回とさまざま。

・毎日届くはがきは昨年の平均40通から急増して50通以上で、はがき一枚に5句まで受け付けているが1~2句の人もいるため平均句数は200句強。

・したがって採用率は2.5%という狭き門で、毎日4~5通送ってくるベテランでもボツが何日か続くほど。

・「岩手日報」の記事から素材を求め、庶民の声や喜怒哀楽を「五七五」に託してください。

・不採用が続いたからと言って簡単にあきらめないことです。「継続は力なり」と言います。

・時事川柳の世界に「聖域」はありません。新聞の見出しのような句ではなく、ひとひねりし風刺や機知に富んだ句を期待しております。

 毎日4~5通送っていた猛者は御健在なのでしょうか気になります、聖域はないと言われても皇室関係は気を使いますし、事件や事故の場合は被害者の心情に配慮致しますが、政治家の不祥事などには遠慮会釈もなく鋭く斬り込むようにしております。

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ばらまきの見えぬ効果と見えぬ敵

2020-03-25 16:05:06 | 時事川柳

 

 新型コロナウィルスの感染拡大、その影響で東京五輪を予定通り開催出来るのか、これらについては日々状況が変わるので、投句の翌々日の掲載では使えなくなる句もあると思います。

 昨日は、トーチによる聖火リレーは止めて、ランタンに灯して人目に付かないように運ぶ、と報道されましたが、今日の報道では大会を一年程度延期する方針が示され、聖火リレーは取り止めとなり当面は福島に置かれるとのことです。

 前置きが長くなりました、リーマンショック時を超えるとも囁かれる景気の冷え込み、この対策として現金の給付、商品券の配布、、ポイント還元の延長、消費税減税などが取り沙汰されておりました。

 現金や商品券を配っても、単なるばらまきでその効果は見えないのではないか、と言う批判も聞こえておりました。

 そこで浮かんだのが、新型コロナウィルスを「見えない敵」とする報道、何回も目にしておりましたのですぐ閃きました。

 見えぬ効果と見えぬ敵を並べた句、今までこのような作り方をした記憶がありませんが、沢山の句を作ると決めたことによる副産物が日の目を見ました。

 富裕層も含む一律の現金給付は問題あり、と今日の紙面にありましたが、明日はどんな記事が日の目を見るのやら。

さて、平成13年12月から24年12月まで一気に歩きましたので、一旦立ち止まって様々な資料を振り返ってみます。

初投稿に対する返信葉書 消印が12月7日となっている、どのような句だったのか記録しておけばよかった。

平成13年に投稿規程と採用率について質問された方がおり、次のような回答が掲載されました。

 ・1956年1月から掲載を始めるにあたって事前に出した社告は『はがき(1枚)に五句以内。紙上匿名は自由なるも住所、氏名明記のこと』

現在はこれに加えて問い合わせることもあるので、電話番号も明記するよう求めている。(これまで2回問い合わせがありドキドキしたことがありますので、別の機会に紹介します)

 ・スタート以来朝刊一面に5句を掲載し、今年(平成13年)から二面に移したが採用句数は変わらない。

 ・投句者は30人前後で推移してきたが、川柳ブームを反映してか最近では50人弱に増え、一日平均約40通、170句が寄せられるており、毎日投稿する常連は15人ほどで採用率は3%の狭き門。

(毎日投句する人が15人もいるなんて、と魂消ておりましたがその一人になりました)

採用率についての問い合わせと回答は翌年(平成14年)にも載りましたので、次の機会に紹介します。

~続く~

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武漢では診察よりも視察効き

2020-03-23 09:38:40 | 時事川柳

20日(金)付け紙面の見出し 武漢 意図的患者減か 

現場医師告発 習氏視察時に

 これでテレビのニュースで観た10日に武漢市を視察する習氏のドヤ顔が浮かび、ほぼ同時に句がぼんやりと浮かびました。

 中国政府の発表では、湖北省でこれまでに5万8千人近くが治療を終えて退院し、武漢市では3月中旬に入って1日当たりの新規感染者数が10人以下で推移しており、18日には0人になったそうで、事実なら誠に喜ばしいことで、不眠不休で頑張った医療関係者に感謝したいところですが、頑張っていただいた一人の医師から武漢市の状況改善は欺瞞だとの告発がありました。

 その医師は、習氏の視察以降隔離解除の判断が甘くなり感染者の大規模な隔離解除が始まったこと、外来患者に対する問診が簡略化され感染を確認する検査も停止されたこと、を示したうえで、習氏への配慮から対策成功アピールのため治療中の患者数を意図的に減らしていると指摘しました。

 わが国のトップが『一切関わりない、もし関わっていたなら辞める』と言ったことを糊塗するため、関係者が苦労して文書を改ざんした事件に似ているように思いました。

さて、北上時代ですが1年で通過しましたので次の花巻時代まで進みます。

平成21年度~23年度

・平成21年4月~24年3月までの勤務地は、北上市が1年と花巻市が2年で自宅から電車通勤。

・7時40分頃の電車で間に合うので考える時間は十分、自宅からファクシミリで投句することに慣れたことで成績も上がったが、上位との差は歴然。

・22年は21年までの不調から抜け出し69回で西の関脇に昇進し秀逸を一回頂いたが、東の横綱は132回西の横綱は120回に加え、大関二人も100回以上とハイレベル。

・23年は捲土重来を期すと張り切って迎えたが、年明けから不調のどん底で1月が4回2月は1回で、そのまま3月11日を迎えた。

・当然投句出来ないし掲載も行われなくなりその後何時掲載が復活したのか分からないが、翌年発表された番付によれば東の横綱は99回、西の横綱は95回で私は7回だった。

・私のスクラップはどういう訳か3月6日で終わっており、5回の入選しか確認できず変だと思いながら、スクラップを捲ってみたら11月に2回入選していたが、11月に10回投句した後は再び棄権。

・3月31日をもって退職した24年は3月26日が初入選、4月1日からは本格的に投句を始めた結果63回で東の前頭筆頭に昇進し秀逸も1回頂いたが、東の横綱は116回と約2倍で気の遠くなる目標。

      ~続く~

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コロナにも卒業証書授けたい

2020-03-21 09:16:50 | 時事川柳

19日の紙面で目を引いたのが

離任式 半数超行わず 新型コロナで県内小中学校 

という見出しで、内容は県内の小学校200校(64.5%)、中学校84校(53.5%)が離任式を行わず、修了式も小学校142校(45.8%)、中学校55校(35.0%)が行わないと言うものでした。

 そこから、「新型コロナウイルスの離任式は何時のことやら」と閃いた句が『目途立たぬ新型コロナの離任式』でしたが、さらに卒業式に発想が飛び『いざさらば新型コロナに言いたくて』と入選句が出来上がりました。

 昨年までなら最初に閃いた句だけで良しとし、後の2句を考えることはありませんでしたが、心を入れ替えて沢山投句するようにした成果があがりました。

さて、久慈時代です

平成18年度~20年度

・平成18年4月~21年3月までの勤務地は青森県に接する久慈市で、宮城県に接する一関市から広い県土を北へ大移動する大異動。

・自宅から平均時速60㎞で走っても2時間15分の道のり約135kmを金帰月来の単身赴任となり、職場で新聞を読んでいたのではらちが明かないと定期購読(土日以外は配達してもらう)ことにした。

・幸い職場の隣が郵便局で8時30分までに投函すれば、翌日に載ることも可能だったが盛岡市内で投函する人たちが羨ましかった。

・そんな思いが通じたのか、それまでは葉書に限られていた投句が、ファクシミリでも受け付けていると、件の先輩から教えられたが職場から送信することは控えた。

・8時30分前の投函が間に合わず、コンビニからファクシミリで投句しようとしていたら、コンビニより先にとある書店に複合機が見えたので送信し、料金を聞いたらやや間があって「350円」それはないでしょと思ったが後の祭り。

・新聞を取り時々はファクシミリも使い、張り切って投句を続けるが成績が上がらず、19年は平幕に転落してうだつが上がらない久慈時代となった。

・19年と20年は54回、21年(4月以降は北上市へ電車通勤)は52回と悲惨なもの、この間東の横綱は129回、124回、125回と、その差は絶望的なものとなり、敗因は職務に専念し過ぎたため、としておく。

・特に21年の4月以降は、職務上のミスが続いてその後始末に忙殺され投句を控えることもあったが、それは「こんなことに現を抜かしているからだ」との謗りが聞こえたように感じたため。

・そんななかでも21年に「秀逸」を2回頂いたのは収穫だったが、大きな落とし穴から抜け出せないままの残念な3年だった。

  ~続く~

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